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死なないし馬鹿も治らない。  作者: 夜月 岩戸
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ギフト

設定説明回


さて、ギフトと呼ばれている能力は大きく3種類に分けることが出来る。


まず、人間に生物として備わっている基礎能力に直接プラス補正がかかる<ベース>。次に、特定の技能を習得、習熟させる<アビリティ>。最後に、世界で同じ名前、能力の物は2つと存在しない<オリジナル>。これら3種類だ。


<ベース>は主に力+や敏捷性+などといった。フィジカル面を底上げさせるものがほとんどだが、中にはかしこさ+なんて物もある。


ベースのランクは5段階で分けられているが、その理由はとても簡単で、ベースで得られる+の最大個数が5個だからだ。ちなみに-補正は存在していない。-なんて存在していたらそれは最早ギフトではなくカースだもんな。


余談としてカースには呪い以外にも、破門という意味があるが、犯罪者や無神論者にも-所持者が出たことはないので、ギフトをくれる神様は寛大らしい。まぁそもそもそギフトが後天的に現れる事はないが。



<アビリティ>は、有名なものでいえば剣術や弓術といった各種武器を扱いに長けるものや、大工や料理のような直接職業に関連するもの。そして、あまり数は多くないが魔法も存在している。注意点として、一部のアビリティは所持していなくても、訓練を行うことで技術や知識だけは習得することが可能である。


しかし、アビリティ持ちが直感や無意識で剣術を扱えるのに対して、しっかりと訓練を行う必要があるので、習熟速度はアビリティ無しと比べて雲泥の差がある。


また、各アビリティ毎に存在するスキルと呼ばれる奥義のようなものは、発動時にギフトが一時的な身体能力の向上や、体への負担軽減などを担ってくれているとされ、アビリティ無しでは型だけ真似られても到底実戦で使用できるものではないそうだ。


魔法については、ギフトを所持することで初めて魔法を使うために必要な身体機能が備え付けられるらしい。この為、ギフト無しでの習得は不可能だ。


アビリティのランクについては、+などではなく、先に述べた、アビリティ毎に決まって存在するスキルという大技を何位階までギフトの補助を受けて発動できるか、という点で決まっているらしい。ちなみに最大はベースの5段階と同じように第5位階だ。


アビリティ所持者は無意識でその技術を行使できるのと同じように、自分が何位階まで発動出来るのかも自然と理解しているらしい。



いよいよ最後に残した<オリジナル>だ。


先に説明したように、この世に2つと同じ名前は存在しない。一時、所持者が死ねば新たに同じ能力を所持した物が生まれるのでは?という噂が世界に蔓延し、争いも起きたりしたそうだが、結局は二度と同じ能力の所持者は現れてないんだとか。そのことから<オリジナル>と呼ばれるようになり、それまではユニークとされていたそうだ。


ユニークと呼ばれていたのには他にも理由があって、ベースやアビリティは能力の内容が先述した通り、敏捷や力といった具合に、端的に名前に出ているので、誰が見ても分かりやすくなっている。


しかし<オリジナル>は能力名が文章になっている事が多く、一見では効果が分からないものもある。それだけなら手の内を晒さなくて済むので、一部の人には得かもしれない。


恐ろしいのは、所持者が無意識で理解できるアビリティと違い、発動してみるまで所持者にもどんな能力か理解出来ないものがあるという事だ。ちなみに、能力を十全に使いこなせるようになると、その時初めて自分の能力の全容が頭に入ってくるらしい。使いこなせてから知っても既に全部解ってるから意味無いとかユニークすぎる。


他にユニークな点はまだまだある。


ベースやアビリティの限界は5段階だったが、ではその更に上があったり、ベースやアビリティにはなかったマイナス補正が存在している点だ。


過去にわかっているのは<脳みそまで筋肉に>という能力において、力++++++++、かしこさ--というベース派生オリジナルが存在していた。


アビリティ派生タイプで言えば、武器の所持と拳以外での攻撃が出来なくなる代わりに、山を吹き飛ばし、大地を割る第9位階格闘術であるメテオインパクトを記録した<馬鹿の一つ覚え>と思われるオリジナルが報告されている。



最初細かく設定しすぎて、長くなるな…って思ったからできるだけ無駄を省いて設定を大雑把にしたんだけど、まだ長い気がしてくる。

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