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えるてん!転生したら女子中学生エルフになってて、毎日ツッコミ追いつかないんだけど!?  作者: ひなゆづ
冬休み突入編

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風属性じゃ充電できませんでした

✨新年あけましておめでとうございます!✨

今年も『えるてん! エルフ転生少女の、まほうと休日』をよろしくお願いします!


2026年も笑って、ゆるくて、ちょっぴり魔法な日常をお届けします!

今日も“えるてん!”で、朝からにっこりできますように☀️

(冬休みの午前。湖畔の家はしんと静まり返っている。)


ティナ「ふっふっふ……今日は、完全オフ!リリサは朝からどっか行ってるし、

カレンやリオナも年末くらいは家族サービス中……つまりっ!」


(両手を広げて)

ティナ「自由だーーーっ!!!」


(部屋に響くティナの声。誰もいない。実に平和だ。)


ティナ「久しぶりに一人になれたんだから、思いっきり羽伸ばすぞー!」


(タンスを開けて服を物色するティナ)


ティナ「……おっ、あったあった!」


(取り出したのは、転生直後に着ていた古い作業着。)


ティナ「うわー、これ着てたなぁ……。

ん?……くっさ!? なんかおっさんの残り香がする……!」


(思わず腕を伸ばして距離を取る)

ティナ「……うん、久しぶりに着ようと思ったけどやめよ。

っていうか俺、当時こんな匂い撒き散らしてたの!?」


(苦笑しながら畳もうとした瞬間――)

カランッ。


(ポケットから何かが落ちた。)


ティナ「ん?……スマホ!?」


(床に落ちた黒い端末を拾い上げる)


ティナ「おぉ、お前もこの世界に来てたのか!!」

(しみじみ)

「当時は一日中見てたのにな……。

今はスマホ以上に騒がしい奴らのおかげで存在忘れてたよ……。」


(試しに電源ボタンを押すが、反応なし)


ティナ「まぁ……バッテリー切れだよね。

こっち来てもう何ヶ月も経ってるんだし……」


(しばらく眺めたあと、ティナの目がキラッと光る)


ティナ「……そうだ!リリサなら電気魔法で充電できるかも!

帰ってきたら頼んでみよ!」



---


(夜。夕食の席)


ティナ「なぁリリサ、この“スマホ”に電気を流して充電してもらえない?」


リリサ「すまほ?」


ティナ「えっと、前の世界の道具でさ。

メッセージのやり取りをしたり写真を撮ったりできる便利なやつなんだ。

電気で動くんだけど、今は切れちゃってて……」


リリサ「ふむ……なるほど。

面白そうな機械ね。でも――」


(真面目な声で)

リリサ「電気系の魔法って、この世界には存在しないのよ。」


ティナ「え?でも建国祭の闘技大会でリリサが戦ってたあの魔導士、

雷みたいなの撃ってたじゃん?」


リリサ「それは“複合魔法”よ。

風と土の属性を掛け合わせて、摩擦で静電気を起こすの。

あの雷撃は、土の粒子を風で舞い上げて帯電させた結果。」


ティナ「……うわ、理系の授業始まった。」


リリサ「つまりね――電気は“作る”ことはできても、“制御”が難しいの。

もし私がその機械に雷を落としたら……」


ティナ「え、壊れ……」


(バチッ!!)


リリサ「……こうなるわ。」


ティナ「いや実演すなぁぁぁ!!」


(机の上で、ティナのスマホが煙を上げている。)


リリサ「ふふ、冗談よ。少し魔力を流しただけ。」

ティナ「いや、こっちは心臓止まるかと思ったよ!」


(ティナ、苦笑しながらスマホを見つめる)


ティナ「……でも、なんか懐かしいな。

これ持ってた頃は、ずっと一人だった、

ただ仕事して、帰って寝るの繰り返し……」


(小さく笑って)

「今はさ、くしゃみ一つで爆発したり、トイレで魔道具が暴発したり、

ラメまみれになったりするけど……

こっちのが、全然楽しいや。」


リリサ「ふふ。なら良かったわ。

その世界の“道具”より、この世界の“魔法”の方があなたに合ってるのかもね。」


(ティナ、少し照れて笑う)

ティナ「……でも、電気で充電できないなら……魔力でいけたりしない?」


リリサ「無理ね。

でもティナが“風と土”の合わせ技を習得すれば、

もしかしたら動くかもしれないわ。」


ティナ「ほんと!? じゃあ練習する!」


リリサ「……あなた、土属性の反応ゼロだったでしょ。」


ティナ「ぐはっ……!そうだった……!」


リリサ「つまり、ティナの魔力だけじゃ電気は“起きない”の。

それに……ティナの“風属性”の魔力が強すぎるから、

下手に混ぜたら雷じゃなく“竜巻”になるかもね。」


ティナ「スマホ飛ぶぅぅぅ!!」


(観念してため息)

ティナ「……まぁ、充電は諦めるか。

こっちの世界じゃ、これもただの“思い出の欠片”だな。」


(リリサ、少し柔らかく微笑んで)

リリサ「でも、動かなくてもいいんじゃない?

ティナが笑ってるなら、それが“今の電源”よ。」


ティナ「……なにそれ、名言っぽい!」

リリサ「ぽい、じゃなくて名言よ。」

ティナ「いやちょっと恥ずかしい!」


(そんなふたりの笑い声が、静かな夜に響いた。)


次回【久々のスケベ獣再登場!】

本年も『えるてん!』をよろしくお願いします!

ブックマーク・評価・感想が、ティナたちの魔力(=作者のやる気)になります✨


それでは――

今年も“えるてん!”と一緒に、笑顔でスタートしましょう


☀️本年も毎朝6時更新!

あなたの一日に、ちょっとした魔法と笑いを。

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