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モノクロームの騒音

作者: 山田 タクミ
掲載日:2020/09/11

かなり、短いですが、よろしくお願いします。


冬の朝方

小鳥の囀りが僕らの終りを街中に響かせた

身を刺すような冷気が中まで凍えさせようとしている


「ブォーーーン」

「ガチャ」

エンジン音と共にゴミ回収作業員がトラックから降りてくる

作業員は、あまり言葉を発する事なく黙々と自分に与えられた仕事をこなしている

テレビやタンスそして自転車

元々は持ち主が必要と思われて買った物が数年もった物もあれば数日で少し壊れただけで棄てられた物もある。

壊れた物を修理すれば良いだけなのかもしれないが

やはり、人は新しく性能が良いものに魅力を感じるようだ

それが悪いとは思わないし、、、

そうしなきゃ新しい何かは生まれないかもしれない

きっと、そうやって今日より明日って良い暮らしを作っていってるのかも知れない。

ーーー

トラックの荷台に乗せられ

郊外の廃棄物処理施設へ運ばれる

いらなくなれば捨てる当たり前のこと

街の景色はもう、朝日が朝方のモノクロに色を与え

無条件に微笑みを振りまき役目を終えると静かに見慣れていた風景に溶け込んでいった

高速道路を抜け暫くすると

大粒の雨が僕らをさらに腐らせ、錆びさせ、傷口を広げていく

ただ、無常、ただ


1時間程度で

廃棄物処理施設に到着

イノチがあった物が次々に砕かれていく

感情とはなんだかわからないが

持ち主だった人の顔を思い返してみると

色んな声や誰かに向けて怒りをぶつけたり泣いたり

誰かと喜びを分かち合ったり

そんな姿が今頃になって

懐かしく思う

また、違う形で逢えたらいいね・・・

轟音と共に砕かれていく

ただ、ありがとう と・・・

















今、使っているモノや、今捨てているモノが

もしかしたら、昔使っていた物の生まれ変わり

かもしれないと思いかきました

リサイクルって言われるとそこまでですが

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― 新着の感想 ―
[良い点] 面白い視点だなと思いました♪ 引っ越しなどで処分したものが 巡りめぐって近くになんらかの形で戻ってくる可能性だって今の世の中ありますよね! リサイクルにもストーリーですね(* ´ ▽ …
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