表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
転生なう ~守護霊なう in ボーナスステージ~  作者: 宇龍地
第二章 ギルドと魔族と遺跡
21/34

報告

 南の魔族に対する懸念が仮初とは言え払拭され、目下の問題は北の湿地帯に出現した遺跡・・邪神の祭壇である


 魔法ラジオを応用した緊急通信装置を街道に配置し、情報漏えいしても問題ない情報だけを交換する仕組みを作り上げると、次は暗号表を作る

 これに因って何か傍受されてまずい情報などがあっても簡単な連絡に使えるのだ


 暗号の例としては


 『王都の妻の様子はどうか?』=『調査隊が危険に見舞われている、応援求む』

 『今年の収穫は大丈夫そうかい?』=『調査の為の増援が欲しい』


 等だ


 異邦人のおかげで「電気通信」の概念も広まってきたし、均一な長さの銅線を作る技術も伝わった・・・そのうち電信用の配線を広めるのも良いだろう

 ・・・何より傍受できないしな


 一応魔法ラジオの受信機では受信でき内容にチャンネルを変えてるから、現在の通信網でも大丈夫は大丈夫だが、こっちはこっちで音の劣化という問題がある

 「電信」は所謂「トン・ツー」程度であれば劣化の心配が無いので、後はモールス信号を教えるだけの簡単な仕事だ

 信号を紙に起こすのもそう言った事の専門家がこちらに来ているので難しくも無い


 そう、異邦人の来訪に因って今この世界は技術革新が激しいのだ


 その内近代兵器が配備されても不思議が無いな・・・

















 「調査隊より書簡が届いております」

 「書簡とはまた穏やかじゃないな」


 しかも俺宛かよ


 俺は異邦人全体の恩師のような立場である為、何かこの世界に影響のありそうな事等はまず俺に伺いを立てることがある

 書簡で来るということは、その内容が他に知られてはまずいかもしれないという事なんだろう・・・ご丁寧に封蝋までされている


 この封蝋は・・・薄羽か


 内容は祭壇の機能が失われているという報告だった

 手紙によると、内部の自動修復機能はもとより魔方陣も全く起動していないようで、俺が前に教えたような内部の石碑や隠し通路は発見したようだが祭壇の部屋などに入り込んでいた小動物がモンスター化する等という事はなかったようだ


 「なるほどなぁ・・・」


 自動修復機能に関してはエネルギーの供給源が経たれたと見るべきだろう

 あの迷宮にはすぐ近くに何か大きな魔力源があったようだという話だった・・・それがフィアリアースのみのものであれば、それを利用した機能は当然失われる


 魔法陣に冠してはもっと簡単だ

 魔法陣はその世界の理を描画することでその場に現象を施す物・・・理が異なれば発動のしようが無い

 フィアリアースとこの世界では同じ様に魔法が使えても発動までのプロセスが異なる

 つまり、改めて内容を理解した上で書き直すだけの知識がなければ魔法陣を復活させることは出来ないのだ

 ましてや誰も手をつけて居ない状態で自動修復も無く世界を渡ってきた・・・何かの衝撃で魔方陣自体が壊れてた可能性もあるだろう

 暫くは安全だろうが、念のため魔法陣自体を壊しておいたほうが良いかもしれない


 更にもう一つ報告があった

 フィアリアースの通信機が発見されたのだ


 まさかと思っていたが、入り口の件もありありえないことも無いとも思っていた・・・この遺跡は恐らく俺が関わった世界線の遺跡だ

 遺跡から発見された通信機は遺跡際奥部から地上までの中継機も含めてかなりの数が見つかった・・・今後この世界で電気的な音声通信が出来る可能性が出てきた


 とりあえず、遺跡の件はどうにかなりそうだ。

 後はこれに対して返事を・・・めんどくさいから緊急通信で良いか


 「調査隊の護衛についてるウスハ・ミキ宛に緊急通信を送ってくれ」

 「かしこまりました、内容は?」

 「そうだな・・『近況は了解した、ターマが会いたがってるから帰ったら顔を見せに来てくれ』と」

 「解りました」












 ちなみに意味は『ターマが会いたがっている』=『危なそうな物をぶち壊しておいてくれ』だ

遺跡の件はこれにて完了・・・のはず

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ