1 私は、生きるんだ。
ワイルド・ワイルド・ワールド
私は、生きるんだ。
そこには広大な自然の広がる世界があった。
眩しい太陽がゆっくりと地平線の彼方からのぼってくる。
……、長かった夜が、明けるんだ。
私は思わず、涙を流した。
なんだろう。
この気持ち。
どうしてこんなに、私の心は震えているんだろう。
今、私の心の中には勇気があった。希望があって、……、とてもあたたかい愛があった。(それは、嘘や強がりじゃなくて、本当の、本当のことだった)
世界が明るくなる。
太陽の光が、私の体を照らしてくれる。
風が、遠くから、吹き抜けている。
私の心の中まで。
私は涙を指先で拭った。
そして、……、笑う。
「さあ、冒険を始めよう」
そう言って私は大地の上を駆け出した。
自由だ。
ここには、すべてある。
きっとここで、この世界で、私は、なにもかもを手に入れることができるんだ。
私は「ぴゅーー!」と指を咥えて口笛を吹いた。
すると、近くで遊んでいた相棒の空を飛ぶ白き神獣の子供、フラウが白い翼を羽ばたかせて、空を飛んでやってくる。
私は笑顔で、思いっきり飛び上がって、フラウの背中に飛び乗った。
私はフラウと一緒に空を飛んでいる。
世界に朝がやってくる。
新しい朝だ。
そして、夜明けの眩しい光の中で、少女、エッダの冒険が始まる。




