五十発目:こっからが『本番』だ!
ジントは親方からのメッセー……ジジジジジジジ……ジジジ……ジジ、ジ……ジー……
ちょっと待ったぁー!
ここは、俺が横やりを入れさせてもらうぞ!
初めましての方は初めまして!
そうでない方はぴやっ……おっと、誰か来たようだ……
では、改めて俺の紹介を……と、思ったがそれは最後にしておこう。
早速だが、これまでこの物語はとある神により語られてきた。
だが、まだ足りないと感じている。
ということで、さらに面白い物語として昇華するためにも、ここをはっきりとした区切りをつけ、俺が勝手にこう言うことにした。
『ここからが本番だ!』
俺がこう言えば神様だってそうするだろう。
そんなこと言ったところで大幅に何かが変わるかと言ったらそうでもないだろうが、区切りをつけることで気分的に何かが変わるかもと踏んでいるところもある。
そんなところも見守っておいてやってくれ。
まあ、言いたいことはこんな感じだな。
ただ言うだけでは無責任にもほどがあるとどやされそうなので、ここからは俺が気になるところを独り言のようにぶつぶつと整理することにする。
聞きたいのなら自由に聞いてくれ。
聞かなくとも最後にする俺のカッコつけた自己紹介ぐらいは……まあいいか。
では俺は戯言をぶつぶつと言うことにしよう。
前置きが鬱陶しいが、この戯言は俺のちょっとした全能の力で内容が追加されることがあるだろう。
先も言ったように俺の独り言なので悪しからず。
・この世界の必需品は銃だ。それはこの世界に住む全員が例外なく持っていている。
・生活などに必要になる特殊な効果を持った弾丸というアイテムは、その銃を使い行使される。
・効果の発現の仕方は三つに分かれる。
引き金を引いた本人に効果を付与するもの。
引き金を引き弾丸が射出され衝突したと判定されたものに効果を付与するもの。
引き金を引くことで、特定の効果を持った物体を設定した対象に装備させるもの。
・効果持ち弾丸は殺傷能力がないように作られているが、効果によりその限りではない。
もともと効果がなく殺傷能力がある弾丸もあるが、行使・所持することは禁止になっている。
・この世界で歩ける場所は、空間に漂う防壁という壁に囲まれた島の中のみ。
人々は人工的に環境を整えられた島で生活しており、野生の動物などは天然の島に生息する。
強力な野生動物が暮らす【森】という島では、木が防壁を超えていて、その枝を生息地とする変異種も存在する。
・島の外は水のように密度の高い空気で埋め尽くされている。
防壁の中に空気が流れ込むと歩行できるほどに空気の密度は極端に下がる。
生物はどちらにおいても生存可能。
・島一つの平均的な大きさは一つの家庭がゆったりとした生活ができるほどの物。
それの集合体が町と呼ばれている。
超大規模な島では、一つの島で一つの国が成り立っていたりもする。
まあ、この世界についてはこんな感じか。
そして、ジントが何をしてきたかと言うと。
・ジントが自称神に謎の弾丸をもらう。
・親方の策略によりイチカと出会って、なんだかんだで仲良くなる。
・なんだかんだあり過去に実験動物にされていたモリちゃんがついてくることに。
・落ち着いたころでジントはイチカの仕事の手伝いに派遣されて、そこでイチカが撃たれた。
・そして今は助けるために動いている。
と、簡単に……いや、雑に言うとこうだ。
さて、独り言はこんなものか。
……はぁ~。
少し、ため息でもさせてくれ……独り言言ってて思い出した……はぁ~、思った通りにならない。
俺自身に『思い出す』という概念があるかもわからないけど。
……それに、溜息が出る口もないんだけど。
……なんか、ちょっと前にもつけないため息をついてたな、俺。
● ● ●
俺がせっかく御膳立てしてやっていたのに、あの親方のせいで予定変更だし……あんまり支障はないけどな……でも、そのせいでわざわざあの子から回収して彼女と接触することになったし……別に不都合はないし、退屈しのぎにもなった……けどなんか、釈然としない。
ほんっと釈然としない……それに、あの子と彼女が同じ、なぁ……まあ不都合はないんだよなぁ……ならいいか……はぁ。
● ● ●
――親方め! ……っと、では気を取り直して!
さぁ、これで『本番』を始めてくれるだろう。
あ、そうだ。
俺自身の紹介がまだだったな。
俺は仁人この世界の神だ。
これからは前書きに軽くあらすじを書いていきます。
次話は本日の八時頃の更新になりますのでよろしければ読んでいただきたい。
です。




