猫の手FINAL NNNよ永遠に!(後編)
さあ、黒猫騎士団の出番よ!
これが最後の大暴れ!
最後までノンストップよ!
NNN最後の戦いがここに!
夕闇迫る王都アクアマリン、そこでは騎士たちとゴーレムたちとの死闘が続いていた。
「怯むなぁぁっ!騎士は・・・騎士は引かない!!そうだろ、お前たちぃっ!!」
「「「はい!もちろんです!!」」」
「「「俺たちが戦わないで誰が戦うんだ!」」」
「「「王女様は必ず守ってみせます!!」」」
武器を握りなおし、迫り来るゴーレムを睨みつける騎士たち。
しかし、その手にした武器はゴーレムとの戦闘で刃こぼれだらけの粗末な物であった・・・
そんな騎士たちを嘲笑うナルキー・ナルキッス。
「ふぁはははははっ!無駄無駄無駄無駄ぁぁっ!!我がゴーレムにそんな武器が通じないことはわかりきっているはずだがなぁ!ほとほと無駄な努力が好きな連中だなぁ!」
「「舐めるな!これならどうだ!魔法剣フレイムソード!」」」
炎の力を剣へと付与し、ゴーレムを攻撃する騎士たち。
その攻撃は、わずかにゴーレムの体表を傷つける。
「いける!これならいけるぞ!」
「魔法剣なら通じるぞ!」
「初めてダメージが通ったぞ!」
騎士たちの士気が上がる。
しかし、そんな騎士たちを嘲笑うナルキー・ナルキッス。
「ふははははははって!まさかお前たちはこの私が本気だと思っているわけではあるまいな?甘い甘い甘いあま~いスイートだよ!出でよ!ドラゴゴーレムたちよ!!」
空から舞い降りる5つの絶望。
5色の竜型ゴーレムが戦場へと投入される。
「「「ド・・ドラゴンだと・・・」」」
「「「そ・・・そんな・・・」」」
「「嘘だろ・・・」」
上空より現れたドラゴンに驚愕の表情を浮かべる騎士たち。
「ふははははっ!いいぞいいぞ、その絶望に彩られた表情!お前たちのその顔が見たかったのだ!蹂躙せよ!ドラゴゴーレムたちよ!!さあ!ショータイムの始まりだ!」
ウットリとした表情でドラゴゴーレムに指示を出すナルキー・ナルキッス。
「さ・・・散開!!」
「「「離れろぉ!!」」」
「「「か・・・回避・・・」」」
慌てて回避行動に移る騎士たち。
しかし、無常な尾の一撃をまともに受けてしまう。
「「「うわぁぁぁっ!」」」
「「ぐぅああぁぁっ!」」
次々と吹き飛ばされ立ち上がることが出来ない騎士たち。
「もう終わりかい?もう少しくらいねばってくれると思ったんだけどねぇ♪ふふふふふっ!ふははははははははははははっ!」
王都にナルキー・ナルキッスの嘲笑が響き渡っていた。
「ひ・・・酷い・・・こんな・・・こんな・・・」
騎士たちを連れ、ナルキー・ナルキッスのもとへと到着したサファイア王女が見た光景は、死屍累々の光景であった・・・
「おやおやぁ、やっとお出ましかい?まあ、彼等のおかげで退屈だけはしなかったけどねぇ!ふふふふふふふはははははははっ!」
「すぐに救助を!何としてでも助けるのです!彼等を死なせてはなりません!」
「「「御意!!」」」
キッっとナルキー・ナルキッスを睨みつけ、騎士たちに救助を命じるサファイア王女。
「おおっと、それはダメだよぉ!これは君への罰なのだからねぇ!」
ゴーレムたちによって遮られる騎士たち。
「お願いです!私はあなたの望み通り来ました!彼等を治療させてください!」
懇願するサファイア王女。
「ダメだねぇ!お前は僕の物なのに逆らったんだ!そ・れ・に、本当の罰はこれからだよぉサファイア♪」
パチンっと指を鳴らすナルキー・ナルキッス。
その合図と共に現れる2体のゴーレム。
その手には両手足を拘束された1人の男性の姿があった・・・
「サ・・・サファ・・イ・・ア・・逃げるん・・・だ・・・」
「コバルト!?お願いです、彼を助けてください!私はどうなってもいいです!彼だけは!」
最愛の人の危機に必死で懇願するサファイア王女。
「嫌だねぇ!お前たち、僕のサファイアに色目を使ったこの男の両手足を引き千切れ!」
ゴーレムたちに残酷な指示を出すナルキー・ナルキッス。
「やめてぇぇぇーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーっ!!!」
サファイア王女の悲痛な叫びが夜の王都に響き渡った・・・
うん、私たちの出番ね!
私は隠密にGOサインを出す。
さあ、It's Show Time!
一瞬でゴーレムの横へと移動した隠密4人の攻撃が一閃!
2体のゴーレムの両腕が細切れにされ散っていく・・・
おっと、彼の救助も忘れちゃダメよね。
レスキュー、レスキュー!
影移動して彼の真下へ。
落下してくる彼をお姫様抱っこでキャッチ、そしてそのまま王女様へリリースです♪
「彼は無事ですよ。あとはお任せしますね。」
「あの・・・ありがとうございます・・・」
事情を理解出来ていない王女様が困惑顔でお礼を言ってきます。
あら・・・やらかしたかしら?
キニシチャダメ・・・
「はいはい、取り合えず彼にはこのポーションを飲ませてあげて♪そ・れ・と、チャンリンシャン&熊さん出番よ!要救助者の治療&保護を開始してちょうだい!」
「は・・・はい!」
あわてて彼にポーションを飲ませる王女様。
「僕は・・・サフィア?・・・僕は・・・」
「あぁ、コバルト!私のコバルト!」
ひしっと抱き合う2人。
黒猫印のポーションの効果は抜群ね♪
しかし、ラブシーンはノーサンキューなので、ここはひとつ。
「コホンッ!」
「「あ・・・し・・・失礼しました!」」
パッと離れる2人。
ラブラブは2人っきりのときにしてちょうだい!
こっちはこれで大丈夫♪
私の号令を受け、出撃する聖なる獣たち、若干1名(匹)ブーたれていますが・・・
「GO!GO!レスキューなの~」
「ホーリーパウダーササッサ~なの~」
「おまけのエリアヒールなの~」
「今回はバカンスだって言ってたのによう・・・(ブツブツ」
あらあら、熊さんのテンションがダダ下がりみたいです・・・
これは、飴と鞭が必要みたいですね・・・
「早く終わったら海鮮BBQよ!」
ピクリと動く熊さんの耳・・・
「それを早く言え!お前ら、わかっているな!」
「了解なの~」
「ごちそうなの~」
「いっぱい働いてお腹を空かせるの~」
熊さん、現金だわ・・・
倒れている騎士たちに降り注ぐ銀色の光。
「う・・あぁ・・・ここは天国・・・か?うさぎが空を飛んでいる・・・」
「どうやら・・・俺も死んだらしい・・・」
「あぁ・・・羽が生えたうさぎがいるんだ・・・きっとあの世だろ・・・」
現実逃避の騎士たち・・・
まあ、気持ちはわかりますが、現実を直視してもらいましょ!
「おい、目が覚めたんならさっさと避難しろ!ここにいると危ねぇぞ!」
ぬっと騎士たちの前に顔を出す熊さん。
「「「「く・・・熊がしゃべった!?」」」」
一気に意識が覚醒した騎士たち。
熊さんには目覚まし効果があるようです・・・
「「「「す・・・すぐに避難します!!」」」」
熊さんから逃げるように避難する騎士たち。
「何だかなぁ・・・俺、何かしたか?」
ぽりぽりと頬をかきながらブツブツ言う熊さん。
きっと寝起きに迫力のある顔のアップを見たからじゃ?
「き・・・貴様ぁぁ!!誰だ!貴様は誰だぁぁぁぁっ!この僕の邪魔をするなんて許さないぞぉぉぉっ!」
ナルキー・ナルキッスが怒りまくっているみたい。
言っておきますが、怒っているのはこちらですから!
折角のバカンスを台無しにした罪、覚悟してもらいましょう!!
おっと、シアからOKの合図が出ましたね、それでは名乗りをあげましょう!
王都アクアマリン上空へと浮かび上がる私の映像。
立体映像って奴です♪
「夜を騒がす不届き者!この夜の守護者黒猫姫が成敗する!!黒猫騎士団前へ!ゴーレムを殲滅せよ!!」
「「「にゃにゃにゃぁ!!」」」
勇ましく巨大ハンマーを担いだ黒猫騎士団の面々がゴーレム目掛けて突撃して行きます。
「えぇぃ!そんなチビ共など踏み潰してしまえ!!!」
あぁお約束な悪役のセリフを・・・
もう、結果は見えましたね。
ナルキー・ナルキッスの号令で一斉に動き出すゴーレムたち。
しかし、ホバーブーツ搭載のうちの子たちを捕まえようなんて100年早くてよ♪
ゴーレムたちの大振りの攻撃を掻い潜り、巨大ハンマーを振り下ろしていく黒猫騎士団のメンバーたち。
ハンマーの一撃を受け、次々と光の粒子へと変わっていくゴーレムたち。
ふふん、うちの子たちは強いんだから!
「ば・・・馬鹿な・・・私のゴーレムがあんなチンチクリンに負けるだと!?私は認めない!認めないぞぉ!!ドラゴゴーレム、全てを破壊しろ!!」
いよいよ主戦力を投入ですか、ではこちらも主戦力を投入しましょ♪
「みんな、出番よ!猫融合承認!!!」
「「「「待ってました!」」」」
「やっと出番だにゃ!」
闇夜に浮かぶ5人+1匹のシルエット。
手に手に、素体を持つ少女たち。
さあ、あなたたちの力を見せてあげなさい!
素体を天へと掲げ叫ぶ少女たち。
「いきます!白顕現!」
「私も負けていられません!赤顕現!」
「はぁぁぁっ!青顕現!」
「ふふふっ私の番だね♪紫顕現!」
「最後は私(たちにゃ!)よ!黒顕現!」
王都アクアマリンを守るように出現する5色の光の柱。
次第に光が集束し、巨大な人型を浮かび上がらせる。
姿を現したのは半獣半人の5色の巨人。
機体名称”inncentangel”。
全身に薔薇のレリーフが彫られ、ゴージャスな仕様です。
各機体のプロポーションは融合者を基本にしております。
ジュリア・・・安定の平面ね(何処が?)・・・
しかも、何故か全員猫耳&尻尾を標準装備・・・
おかしいわね、私、一応獣王神だから猫限定じゃないはずなんだけど・・・
「う・・美しい・・・何て美しいんだ・・・欲しい・・・何としても僕のコレクションに・・・」
呆然とその姿を見つめるナルキー・ナルキッス。
うん・・・あなた、守備範囲広過ぎじゃないかしら・・・
やっぱりふぇんたいだわ・・・
「ニャオンマシン!!」
気を取り直し、強化武装ユニットを呼ぶ出す私。
素体でも戦闘は可能だけど、やっぱり派手にいきたいでしょ♪
「「「「「「ニャオ~ンッ!」」」」」
空間を引き裂いて出現する5体の金色の猫型武装ユニットニャオンマシン。
鍛冶の神であるカヌチ様と2人で色々とやらかして作ったのは秘密です・・・
コホン、完成したニャオンマシンの勇姿を見よ!
「ファイナル猫融合承認!!!」
「「「「「了解!!!」」」」」
黄金の光が5体の素体を包み込む。
全身を包むはオリハルコンの武器・防具。
ふふん、他の追従なんて許しませんよ!
「美しい女神たちは何としても僕のコレクションに加えさせてもらおう!行け!我がドラゴゴーレムたちよ!ミスリルで作られたお前たちの力見せてやるがいい!!かかれぇ!!!」
得意満面でドラゴゴーレムに命令するナルキー・ナルキッス。
ほほぅ、ミスリルですか。
中々歯ごたえがありそうですね♪
うちの子たちの性能テストにもってこいです♪
「聞いていましたね。迎撃!!」
「「「「「了解!」」」」」
両雄並び立つ!
壮絶な戦いになると思っていた私・・・
しかし、決着は意外な結果であった・・・
組み合う両者、力比べとなるはっだった・・
「ボキリッ!」
響く異音・・・
「「「「「えっ!?」」」」」
「にゃにごと!?」
「何故だ・・・ミスリルだぞ・・・ミスリルで作り上げたドラゴゴーレムが何故壊れる!?」
事態が飲み込めない私たちとナルキー・ナルキッス。
そんなときは鑑定先生の出番です!
ドラゴゴーレムを鑑定してみると意外な結果が・・・
ミスリル20%・鉛50%・鉄10%ってどう見たって混ぜ物じゃないの!
こんなの折れるに決まっているわ!!
「つまんないツマンナイつまんな~い!何これ!?期待はずれじゃない!私たちのデビュー戦がこれってどうなの!?やり直しを要求するわ!!」
「これじゃ暴れられないのにゃ!つまらないのにゃ!」
ソンブルとアスワドがブーブー言ってます。
まあ、気持ちはわかりますが・・・
「はいはい、ちゃっちゃと終わらせて海鮮BBQにしましょ!」
「ふぅ・・・そうですね!ちゃっちゃと終わらせましょう!」
「姉様の海鮮BBQが待っているなら良しとしよう!」
「了解!すぐに片付けます!」
上からクロエ、フィーナ、パメラさん、ジュリア。
みんなの意識はこの後の海鮮BBQに向いているみたいです・・・
食欲旺盛だわ・・・
「戻りましたにゃ!位置特定完了ですにゃ!いつでも行けますにゃ!」
「マスター、マーキング完了です。すぐに行かれますか?」
ナイスタイミング♪
お使いを頼んでいたシャッテンとクローラが帰還しました。
私の答えはもちろんYES!
「あちらはみんなに任せて、私たちは奴を逃がさないように確保するわよ!」
「「了解!」」
シャッテンとクローラの案内で影移動を開始する私。
首謀者確保に出発!
呆然とドラゴゴーレムが倒されていく姿を見つめるナルキー・ナルキッス。
「そんな・・・そんな・・・私の・・・私の切り札がぁぁ・・・」
よいしょっと。
影からひょっこりこんにちは。
打ちひしがれるナルキー・ナルキッスを背後から眺める私たち。
同情はしないわ、因果応報ですもの。
さあ、お前の罪を数えろってことで!
「はい、懺悔の時間です。お覚悟はよろしくて!」
突然現れた私たちをぎょっとした顔で振り返るナルキー・ナルキッス。
「ど・・・どどどどどうしてここが!?バトラー!バトラー、何処にいる!?私を助けろ!早く!早く!!!」
あら、まだ仲間がいるのかしら?
索敵スキル発動!
柱の影にマーカーが出現!これがバトラーかしら?
マーカーの表示は中立を示す黄色。
「柱の裏にいるのはわかっているわ、出てきたらどうかしら?」
私の索敵スキルの前ではどんな隠密スキルも意味が無いのよ!
「まさか私が見つかるとは思いませんでした。私、執事のバトラーと申します。お見知りおきを。」
柱の影から現れたのは白い髪に白い口ひげに片眼鏡をし、タキシードに身を包んだいかにも執事と言わんばかりの人物が一礼して挨拶してきます。
「ば・・・ババッバッバッバトラー!今まで何処にいたのだ!?い・・・今はそんなことはいい・・・わ・・私を助けろ!」
必死に助けを求めるナルキー・ナルキッス。
しかし、首を横に振るバトラー。
「ナルキー様、申し訳ございませんが、昨晩で私とのご契約は終了となっております。それでは本来の主の下に帰らせていただきます。」
ニッコリと微笑みながらナルキーに告げるバトラー。
「そ・・・そそそっそんな・・・まっまて・・・待ってくれ!今、契約する!だから私を「失礼いたします!」守って・・・」
最後まで言わせないバトラー、いい性格みたいです。
じゃあ、私も釘を刺しておきましょう。
「バトラーさんでしたかしら?あなたの主にお伝えください。今後、私や私の友人たちの前に立ち塞がることがあったら覚悟を決めろと!」
「かしこまりました。必ず、我が真の主にお伝えいたします。それでは、失礼いたします。」
一礼し、影へと消えていくバトラー。
「待ってくれ・・・頼む・・・頼む・・・私を・・・」
必死に手を伸ばし、バトラーを引きとめようとするナルキー。
しかし、無常にもその手が届く前に完全に姿を消していった・・・
「お前さえ・・・お前たちさえ現れなければ・・・こんなことにはならなかったんだ!お前だけはぁっ!!!」
肩を震わせながら立ち上がり、私を睨みつけるナルキー・ナルキッス。
剣を抜き、私に狙いを定め向かってきます。
当方に迎撃の用意あり!いつでもかかってきなさい!
しかし、私の出番はありませんでした・・・
「この痴れ者が!私の(愛する)お嬢様に剣を向けるとは何事ですか!指導!!!」
突如、影から現れたシアが見事な正拳突きをナルキーの鳩尾に叩き込みます・・・
シア・・・あなた・・・眷属でも従属神でも奉仕種族でもないはずよね・・・
ニッコリとやり遂げた顔で私を振り返るシア。
「お嬢様、海鮮BBQの準備整いました。コレを処理してすぐにでもお召し上がりになれます。」
「シア・・・何処から来たのかしら・・・」
「お嬢様がいる場所が私のいる場所でございます♪」
普通って何かしら?シアの笑顔を見詰めながら遠い目をする私がいました・・・
今回の事件の元凶であるナルキー・ナルキッスを捕縛し、結晶化され捕らわれていた女性たちを回収。
続いてありったけの資財とゴーレムの資料を没収し、研究施設ごと隠れ家を消滅させてからアクアマリンへと帰還する私たち。
汚れは根こそぎ処理が基本です♪
アクアマリンに帰還した私たちが見たものは、死屍累々のドラゴゴーレムたちでした・・・
四肢はバラバラ、無造作に山積みにされたドラゴゴーレムたち・・・
成仏してね・・・南無・・・
そっと手を合わせる私がいました。
屍を山を見下ろし、腕を組んで待機中の5人。
「ネロちゃんお疲れ様。こちらはすぐに終わってしまって・・・」
「性能テストにもなりませんでした・・・」
「退屈でした・・・」
「相手に不満ふまんフマ~ン!全然楽しめなかった~!何処かでストレス発散したいわ!」
「お話にならないのにゃ!もっと強い奴に会いに行くのにゃ!」
「姉様、残念ながらアレは比較対象にならなかったよ・・・」
上からクロエ、フィーナ、ジュリア、ソンブル、アスワド、パメラさん。
うん、戦った相手が張りぼてで弱すぎましたね・・・
「性能テストは次回に持越しね。取り合えず、ゴーレムたちを黒い庭に回収して海鮮BQQにしましょ!」
「「「「「「了解!」」」」」」」
さて、片付け作業の合間に王女様に頼み事しちゃいましょ。
「王女様、よろしいでしょうか?」
「はい、何でもおっしゃってください!私の出来うる限りのことをさせていただきます!」
王女様が臣下の礼を取りそうな勢いです・・・
いや・・・あの・・・うん・・・落ち着こう・・・
「コホン・・・サファイア王女、落ち着いてほしい。私が望むことは一つ、結晶化された彼女たちを故郷へ帰してほしい。お願いできるだろうか?それとコレにしかるべき報いを与えて欲しい。」
ゴロンと簀巻きにしたナルキー・ナルキッスを引き渡す私。
「え!?ナルキー・ナルキッス!?あの・・・えっと・・・これは・・・」
うん、いきなりすぎたかしら・・・
状況が飲み込めないみたいね・・・
「首謀者を捕らえので引き渡します。この者に然るべき裁きを!それと、この資金は彼女たちの帰国のために使ってください。」
ドサドサっとナルキー・ナルキッスの資財を王女の前に積み上げる私。
「は・・・はい!我が国が責任を持って対処させていただきます。あの・・・国をあげてお礼を・・・」
うんうん、王女様の立ち直りが早くて助かります。
「礼は必要ありません、それでは我々はこれで!さあ、みんなお待ちかねのご飯よ!」
でもね、堅苦しいのはノーサンキュー!それよりも欠食児童の相手が待ってます!
「「「「「「待ってました!」」」」」」
「「「はらへり~」」」
「やっとメシだ・・・」
「ごはんにゃ!」
海鮮BBQが私たちを待ってるわ!
やって来ました海岸。
シアが準備していた海鮮BBQにすぐに突入です!
だって欠食児童待った無しですから!
「お仕事のあとのご飯は美味しいです!」
「幸せの味がします・・・」
「はぁぁ・・・美味しい・・・美味し過ぎる・・・」
「海鮮BBQもいけますね姉様♪」
「やっと食べられるぅ~」
「ごはんにゃ~」
「うまうま~」
「おかわり~」
「もっともっと~」
「美味いんだが量が足りん・・・」
上からクロエ、フィーナ、ジュリア、パメラさん、ソンブル、アスワド、チャンリンシャン、そして熊さん。
はいはいはい、食べるペースが早過ぎて作り手が足りないわ・・・
シアとクローラと私がフル稼働。
黒鈴メイド隊も全力サポートです・・・
「ほら、あなたたちも遠慮しないで食べなさい!無くなるわよ!」
呆然とうちのメンバーの食事風景を眺めていたパール・・・
「はいですにゃ・・・みなさま凄い食欲ですにゃ・・・」
思い出したように海鮮BBQを食べ始めるパール。
こちらも気に入ったらしく食欲旺盛です・・・
(シア、クローラ、材料の備蓄は?)
(そろそろ危ないです・・・)
(こちらは底を付きました・・・)
私とシアとクローラがアイコンタクトで会話していたのはみんなには内緒です。
はあ、私の海鮮BBQが・・・
作るだけ作って食べられないパターン決定です・・・
私たち3人はひっそりと有り合わせで食事を終えましたとさ・・・
ガックリ・・・
「パール、NNNアクアマリン支部を頼みます。もしも手に負えない事態が発生したらシャッテンか私に連絡すること!いいですね!」
「了解しましたにゃ、姫様!」
これでこの国も大丈夫ね。
こうして私たちのバカンスは終わったのであった・・・
うぅ・・・私の海鮮BBQ・・・
この後、世界各地にNNNの支部が増設されていくのはまた別のお話。
戦え!NNN!負けるな!NNN!
世界が平和になるその日まで!
最後までお読みいただきありがとうございました。
ネロと一緒に駆け抜けた1年ちょっとでした。
次の作品も楽しい作品になるようにがんばりたいと思います。
それでは次回作にねこぱーーんちw
続編?「黒猫日和♪」連載開始いたしましたw




