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おそくなってすみません&短くてすみません……。
最近気づいた事がある。
なんと………。
なんと!殿下とヒロインが2人きりでよくしけこむ(と言っても何処かに泊まるとかではなく、よく2人で居なくなる)ようになったのだ!!
え?何それすごい進歩じゃん!
殿下よかったねぇ。想い人とついに結ばれたんじゃ?
あぁ、でも ヒロインはルイスとくっつくと思ってたんだけどなぁ……。
まぁでもよかった。
これで殿下に話しかけられることも無くなるだろう。
そう思うと少しだけ。ほんの少しだけ、胸の奥が痛んだ気がした。
気がしたのに。
以前より増して話しかけてくるようになるとはこれいかに……。
しかも以前は自分の意見ゴリ押し系だったのに、今は凄くこちらの考えなどを見抜いて接してくれる。
なら、話しかけてくるなって気持ちも察して欲しいものである。
「……殿下」
「なんだ?エレノア嬢」
「私と話していると周りの方に色々と勘違いされるのではないでしょうか?」
「勘違いとは?」
「色々です」
察せや!!
付き合ってるのかなとか、殿下が私にその…気があるのかなとか思われるでしょーが。
ヒロインちゃんが勘違いしちゃうだろ。
「エーレンっご飯食べに行こー?2人で」
サティ先輩が現れた。
2人でのところを強調して。
今日も麗しの笑顔である。
私の選択肢は………
一緒に行く
断る←
殿下と行く
殿下と2人で行く
…………。
一緒に行こうかなぁ。
殿下となんとなく居たくないし、下2つの選択肢は無いしな。
「はい。サティ先輩。是非ご一緒させてください。…では殿下 失礼いたします」
私はサティ先輩と教室を後にした。
*
……………。
あーあ。王子様断られちゃった。
もう、諦めた方が良く無い?
ノーチェ先輩といい雰囲気っぽいし。
なんて思いながら王子様を見ていたら、それはいい笑顔で固まって、ブリキの様な動きでこちらを振り返った。
うん。怖い。
「……グレイシー嬢?」
「………あの、もう、諦めた方が良いのではないでしょうか……。言っていいのかわからないのですが、その…………アイザック殿下のことは眼中に無い……ように、見えるというか……」
………言っちゃったよ私。
「わかっている!!わかっているけど、諦められないんだ!!どうすれば…どうすれば……」
なんで私、こんな事やってるんだろうと思い隣にいるルイスを見たら、苦笑いで肩を軽く叩かれた。
……頑張れって事ですか。




