3次試験の始まりと私
2次試験を経て次で最後の3次試験です!
私はトラブル?のせいで試験ギリギリに会場に滑り込みました。
そこはコロシアムみたいな場所で、広い空間に長方形の石造りの舞台が数個ありました。
周りには試験を突破してきた強者ぞろい…皆さん強そう、凛々しいお顔ですね。
3次試験の内容は先程通達されまして、、
「ここに集められた98名で戦い合ってもらう。お前たちの試合の様をみて合否を決める。例え負けたとしても、落ちるとは限らないので悔いの無いよう全力で挑むこと」
「「「はいっ!!」」」
力強い返事が周りに響きます。
「そして、今から名前を呼ぶ10名は別試験となるのでこちらに来るように」
別試験を受ける人がいるんですね。。
ふーん。10名で…あれ?
なんか最近この数字を聞いたような??
名前の読み上げが始まり4名程が呼ばれた所で
「クレイワート領より領主推薦のウィルネイト・ヴォルフガング」
「はいっ」
ウィルネイト様が呼ばれました。
ピンッと背を張りながら、真っ直ぐに前を見据えて歩く姿は完璧で、
本当にに絵本の王子様です。かっこいい!キラキラですね!
私がキャッキャしてると、周りが急にガヤガヤし始めました。
「ヴォルフガング侯爵子息か、と言うことは第13騎士団の副団長のキースレッド様の弟ってことだな。そりゃ強いわけだ」
「俺、1次試験で見てたけど木人形をバラバラにしてたな。と言うことはやはりこの10名ってのは…」
「間違いないな。1次であの硬い人形をバラバラに破壊した実力者を呼び集めてる。と、言うことは」
「アイツも呼ばれるな」
「あぁ、あいつもな」
「ん??アイツ?誰の事だ?」
ジロリ…
あぁ、辞めて…目線で答えを合わせるのは…
こっちを見ないでください…
事情を知らぬ人に私を紹介しないでください。。
「第13騎士団推薦、スノーレイ前へ」
ひえっ、推薦者を言わないでください!
タダでさえ目線が痛いんですよ!!!
「はっ…はぃい。。」
「じゅ、13番隊?!嘘だろう!!」
「あぁ…だからあんなに強かったんだな」
「そうなのか?俺にはふざけたメイドにしか見えんが…」
いろんな意見が飛び交う中、私は人々の視線に耐えきれず小さく…小さくなっていました。
消えたい、消えてなくなりたい!
貝になりたい!!
私はちっちゃくなりながら前に出ると
ウィルネイト様の横にそっと並んだ。
「スノー、そんなに怯えなくても大丈夫だよ?3次試験頑張ろうね」
あぁ、天使が私に微笑みます。
有難い有難い…。
ウィルネイト様の微笑みで少し癒されました。
負けるな私…どんなに逃げ出したくても、あとちょっとです。
ネバーギブアップ!あとちょっとで終わりです…。
10名全員が集められ、1列に並ぶ。
皆凛々しい顔をしてらして――ビクビクしてるのは、私だけですね。
「君たち全員は今から言う対戦者と戦ってもらう。勝つつもりで挑んで欲しい。
13番、ルーベンス・アルフォンス対戦者は――騎士団二番隊第3小隊所属、ニア・ミストレイ。」
ん!?騎士団の人?
次々と対戦者が呼ばれる。
ウィルネイト様の対戦者は
「56番、ウィルネイト・ヴォルフガングの対戦者は五番隊副長、コーディー・クラーリオ」
副長!!騎士団副長と対戦とは…さすがウィルネイト様。
そんな人と戦わないと入団出来ないんですね!?
その後も次々と対戦者の発表が続いてく。
どこかの隊の所属員だった隊長や副長だったり。そしてついに
「482番、スノーレイの対戦者はーーーー」
対戦者は?な、何でためるんです!?
「だ、第13番隊副長、キースレッド・ヴォルフガング…」
え?なんて言いました???
すごく知ってる名前が聞こえましたよ!!!?
出てきました、にこやかお兄さん。。
続きますー。明日の朝もアップ目指しますね




