春風、瞼をおとす。
春の詩集
〜1〜
花の散りぬ
麗はしと云う中
一人遣る瀬無しと笑ふ
〜2〜
園生の脇 佇む桜木
童、道逸れ
草共と童謡唄ふ
〜3〜
スタンドに照らされし 覚束なひ陰影
息は白く 手はかじかむ
〜4〜
春の梢に鈴つけて
風吹く度 音を眺める
題の意
皆様ご機嫌は如何でしょう
私も猫のように腹を空に向けて何も考えず寝たいものです
そんな憎い春風を題にするのはいささか不本意ですが
それでも春の昼寝とは心地の良いもので人生の癒やしであります
皆様も限りある人生の中の"春"を楽しみください
光陰矢の如しとはよく言うものです
ご機嫌よう