それぞれのクリスマス・イブ(カレン、リオナ回)
※ティナのクリスマス・イブは「【クリスマス特別編】雪とティーカップと、ミニスカサンタ」をご覧下さい♪
『えるてん! 』は
毎朝6時に更新中!☀️
通勤・通学、朝ごはんのお供に
ティナたちのほのぼのな一日をどうぞ♪
今日も“えるてん!”で、ちょっと笑顔になれますように✨
(冬の夜。星の瞬く空の下、街には光が灯り始めていた。
どこからか鐘の音がかすかに響き、人々の笑い声が遠くで溶け合う。
12月――それぞれの想いを胸に過ごす夜が、静かに始まろうとしていた。)
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12月23日。ホワイトロック家
(カレンの部屋。ベッドの上でゴロゴロ転がる)
カレン「(明日はクリスマス・イブかぁ……
街ではカップルたちがデートしてるんだろうなぁ。
いいなぁ〜。あたしも誰かと――いや、ティナと……?)」
(枕に顔をうずめて足をバタバタ)
カレン「(ティナ、誘ってみよっかな……でも、クリスマス・イブに誘うってデート誘うみたいだし!
そんな勇気あたしには……
……でも、もし明日二人きりになれたら……♡)」
(妄想が暴走。耳まで真っ赤)
カレン「やっぱり明日、誘うだけ誘ってみよ!」
カレン母
「カレンー!晩ごはん出来たわよー!」
カレン「はーい!」
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(夕食中。食卓には湯気の立つ鍋)
カレン母「明日ね、お母さんもお父さんもお休み取れたの。
だから三人で外食しましょ?」
カレン「え!? 明日!?」
カレン母「ええ。カレンの好きな焼肉食べ放題のお店、予約取っといたのよ♪」
カレン「(焼肉食べ放題!?やばい!食べたい!
……でもティナとも出かけたい……あたしは、どうすれば……!)」
カレン母「クリスマス・イブだから特別にデザートも食べ放題コースにしといたわよ。」
カレン「(っ!デザートも……だと……!?)」
(カレンの頭の中に、ティナと焼肉の天秤が浮かぶ)
ティナ ←→ 焼肉(+デザート)
(数秒の沈黙の後)
カレン「(ごめんティナ。食欲には勝てんかった……)」
(その夜、カレンの部屋の灯りは遅くまでついていた。
明日の服を考えるわけでもなく、ただ天井を見上げて――
「やきにく……」と呟いていた)
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12月24日 ヴァレンシュタイン邸
(王都、近隣の街、そして魔王国の名家たちが集う盛大なクリスマスパーティ。
煌びやかなシャンデリアの光がホールを照らし、
銀食器の音と穏やかな音楽が響いている)
(リオナは白のドレスに身を包み、手にしたグラスを優雅に傾ける。
中身はワイン──ではなく、ぶどうジュースだ)
リオナ(微笑みながら)
「あら……あちらにいらっしゃるのは――シャルロッテ様ではございませんの?」
(ドレスの裾をつまみ、ゆっくりと歩み寄る)
リオナ「ごきげんようですわ♪シャルロッテ様。」
(シャルロッテはおっとりと会釈)
リオナ「昨年のクリスマスパーティ以来ですわね! お久しぶりで嬉しいですの♪
え?昨年より表情が明るくなったですって?
まぁ♡ありがとうございます!
実はわたくし、今は学校に通っておりまして。
お友達がたくさんできたおかげで、毎日が本当に楽しいんですのよ♪」
リオナ「シャルロッテ様もその赤いマニキュア、
とっても似合ってますわ♪」
シャルロッテ「……///」
(穏やかな空気が流れる――が)
???「リオナ!見つけましたわよっ!!」
(ド派手な赤のドレスを揺らして登場する少女――ルシル。
相変わらずツンツンした瞳に炎を宿している)
リオナ「ルシル様!ごきげんようですわ♪」
ルシル「ふんっ……シャルロッテなんかと話してて楽しいのかしら?
そんな無口な子より、わたくしと一緒にいた方がいいじゃない。」
(顔を少し赤らめながら、ぷいっとそっぽを向く)
リオナ「ルシル様!シャルロッテ様は無口なんかではありませんわ!
とても優雅で、気品にあふれたお方ですのよ!」
ルシル「なっ……なによ! またわたくしに楯突こうっていうのかしら!?」
リオナ「そうですわね……
ここはまた、“貴族の誇りをかけた高貴なる戦い”になりそうですわね!」
ルシル(にやり)
「ふふっ……面白いじゃない。
今回は“ソファ・オブ・ノーブルズ”で勝負ですわ!」
リオナ「望むところですわ!」
(二人の視線がバチバチに交錯する)
シャルロッテ「(あわわ……)」
(パーティ会場の片隅で、
きらびやかな笑い声とグラスの音が響き続ける――)
――こうして、今年のヴァレンシュタイン家クリスマスパーティも
無事(?)に平和のうちに幕を閉じたのであった。
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(夜は更けていく。
ティナはミニスカサンタコス、カレンは焼肉を堪能し、
リオナは貴族たちと笑い合いながら。
それぞれの場所で過ごす静かな夜。)
――同じ星空の下、少女たちのクリスマス・イブは
それぞれのきらめきを放っていた。
次回【年末大掃除、黒歴史と共に】
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