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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

ライジング ブレット

作者:カタルカナ
見渡す限り……違う。
この星の全てだ。そのすべてに背筋が凍るような感情が蔓延していた。
いうなればこの世界はディストピア


――だった。


誰が始めたかも知れない戦争……いや、そうじゃない。誰かではなく世界中の人々が望んでそれを起こし、自分たちの生きるという存在意義をないがしろにしていた、はずだった。

それがどうした。汚染物質の雲で覆われていた空は快晴。いつの間にか心地の良い風が頬をやさしく撫でてくれる。

荒れ果てるだけ荒れ果て、超巨大ミキサーでホイップされて歪んだ土地も、今や見事に育った木々が並び立つ。

あっても無かったかのように存在感の消えていた生態系も小鳥のさえずりを聞けば戻ったのだろう。

あの毒の雨の中生きていた個体がいたのか、やはり生物は侮れない。

つい和んでしまうような陽気。全ては夢だったのか? いや、そんなはずはない。

お前も覚えてるだろ。



そうだよな。あんなもの忘れるわけない。今更夢でしたなんて言われても、今のこの状況を夢と信じて疑わない方が容易にできる。

『愚かな……否、訂正しよう。貴様らが作り上げた地獄の日々、愉快だったか? 人間』

なんの声だ? ……ん? 違う。声じゃない。声は聞こえていない。

『くだらない日々にさよならを言え、人間。これからの貴様らの生は吾輩が利用する』

聞こえてはいないのに、言われた。どういうことだ。

『焦らんでもよい。貴様らは全てを理解する。誰一人例外無くな』

……ああ、なんとなくわかった。それをすればいいんだな。

『さあ、この吾輩が直々に試練を与えてやった。誰よりも早く、何よりも早く試練を超えて吾輩の元へ来い!』

じゃあ、そっこーでクリアしてやろうじゃねーか。



「行くぞ、一華!」



――そうして始まった試練をとある少年と一華という少女は、瞬く間にクリアしていった。


そして、少年と少女は始まりの地点となる最後の試練に向かう。
物語の始まり
一発目
2017/07/26 07:40
二発目
2017/07/29 07:50
三発目
2017/08/01 08:00
四発目
2017/08/04 07:24
五発目
2017/08/07 22:41
六発目
2017/08/10 07:35
七発目
2017/08/13 20:19
八発目
2017/08/16 10:43
九発目
2017/08/20 15:16
十発目
2017/08/22 07:55
十一発目
2017/08/25 22:13
十二発目
2017/08/28 08:08
十三発目
2017/08/31 19:30
十四発目
2017/09/03 11:58
十五発目
2017/09/06 22:47
十六発目
2017/09/09 22:38
十七発目
2017/09/12 21:16
十八発目
2017/09/15 23:49
十九発目
2017/09/18 13:44
二十発目
2017/09/21 23:47
二十一発目
2017/09/24 17:22
二十二発目
2017/09/27 23:48
二十三発目
2017/09/30 23:47
二十四発目
2017/10/03 22:21
二十五発目
2017/10/06 19:45
二十六発目
2017/10/09 19:04
二十七発目
2017/10/12 23:10
二十八発目
2017/10/27 07:44
二十九発目
2017/11/01 07:30
三十発目
2017/11/04 19:15
三十一発目
2017/11/10 23:18
三十二発目
2017/11/19 20:26
三十三発目
2017/11/26 22:33
三十四発目
2017/12/11 00:25
三十五発目
2017/12/18 01:17
三十六発目
2017/12/29 00:16
三十七発目
2018/01/21 23:07
三十八発目
2018/01/28 23:30
三十九発目
2018/02/11 22:52
四十発目
2018/02/19 22:11
四十一発目
2018/02/28 10:20
四十二発目
2018/03/11 17:44
四十三発目
2018/04/16 07:00
四十四発目
2018/04/17 22:03
四十五発目
2018/04/30 10:02
四十六発目
2018/05/20 10:01
四十七発目
2018/05/25 10:03
四十八発目
2018/05/29 20:41
四十九発目
2018/06/19 23:29
○○の戯言
彼女と記憶とまた彼女と
五十九発目
2018/10/17 09:45
六十発目
2018/10/25 13:37
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