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女神は世界を救いたい  作者: 香草(カオリグサ)
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プロローグ+1

同名タイトルで投稿している作品

プロローグと書かれている中にある救世主や高位次元、終わりと始まりなどをつなげるとプロローグになっています

このプロローグ+はそれの続きです

一応読まなくてもわかるように書いたつまりですが

分かりにくかったらすいません


私のお父さんとお母さんは私と世界を生み出した

そして私に力を託して消えた

でも、精一杯愛情をくれた

だから私も愛を注ごう

これから救世する世界に



 少女は女神となった

 そして一人の男に導かれて救世界という世界を管理する世界へと招かれた

 ここには救世主、観測者、創造主、英雄、勇者、神、大神、賢者、大賢者などなど様々なメンツが様々な世界から呼ばれ世界の救世を目的として動いている

 救世界へと呼ばれる理由も様々で、世界の創造を行った者、世界を救った者、より良い世界へと導いた神、多種多様多岐にわたる


 そんな救世界へと来た少女女神プリシラは案内してくれた男ベーリ・オルドロランに別れを告げた

 ベーリは救世界でも実力のある大神で、様々な世界に出向き、裏で救世の手助けをしていた


 プリシラは案内された部屋で待つ

 そこに今まですれ違った神たちとは明らかに違い、はるかに神々しい女性が現れた

 彼女はメシアというらしい

 真名はわからないがただメシアと呼ばれている救世界のトップに君臨する女神だった

 彼女のほかにクリエイター、オブザーバーという彼女と同等の存在がいる

 彼女ら三人はこの救世界の管理と運営、時には自ら出張って世界を救うこともある

 

「あなたにはまず能力を測ってもらいます」

「それによって割り当てる次元を決めます」


 メシアに促されるまま能力を測りるためにメシアに歩み寄る

 メシアの能力の一つ、神眼によって能力を確認していった


「これは、驚きました」

「下位次元の創造主であったあの子たちから上位次元に匹敵する力を持つあなたが生まれたとは」

「素晴らしいです、実に素晴らしい」


 何が何だか分からないといった表情でメシアを見つめるプリシラ

 メシアは非常に喜んでいるようだ

 子供のようにはしゃいでいる

 案外可愛い性格のようである


 見られていたことに気づいて慌てて取り繕う

 

「ゴフン、取り乱しました」

「あなたの能力ですが」

「創造に加え、破壊、神眼…何という能力の数」


 メシアが神眼で測った能力は上位次元の大神たちと何ら遜色のないものであった

 能力の数だけで言えばメシアに匹敵するほど

 

「あの、私」


 どうしていいのか分からず思わず口どもる

 メシアは微笑みながら女神プリシラの頭に手を乗せる

 優しく包まれるような気持ちよさにプリシラは目を細めた

 

「生まれたばかりのあなたには少し酷かもしれませんが、あなたには世界をめぐってもらいます」


「世界を、めぐる?ですか?」


「えぇ、様々な世界に赴きそこにいる世界を救おうとする者の手助けをするのです」


 自分にできるのだろうか?そう思った

 不安そうな顔をしているプリシラに気づいたのか、安心させるように語り掛ける


「大丈夫ですよ、あなたには能力の一つに譲渡というものがあります」

「任意の相手にその方に合ったスキルを譲渡できる能力です」


 プリシラは理解した

 つまりその能力を使い、降り立った世界の者と協力して世界を守れということなのだと

 深くうなずき誓う

 そして目指す

 両親のように立派になろうと

 自分に愛を注ぎ力を注ぎ消滅した二人のように


 その日、救世界に一人の女神が入界した

 彼女はこれから過酷な任務に就く

 救世界の敵は全ての世界を消し去ろうとする混沌を纏う者たち

 プリシラ自身も混沌に消されるかもしれない

 それでも彼女は決意した


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