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この作品には 〔ガールズラブ要素〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。
この連載作品は未完結のまま約6年以上の間、更新されていません。
今後、次話投稿されない可能性が極めて高いです。予めご了承下さい。

イケメン系幼馴染みがいる私は恋をしてはいけない

作者:鷹峰 蒼煌
_________私にはイケメン系幼馴染みがいる。

その子は女子でありながらも、同性すら魅了するような主人公補正を生まれ持っている。

もちろん、同性すら魅了するのだから異性だって魅了する。とにかく老若男女問わず、キラキラ輝くその笑顔で魅了していくスーパーイケメン系幼馴染みなのだ。

そんな幼馴染みの傍にいる私は対称的に昔から普通だった。何をしてもパッとしない。秀でたところもない。テストも平均より少しいいくらい。運動神経も普通よりまぁいいくらい。容姿も普通よりまぁいいよねくらい。友達もそこそこで、家だって特別お金持ちでもなく平凡。そんな私は幼馴染みと比べられては裏でこそこそ言われ、そんな幼馴染みがいながら、いや、いるからこそなのか影が普通の人より薄い。

あぁ、だめだ。だめだめだ。

なぜそんな私とイケメンスーパーな人が幼馴染みなのか。

なぜ彼女は私なんかとずっと一緒にいるのか。

まったくもって不明である。

ただ、まぁそんな傍にいる幼馴染みと違って、だめだめな私の日々は時と共にどうでもよく過ぎていく。

だけどある日、私は出会った。否、出会ってしまった。

だめだめな私がついに恋に落ちてしまう人と。

あぁ。私なんかに恋をする資格はない。

だって隣にいる幼馴染みにみんな惚れていくんだから。

私なんかを好きになる物好きなんているわけがない。

どうせ叶わない。どうせ振られる。失恋する。

権利以前に私に恋をする意味などないのだ。

むしろ、その人に迷惑をかけてしまうだけだろう。

あぁ。どうして出会ってしまったのだろう。

_________苦しい。切ない。悲しい。辛い。もどかしい。

どうせ幼馴染みに惚れるに決まってる。

そんなことわかってる。

でもその人に触れないで、その人に微笑まないで。

その人を惚れさせないでほしい。

頼むから、お願いだから、幼馴染みに影からそんな風に願うのみ。

幼馴染みが惚れさせようとしてしてないのはわかってる。

_____________これは私のエゴだ。
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