特別授業前と私
一般的な礼儀作法に、緊急事態における対処の方法、一般人救護・避難誘導の仕方等など、
私たち新米騎士は学ぶことが沢山です。
私は今まで知らなかった色んな事にわっくわくが止まりません!
それに、なんて言ってもですね?
魔力の強かった人を集めての…特別魔法講座があるんですよ!!!
魔法!なんて素晴らしい響きーーー
指定された教室にいくと、中に居たのは
「ウィルネイト様お久しぶりです」
私の天使、ウィルネイト様でした。
「久しぶり、スノー。試験以来だね。同じ騎士だからもっと会えるかと思ってたけど」
「中々会えませんでしたね。まさか講義が男女別あ、でもこの特別魔法講座はウィルネイト様も受講するんですよね?なら暫くはご一緒できます」
「あぁ、そうだね。ーーーねぇスノー少しだけお願いがあるんだけどいいかな?」
「はい、なんでしょうか?ウィルネイト様のお願いなら何でもですよ!」
「そのね?『 ウィルネイト様』っていうの辞めて欲しいんだ。だって同僚だろ??僕とスノーは同じ騎士。そこに身分の差はないんだから」
そんな事言われると思ってませんでした。
身分の差は…ありますよ!だって私は騎士という身分を手に入れましたが、そーは言ってもただの騎士!ウィルネイト様は侯爵家の方ではありませんか!!
私が困惑していると
「ウィルって呼んでみて?僕と親しい人は皆が僕をウィルというから、ね?」
顔をずずいっと近ずけて……やめてください、
貴方のお顔はキラキラ眩しいのです。
「う、、ウィル、、さまぁ!」
「惜しいっ、もうちょっとだったのに。まぁちょこっと砕けたしそれでもいいけど?早く僕をウィルって呼んでね?スノーレイ」
「は、はぃ……」
コンコンコン
教室のドアが叩かれた。
「いい加減入ってもいいでしょうかね?イチャイチャな空気に突入するのをはばかられました」
いっ!イチャイチャなんてしてませんよ!何を言うんですか!!!
「さて、双方着席してください。この講座を受け持つのは第8番騎士団隊長のレスター、私が受け持ちます。ここへの出席は前試験で魔力値が異常をしめした、ウィルネイト・ヴォルフガング君とスノーレイ嬢の2人となります。まずは、ウィルネイト君、君はあの試験で石を1部しゅいろに染める程の魔力値を示しました。」
おぉお!流石です!!さっすがウィルネ…ととと…ウィル様です!!
「あの石を赤く染めれるのは魔力値の高さを示して居ます。1部とはいえあんなに赤く出来たのは素晴らしい!君は1部の属性で他の追随を許さない程の素質があるのです。精進するように」
「はい、ありがとうございます」
「さて、スノーレイ嬢ですが、、君については禁則事項扱いになっているので魔力値が高かったとだけ発表しておきましょう」
んんん?なんですかそれ?
「いいですか?スノーレイ、君は自身の強さ故にアホ共に付け狙われて居ます。これ以上の狂信者を増やさない為にも、この講義自体も秘密裏に行うものとしますので、他言せぬよう」
「狂信者って…大袈裟ですね」
「スノーレイ、君の事を男性騎士らは影でこっそりと白の戦乙女なんて呼んでいるのですよ?変な宗教の神に祭り上げられたくなければ大人しくしていてください。わかりましたね?」
レスター様の迫力に押されまして、思わず全力で首を振りました。
「さて、仕切り直して授業を致しましょうか!」
さあ!魔法の授業ですよ!!!




