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「皆さん おはようございます。これから一年間このクラスの担任になります。ジェラード・ダフエルです。よろしくお願いしますね」


ジェラード・ダフエル先生…。

この先生そんな名前だったんだ…。

ゲームだと「先生」としか表示されなかったから知らなかったよ。


「じゃあ、皆さん 自己紹介からはじめましょうか。勿論知ってる方が殆どかと思いますが、珍しい方々も居ますから、ね」

ジェラード先生は私とオリビエを見ながらそう言ったので微笑んで返しといた。


「じぁあ、マクスくんから行こうかな?

名前と……好きな事、でお願いしようかな」


名前と好きな事。

私その自己紹介凄くキライ。

なんて言えば良いのか全然わからないから。

好きな事…ゲームとアニメ…って、それは前の私だ。

うーん。ケーキ、は食い時張ってるように聞こえるかな。

え?ケーキ好きなのかって?

死因はケーキを買いに行ったことによる事故死ですが、ケーキは今でも好きですよ?

ケーキに罪はない。だって美味しいんだもん。


「私の名前は、マクス・ケイトです。好きな事は精神統一。よろしくお願い致します」


あ、自己紹介始まった…。

マクス・ケイト。好きな事は精神統一って…そんな事プロフィールに書いてなかったよね。


私の順番は一番最後。トリですね。

一番人の記憶に残るから嫌だなぁ。


「レオン・ローレンツです。好きな事は花を愛でる事。宜しくね レディ達」


ニコッと悩殺スマイルを浮かべて席に着いた。

好きな事は(レディ)を愛でる事、ですね。

ヒロインも真っ赤になってレオンを見つめてますよ。

私とオリビエは無表情ですが。


「あ、えっと…ルイス・ワイアットです。

す、好きな事は…空を見る事です。よろしくお願いします」


ルイスはちらっとヒロインを見てから、「空」と言った。

うん。可愛いね。好意が丸わかりだ。

ヒロインは視線に気付いてなかったけど。


「アイザック・ティエールです。皆さんと過ごせるこの時間が好きです。よろしくお願いしますね」


皆さんと過ごせるこの時間が好きです(笑)。

王子がそう言った瞬間黄色い悲鳴が上がった。

ここでも私は無表情。オリビエは…笑ってましたね。堪えてたけど肩が揺れてた。


「えっと、アリアナ・グレイシーです。好きな事…。色々ありすぎて選べないです。よろしくお願いします!」


ヒロインの名前はアリアナ・グレイシー…。

知らなかったわぁー。

私、名前は変えてゲームする人だったからなぁ。

にしてもやっぱり可愛いなぁ…。

あ、一番可愛いのはオリビエです。(私の中で)


「オリビエ・レーガンです。桜を見守る事が好きです。よろしくお願い致します」


オリビエが自己紹介を終えるとざわついた。主に男子が。

オリビエ可愛いし、綺麗だから騒つくのは許そう。でもオリビエは婚約者さんのだからね。

手を出すのは許さないよ♡…なんてね。


オリビエの自己紹介が終わったら次は私の番ということ。

何言おうかな。


「エレノア・メディンクと申します。可愛い物や綺麗な物を愛でるのが好きです。以後お見知り置きを」


やべぇ。鹿(エレノア)が乗り移った!!…じゃなくて、

口が勝手に動きました。これが世に言うゲーム補正というやつですか?

あ、因みに、綺麗な物→王子。可愛い物→王子ですね。はい。私はこれっぽっちも思ってませんが。


…に、しても私が自己紹介を終えた瞬間ざわざわしだしたのですが。今までのを超えるくらい。王子なんて比じゃないですね。

その王子ですら、目を見開いてこちらを見ているのですから。

やめてください。みんな見ないでください。胃に穴が開きますから…。

そんなに言った事が変だった?変だったよねぇ。これ只の変態だよねぇ。はぁ…。





エレノア・メディンク…。

メディンク公爵の娘…?見た事ないけど…。

あ、確かレオンが幻の令嬢って言ってたな。彼女がそうなのか?

だったら…だったら、彼女を俺の婚約者(モノ)にする事も可能なんじゃないのか?

その為には、彼女に俺を見てもらわなきゃいけない。


……どうすれば彼女は俺を見てくれる?


そう思いながら俺は彼女…エレノアを見ていた。





オリビエ

(エレンとマリエレさん)を見守る事が好きです」



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