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49話 武辺者の女家臣、娘が出来る

 白猿騒動の翌々日。


 バンッ! 執務机を強く叩き、唸るような声が響く。


「アニリィ、お前は——飲み屋でまた大立ち回りを演じたんだってな!」


 領主ヴァルトア・ヴィンターガルテンの雷鳴のような怒号に、部屋の空気が凍りついた。怒られている本人、アニリィ・ポルフィリはというと壁際の床に正座させられ、どこか気まずそうに視線を泳がせていた。頭には包帯、左肩には打撲の湿布が貼られ、身体中から酒臭い空気を微かに漂わせていた。


「ええっと――はい。討伐任務の帰りに。ちょっと一杯のつもりで飲んで、いつの間にやらハシゴ酒っと。ちょっとだけ記憶が飛んでしまいまして」

「ちょっとどころじゃないでしょ!」


 割って入ったのはメイド長のオリゴ。彼女は手元の記録帳を開き、冷静に読み上げた。


「件の飲み屋『赤月亭』にて、アニリィが大声で『私の頭で鏡割りをするわよ!』と叫び、酒樽に派手に頭突き。結果、樽二つを破損、そして酒樽に頭を突っ込んで酒を飲み、店主は腰を抜かしたとのこと」

「あ、おいしかったです――!」


 アニリィは言い訳のように手を挙げたが、オリゴの冷たい視線は緩まない。そこへ、もう一人の冷静担当——文官長のトマファが書類の束を机に置いた。


「その樽二つ分は売り物になりませんということで損害に関する請求書一通、看板娘のお尻を触ったという被害届一通、騒ぎを聞きつけた官憲の公務を妨害した報告書一通、そして『あの女勇者を出入り禁止にしてほしい』という署名付きの請願書が一件、計4件です。損害額や飲食代は大した事有りませんが、ちょっと度が過ぎてますね」

「――あ、お尻の割れ目にそって触ったらビンタされました、あはは」


 アニリィの乾いた冗談は、誰にも拾われなかった。ヴァルトアは椅子に身を沈め、目を覆ったまま深く息を吐いた。


「お前さぁ――部下を育てるのも上手いし、メリーナ姉さんも『アニリィちゃんが手伝ってくれたから今期の訓練隊は仕上がってるよ』って言ってくれてる。あと、剣技や喧嘩も強いのは認めるが、その自覚がないまま暴れるのは領地にとっては害悪だ。いい加減、自分の立場ってものを……」

「わかってるよ、わかってるってば」


 アニリィは小声でぼそっと呟く。だがその声には反省というより明らかに“面倒ごとが増えたな”という色が強かった。だがそれ以上の“面倒ごと”はこの後、彼女の頭上に本格的に降ってくる。


「……というわけで、今回の顛末書はこれに書いて提出してもらう事にして」


 トマファが冷静に書類を差し出すと、アニリィは「あー」と呻きながら受け取った。そのときだった。


「ところでヴァルトア様」


 オリゴが、どこか空気を変えるように切り出した。


「例の『クラレンス伯からの書簡』を、今、アニリィの前で読み上げますか?」

「え?」


 アニリィが怪訝そうに首をかしげ、ヴァルトアは深いため息をついて頷いた。つい先ほどエラールからの速達便で届いたのだが、クラレンス伯から持ち込まれる話に碌な事が無い事は誰でも知っている。――たまにトマファ発掘という快なる哉もあるが基本は碌でもない。――そしてクラレンス伯本人もメイドを見れば尻を触るような人間だ。オリゴに至っては近くにいるってだけで表情がゆがむ。


「ロクでもない話だが大事な話だ――とりあえず読み上げてくれ、トマファ」

「はい。――すごく嫌なんですが。では読み上げます」


 トマファが開いたのは金糸で縁取られた、無駄に豪奢な封筒だった。中から出てきたのは香水の匂いすら立ちのぼる書状。だがその内容は、見た目の上品さとは真逆の――。


「我が友ヴァルちゃんへ。ご機嫌いかが? いやあ、最近のキュリクスの噂は都にも届いてるよ。蛮族掃討、農政改革、スパイの亡命手助け! 大活躍じゃない!」

「勝手に“友”にするな……」


 ヴァルトアが眉間を押さえた。トマファは咳払いをして続ける。


「さて、そんなキュリクスにぴったりの話があってね。王宮から怒りを買って粛清された頼子の在郷貴族アンガルウ家の娘が、いま8歳でね。才色兼備とまではいかないが、なんというか、育てがいがあるのよ!」


 アニリィの眉がぴくりと動いた。

 確か伯爵家の一つが奥宮の不興を買い、所領を大幅に削られる減俸処分が発表された。あちこちで下級貴族の頼子を囲っては勢力拡大を狙っていたが、減俸となれば頼子たちは離れていく。そのうちの一つがキュリクスの近くに所領を持つ準男爵アンガルウ卿というわけだ。

 トマファはヴァルトアの表情を確認するが、眉間を抑えながら静かに頷いたので彼はそのまま読み上げた。


「そこで提案。領地運営の支援、拡大も兼ねて、未来の側室候補として迎えてはどうかな? ヴァルちゃんの好みに育てれば十年後ムフフ、楽しめるよ! ハハハ!」


 トマファが読み上げ終わった瞬間、室内が凍りついた。

 そして——


「やっぱ言ってる内容がもろ変態じゃねぇか伯爵ぅぅぅぅうううう!!」


 ヴァルトアの怒声が再び炸裂した。椅子が軋み、机の上のペン立てがひっくり返る。アニリィを叱りつけるよりも強い声を上げた。


「側室!? しかも8歳だぞ!? どういう神経してんだあのスケベ!!」

「――あの、何度聞いてもマジで気持ち悪いです。キモいじゃなく気持ち悪いです。法律的にも倫理的にもアウトです」


 オリゴが断言する。


「最後の一行、『ヴァルちゃんの好みに育てれば』ってのがキモさを倍加してますよね。娯楽小説でもこんなキモさはありませんよ、リ●ちゃん(ピィー)の読書部屋で突き上げ食らう作品は別ですが」


 トマファも珍しく強い口調で言い切った。


「え、ちょっと待って。あたしに側室話?」


 アニリィが自身を指差す。


「まさか、あたしのこと気に入ってたとか……」

「違うわぁぁぁぁぁぁぁ!!」


 ヴァルトアの絶叫が響いた。


「お前が養女として育てろって話だ!! あの子を! こっちに送られてくる子を!」


 沈黙、――そして。


「なにそれ、めんどくさ」


 アニリィが脱力して床に座り込む。その彼女が板張りの床に長時間正座してても崩れないのは、それだけ色々やらかしている証左だ。


「つまりお前が今までのやらかしを『人材育成』で返してもらうってことだ」


 ヴァルトアが額を押さえて疲れたように言った。


「まさか養女を押しつけられるとはね……」とアニリィが呟いたとき。


「名前、なんだったっけ……アンガ……アンガルウ家の、娘……」


「ルチェッタ嬢、ですわ」


 オリゴがすっと答えた。


「立派なお嬢様だとクラレンス伯の文面からは読み取れました。まぁ、あの伯爵の文面で“立派”という評価が妥当かは、深い疑問が残りますが」

「一抹どころじゃない不安を感じちゃうね――」


 アニリィは床の上で完全に足を崩して天井を見つめて小さく呟いた。だが、その“不安”はまだ誰も予想していない方向からやってくるのだった。


 *


 数日後の午後。

 領主館の応接室に、ひときわ場違いな気配が漂っていた。そこにいたのは金色の巻き髪に青生地のワンピースにフリルたっぷりのエプロン、足元にはなぜか冒険者風の革ブーツを履いた小さな令嬢——ルチェッタ・アンガルウ、8歳である。


「ごきげんようヴィンターガルテン卿。わたくしの身請けを承諾して頂き光栄ですわ!」


 彼女は小さな胸を張り、完璧な貴族式の挨拶を披露する。


「わ、わりとしっかりした子じゃん」


 アニリィは思わず身を乗り出して小さな姫君を見た。「お行儀よく、礼儀正しく、良家の育ち……クラレンス伯の書簡が当たってたなんて、珍しいじゃん」


 だが、それは“外装”にすぎなかった。ルチェッタはきゅっと口元を結び、ヴァルトアに堂々と宣言した。


「わたくし、将来はヴァルトア様の側室になりますわ!」


 沈黙。ヴァルトアは椅子の背もたれごと仰け反り、アニリィは盛大にお茶を噴いた。


「え、ちょ、待って、誰からそんなことを!?」


「ヴァルトア様、クラレンス伯様から伺っているのではなくて? 父様からもクラレンス伯からも『側室っていうのは大事な任務で、賢く美しく振る舞えば主君の心を支えられるんだ』って!」


「あいつといい、アンガルウ卿といい――本当に教育に悪いスケベ共だな!」


 トマファは思わず天井を仰ぎつつ小声で言い、オリゴはノートに「クラレンス、やはり教育上有害」と書きつけた。しかしそんな周りの様子なんか顧みずルチェッタは話を続ける。


「そして将来、ユリカ様から“正室”の座をいただくんですの!」


 その瞬間、応接室の温度が一段と下がった気がした。


「――本当にこの子、意味わかって言ってるの?」


 アニリィが眉をひくつかせる。


「もちろんですわ! ヴァルトア様は統一戦争の英雄、わたくしは英雄譚が大好きなんですもの。戦場で抱えながら病気の想い人を思って叫ぶなんて……ロマンですわ!」


「どんな趣味の悪い英雄譚読んだんだお前……!」


 アニリィが呆れる暇もなく、ルチェッタはふっと彼女に視線を向けた。


「それにしても――あなた。お肌、少し荒れてませんこと? 頬のあたりや隈とかくすんで見えますわよ。お酒のせいかしら?」


「ッ……!」


 アニリィの肩がビクリと跳ねた。手が無意識に頬を覆う。


「な、なんでそんなこと言うのぉ――! ちょっと盗賊討伐戦で日差し浴びただけなのに――」


 ソファに小さくしゃがみこんで、うずくまるアニリィ。実はアニリィ、お肌の事を言われるとけっこう凹む傾向がある。


「わたくし、正直者ってよく言われますのよ」


 涼やかに言い放つルチェッタ。悪意がないだけに余計にタチが悪い。だが事態はさらに悪化した。オリゴが優雅に紅茶を注ぎながら微笑んだのだ。


「それよりルチェッタ様。初等学校への入学手続きはこちらで進めますね」


「結構ですわ! それよりメイド風情がわたくしに偉そうに指図しないでくださる?」


 ピシャリ。瞬間、場の空気が変わった。アニリィもトマファも目を丸くする。ヴァルトアのまばたきが止まる。オリゴは笑ったまま微かに首をかしげた。


「まあ――ご挨拶ね」


 その笑みに、ルチェッタの背筋が僅かにこわばる。だが令嬢は引かない。


「わたくし、あなたたちみたいな“よわっちぃ女ども”は嫌いですの。戦場で血を流す勇気もなく、男に頼ってわたくしに偉そうな顔をするなんて情けないですわ」


 ヴァルトアが「あのな……」と口を開きかけたその時、アニリィが立ち上がった。


「おい小娘。あんた、完全に相手を見誤ってるよ」


 その声は低く、珍しく怒気を帯びていた。「ついて来な、あなたが寝泊まりする部屋を教えるから」


 ルチェッタは小さく鼻を鳴らすとソファから立ち上がり、カーテシ―をしてヴァルトアに言った。


「このデカ女が小生意気にも案内してくれると言うのでここで失礼致します。また、何かございましたらいつでもお呼びくださいませ。――夜伽でも構いませんわ」


 *


 ルチェッタが案内されたのは、領主館隣の宿舎の二階。アニリィの部屋のすぐ隣にある小部屋だった。


「ここがあなたの部屋よ、私は横にいるし、反対側には文官のクラーレっちの部屋もある。下階にはトマファ君もいるわ。あなた、しばらくはここで寝泊まりしてもらうわよ」


 アニリィが鍵を手渡すと、ルチェッタは派手に舌打ちをする。


「ずいぶん質素な部屋ですのね。まあ、庶民のあなた方にはこの程度がちょうどいいんでしょうけど」

「庶民――まあ、それはいいわ」


 アニリィはため息をついた。ちなみにアニリィ自身も在郷貴族の娘だ。実家を継いだわけでもないし、むしろ出奔しているため庶民と言われても反論は出来ない。それを言ったらルチェッタなんて在郷貴族とはいえ完全に没落家だし、実家を継ぐ予定もない。


「あと、私はあなたを育てろとヴァルトア様から命じられてる。あなたの意志は尊重するつもりよ。だけど初等学校に行くか、アビトゥア(卒業資格試験)を受けて認定を取らないと、将来は何もできないわよ?」


「いいえ、わたくしはヴァルトア様の側女として剣の腕一本で生きていきますの。学校なんて時間のムダですわ!」


 そう言い切るルチェッタに、アニリィは数秒だけ沈黙し、それから静かに言った。


「剣の腕一本で生きていくのね。わかった、本気でそう思ってるならついてきなさい」


 そしてルチェッタを連れていった先は、領主館近くの練兵所だった。



「ふん。ここが、剣を振る“本物”の戦士たちの場、ですのね?」


 ルチェッタは腕を組み、目を細める。訓練場では教育訓練隊の面々が黙々と模擬戦を繰り広げていた。地面に立つだけで空気が違う。訓練生たちの鋭い視線、汗と土の匂い、踏み鳴らされる足音、そして短槍同士が叩きあう音。


「なーんだ、揃いも揃って“お遊戯”をやってるじゃありませんの。ふふ、まずは手始めに誰と模擬戦でも?」


 そのとき、アニリィとルチェッタの背後からぴょこっと顔を出したのは、小柄な少女だった。


「お? こんにちわー♪」


「――は?」


 ルチェッタが露骨に顔をしかめる。背格好は二人とも同じぐらいで、声を掛けた少女は軍服姿で左腕には『指導』と書かれた腕章が、左胸には鷹と剣百合(フ・ラ・ダリ)の小さな十字勲章を付けている。しかし腰から下げているのはどう見ても靴ベラだ。


「なにこのガキ? ねぇアニリィとやら。まずはこいつと手合わせすれば良いのかしら? 私の腕前、見せてあげますわ!」


 その瞬間、彼女はドレスの脇から銀色のダガーを抜いた。

 アニリィが止めるよりも早く——


「あら?」


 その“ガキ”、つまりメリーナがくるりと回り、手にしたのは……靴ベラ。が、ルチェッタの視線がそこに止まることはなかった。彼女は靴ベラを構えて立つ姿をを見た瞬間、背筋がピンと伸びて、足がすくんだ。


「……っ」


 この一瞬で冷たい汗がルチェッタの背を伝う。靴ベラを構えたメリーナの瞳は獣のように鋭く、そして冷静だった。表情はにこやかでも溢れ出る気配は完全に“狩る者”のそれだった。


「私の前で剣を抜いちゃった? ――マジでシメるよ?」


 その言葉にルチェッタの腰が完全に抜けた。


「ひ、ひいぃ……」


 へたりと尻餅をつくルチェッタ。その目の端には周囲の訓練兵たち——とくにネリスとクイラが映っていた。目の下に隈を刻んだネリスはわざと重く作られた訓練用の短槍で連撃を繰り返しているし、相対するクイラが無表情のままその連撃を軽くいなしていた。まるで顔が死んでいる。卒業試験の成績で配属先が決まるため、試験直前の狂気が溢れている。他にも短剣を模した棒を持ちながら、かかし相手に殴ったり斬ったりの練習をするレンジュとカタラナ。ポリーナとモリヤも目をらんらんとさせて負けペナルティの腕立て伏せ中だった。


「あ、あの、ここって本当に訓練隊なの?」


 声が完全に震えていた。


「ルチェッタが希望したら、訓練隊のお姉さんたちも“お遊戯”のために胸を貸してくれるわよ?」


 アニリィがにっこりと囁く。


「む、無理です! 帰りますっ! この人たち本当に怖いです!!」


 ルチェッタは叫んで立ち上がり、半泣きでアニリィの影に隠れる。そんな彼女の頭をぽんと叩いたのは靴ベラを腰に差し戻したメリーナだった。


「やれやれ、みんなあなたの心無い一言、ちゃーんと聞こえてたんだからごめんなさいして回ろうね」


「――はい」


 消え入りそうな声だった。

 アニリィはその様子を見て、ふっと肩の力を抜いた。


「ありがとうございます、姉さん」

「いえいえ♪」


 そしてルチェッタは初めて知ったのだった。この館で“女”と“強さ”を甘く見るとどうなるかを——。


 *


 数日後。晴れた朝、キュリクスの初等学校の教室で小さな騒ぎが起きていた。


「私はこのたび、アニリィ様の側室となるべくキュリクスへ参りました、ルチェッタ・アンガルウです!」


 真っ黒な制服に袖を通したルチェッタが、朗々と名乗りを上げた瞬間——


「え、今なんて言った!?」「側室って何!?」「おい先生、スケベな言葉言ってるぞ!」


 周囲の児童たちがざわつき、混乱が起こった。教師たちは「ちょっと待ちなさい、ルチェッタさん」と慌てて制止に走る。その騒ぎは学校を突き抜けて領主館にも届いたと言う。



 ヴァルトアが腕を組みながら、報告書を読んでいた。


「アニリィの“娘”が学校でいきなり騒ぎを起こしたんだってな」


 隣で控えていたオリゴが微かに肩をすくめて答える。


「アニリィの“娘”ですから」

「うん――だよな。もう、あいつに任せてやるとするか」


 ヴァルトアは諦めたように頷いた。


 こうして、女武官アニリィと跳ねっ返り少女ルチェッタの奇妙で賑やかな『育てる側と育てられる側』の戦いが幕を開けた。——領主館の未来が、また一つ不安になった気がする。



 なお後日。


 ルチェッタが『側室』『夜伽』という言葉の本当の意味を正しく知ったのは、ユリカに厳しく詰め寄られたときだったという。その日の夜、ルチェッタは布団の中で「もう、わたくし恥ずかし死しちゃう――」と呻いてたそうだ。小さな黒歴史は誰にも見られぬようしっかりと心の奥底に封じ込められた。


 もちろん生徒たちも空気を読んでその話題に触れることは無かった。――まぁ30年ぐらい経って同窓会で誰かが暴露してルチェッタが再び赤っ恥をかくんでしょうけどね。


ブクマ、評価はモチベーション維持向上につながります。


現時点でも構いませんので、ページ下部の☆☆☆☆☆から評価して頂けると嬉しいです!


お好きな★を入れてください。




よろしくお願いします。




作者註

街で恐喝や暴行などの悪さばかりするローティーンの子たちに『刑務所で(きっと)残りの人生を過ごす極悪収監者と面談する』ってアメリカのドキュメンタリーを見ました。(たぶんYouTubeだったかな?)

番組冒頭ではカメラの前でイキッて『そんな奴ら、私が締めてやるわ!』とか言ってた子たちも、リアル極悪収監者の恫喝にビビッて泣き崩れる子、逃げ出す子、黙りこくる子たちばかりでした。そして収監者に『君たちもナメた人生送ってると、こうなるぞ』と語るって番組でした。


――どこまでが本当でどこからが演出かは判りません。面白いと思ったので参考とさせていただきました。

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