表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
15/28

13

ブックマーク500件!!ありがとうございます!!


早速1日一話更新出来なくなった…。





「おいしぃ…」


どうも。成り行きで王子と二人で出かけることになったエレノアです。

現在美味しいケーキを食べています。

もうダメですね。表情筋緩みまくりですよ。

王子の前なのに。

ちらっと王子を見たらこっちをニコニコしながら見ていました。

…見ないでください。

そんなキラッキラで甘々な瞳で私を見ないでください。

変な勘違いをしそうに……いや、王子が私を好きになる訳ないか。私悪役だもんね。ヒロインじゃないもんね。うん。

勘違いも何もないわ。

………じゃあ、思う存分ケーキ楽しんでいいよね。私とケーキは切っても切れない仲だからね。なんてったって一度融合してるからね。


あぁ。ケーキおいしぃ…。


私がケーキうまーって、もぐもぐしていたらいつのまにか顔を手で覆っていた王子もケーキを食べ始めたらしい。

「うまいな。これ」と、聞こえてきた。

しばらくして王子が意を決したようにこちらを見てきた。

ん?何?


「好きだ」


うん?何が?え、ケーキが?


「はい。私も好きですよ」


「ケーキ」


そう笑って返したら王子はガクッと項垂れていた。

……?

ケーキ以外で 好きなものなんてあるの?


私は不思議に思いながら王子を見ていた。





馬車の中でなんとか生き延びた俺な訳だが、ローズベリーに着いてからも俺の心臓を脅かす事態が続いていた。

エレノア嬢が幸せそうに目の前でケーキを食べているのだ。見たことのない可愛い笑顔で。まぁ、見たこともないも何もまだ出会って数日な訳だが。

しばらくは見つめていられたのだが、耐えられずに目に手を当てた。

無理。可愛すぎる。この笑顔を見ているのが俺だけとか……。はぁ。本当俺だけの物にしたい。

俺の思いを伝えてみるか?…答えてくれるだろうか。

………よし。


「好きだ」


あぁ、言ってしまった。

エレノア嬢はなんて答えてくれるだろうか。

エレノア嬢は首をこてんと傾げてから


「私も好きですよ」


と、言ったのだ。


………好き?エレノア嬢も、俺のことが好き?

やばい。天にも昇る心地だ…。


「ケーキ」


エレノア嬢はそう付け足して不思議そうに俺を見つめてきた。


え、あ、あぁ。

ケーキ。ケーキ…。ケーキかぁ。

一気に気持ちが地に落とされた心地である。

でもエレノア嬢に見つめられている。それは……悪くない。エレノア嬢の綺麗な瞳に俺が写っている。……ずっと俺だけをその瞳に写してはくれないだろうか…。


「ケーキ。美味しいよね」

俺はとりあえず告白を誤魔化すことにした。


「はい!美味しいです」

エレノア嬢はニコニコしながら返してくれた。


「ねぇエレノア嬢。今度またケーキ、食べに行かない?」

「はい!……え」

「うん。絶対だよ」

「え、ぁ、ちょっ………はい」


俺は笑って有無を言わさなかった。

言質はとった。また、エレノア嬢と二人きりで出掛けられる。楽しみだな。


俺は困惑しているエレノア嬢を見つめていた。

……困惑している顔も可愛い…。





イチャイチャ難しい。(イチャイチャはしていない)

ケーキしか言っていない。

…エレノア嬢何個ケーキ食べてるんだろう。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ