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末っ子は黒を好む?  作者: ねこぱんちw
新たな物語編
75/83

抗う者たち(後編)

残業続きで更新ペースが上がりません。

しかも、増産計画が来年3月まで延長に・・・

それでも負けずに更新していきますのでご安心ください。

ゴポゴポゴポッ・・・

ネロです・・・

光り輝く繭?に包まれて分解中・・・

もっと・・・もっと強い肉体(カラダ)を作り出さなくちゃ・・・

このままじゃ誰も守れない・・・

もっともっと・・・


《世界の声》

獣王の腕輪と猫王の鈴を進化素材にします。

獣神の系譜が開放されました。

スキル統合及びスキルの進化を実行します。

性技スキルが新しいスキルに進化しました。

スキル「魅惑の肢体(パーフェクトボディ)」を習得しました!

魅惑の肢体(パーフェクトボディ):見たもの全てを虜にする魅惑のボディ。

称号「セクシー路線」を手に入れました。

セクシー路線:全身よりフェロモンを放出し、周囲を虜にする。

ぶふぉぉぉ!

思わず吹き出す私・・・

ちょ・・・ちょっと待ってーーーーーーーーーーっ!

何で数あるスキルがあるのにソレからなのよ!

や・・やり直しを要求するわ!

新スキル「ツッコミ」を習得しました!

ツッコミ:ボケに対してツッコミを入れずにはいられない。

だからそういう意味じゃないのよーーーーーーっ!

あ・・・意識が・・・

これ以上ツッコミを入れることが出来ぬまま私の意識は消えていった・・・

存在進化実行開始します。

実行完了まであと・・・

続いて従者の眷属化を実行を開始します。


その頃、カーマイン家で異変が起きていた。

まるでネロの進化に呼応するように、待機していたクローラを始めとした黒猫騎士団の面々が全員光の繭に包まれていったのである・・・

「ネロちゃん・・・何が起こっているの・・・」

そっと呟くクロエ。

しかし、誰もその疑問に答えることは出来なかった・・・


その頃、王城の中庭では、騎士団と魔法師団が出撃準備に入っていた。

三騎士であるルクリア・ノーブル・リュヌが騎士団と魔法師団の前に進み出る。

「これより、邪鱗兵の殲滅作戦及び暗黒竜(ガルシス)の討伐作戦を開始する!この一戦がこの国の未来を決めるのだ!心して掛かれ!!」

「各自装備確認!今こそお前たちの力を示すとき!日頃の訓練の成果見せてみよ!!」

「魔法師団、今こそ我らの力を示すとき!存分に力を振るいなさい!!」

「「「「オオォォゥッ!!!」」」」

戦を前に高まる緊張と熱気。

絶対に負けられない戦いが始まろうといていた。

三騎士たちは肯きあい、右手を高々と上げる。

そして発動する公爵家当主だけが使える当主スキル。


《世界の声》

赤の当主・青の当主・桃色の当主の当主スキルが発動しました!

攻撃力アップ・移動速度アップ・魔法増幅効果が付与されました!


騎士団と魔法師団を包む赤・青・桃の光。

当主スキルの効果により、能力値の底上げが完了。

「ノーブルは西門を、リュヌは南門を頼む!また会おう!!」

「了解だ!」

「えぇ!」

3つの部隊へと再編成しそれぞれ東門・西門・南門へと分かれ出撃する。

「全軍出撃!!!」

「「「「「オオッ!!!!」」」」


一方、ギルドでも冒険者たちの出撃準備が行われていた。

「みんな、聞いて!北門の守護任務を王家からいただいたわ。報酬も出るから思いっきり暴れてちょうだい!!!」

「「「流石はギルドマスター!王家相手にしっかり報酬を勝ち取るなんて、そこに痺れる憧れるぅぅっ!!!」」」

「「「「稼ぎ時だ!!!!」」」

興奮する冒険者たち。

それをそっと手で制するギルドマスター。

「今から瘴気対策の魔法をあなたたちにかけるわ。後は言わなくても解るわね?それではいくわよ!風の精霊よ!悪しき力を遮る盾となれ!ウィンドバリア!!!」

冒険者たちを風が包み込み、体の周囲に空気の層を作り出す。

「さあ、私たちも出撃よ!暗黒竜(ガルシス)の好きになんてさせないわ!!」

「「「「オオッ!!!!」」」

「「「この国は俺たちが守る!そして報酬をこの手に!!!」」」

冒険者たちも北門防衛へと出発した。


「クックックックッ、精々足掻クガイイ!サテ、コチラモ始メルカ!」

邪鱗兵を通して現状を確認し、次なる行動に出る暗黒竜(ガルシス)

王都よりやや後方の平原に陣取り、瘴気で地脈を侵食しつつ王都を囲むように4つの魔法陣を展開していく。

「オ前タチガ邪鱗兵ヲ倒スホド魔鱗陣ニ魔力ガ満チル、ソノ時コソ王都陥落ノ時!絶望ヲ知レ!!クアァハテャッハッハッハッ!」


援軍である騎士団・魔法師団・冒険者の混成軍が各門に到着したときには、各門で邪鱗兵と戦闘状態に突入していた。

守備隊が自らの体を梯子にして城壁をよじ登ってくる邪鱗兵と必死の攻防を繰り広げていた。

「よじ登ってくる相手を集中的に狙え!岩でも石でも何でもいい!奴等の上に落せ!」

「普通の剣は通じんぞ、メイスかハンマーを用意しろ!」

「普通の矢では効果が無い!至急、魔法攻撃の支援要請を出せ!増援はまだか!?」

「敵の数が多過ぎる、このままじゃ押し切られるぞ・・・」

そうこうしているうちに背後に気配が・・・

「隊長後ろ!!!」

振り返ると武器を振りかぶった邪鱗兵の姿が・・・

俺もここまでか・・・

目を閉じそんな考えが頭を過った時、援軍が到着した!

ガキンッ!!

振り下ろされる剣を受け止め、一瞬のうちに邪鱗兵を両断してのけたのは真紅の鎧の将軍!

「ルクリア様!!」

「「「ルクリア様が来てくださったぞ!!」」」

「間に合ったようだな!今度はこちらの番だ!反撃に出るぞ!!」

ニヤリと不敵に笑うルクリア。

「全軍、反撃だ!!!」

「「「了解!!!!」」」


門を開け放ち、眼前に迫っていた邪鱗兵を吹き飛ばす騎士団!

「邪魔だぁぁぁ!!!ファイヤァバーーードアターーーック!!!!」

ルテアが魔力を全開にして必殺の一撃を放つ!

火の鳥と化したルテアが敵を蹂躙する。

直撃を受け、消滅する邪鱗兵たち。

「敵の隊列が乱れた!一気に押し返せ!!お前たち守備隊は我等が外に出た後、門を閉めよ!!」

「まさか外へ出られるのですか!?」

驚愕の顔の守備隊隊長。

「この門で戦っていてはジリ貧だ。ならば討って出る!抜けてきた敵は任せるぞ!」

マントを翻し騎士団の後を追うルクリア。

「聞いたな!ルクリア様たちが出撃する!我等は抜けてきた敵を殲滅することに集中!1匹たりとも王都に入れるな!」

「「「了解!!!」」」

そして出撃していくルクリアたちに全員で敬礼する守備隊たちの姿があった。


「総員、隊列を組め!1匹たりとも討ちもらすな!魔法師団は支援攻撃開始!敵の隊列を崩せ!」

「「「了解!!!」」」

敵の数は約5000、こちらはかき集めた騎士団・魔法師団を3等分したため、1部隊約2000。数の上では分が悪いが、邪鱗兵は魔法を使えないので助かっている・・・

あぁ・・・ルテア、鈍い・・・そうじゃないそうじゃないだろう・・・

えぇい代われ!今すぐ私と代われ!今まで訓練で何をしていた!!

眉間に皺を寄せながら(ルテア)の戦いを見て焦れるルクリア・・

「ええぃ!何やっている!左翼!前に出過ぎだ!魔法師団、右翼に火力集中!」

「「「りょ・・了解!」」」

物凄い形相のルクリアからの命令に若干ドン引きの左翼と魔法師団の面々・・・

そこに駆け込んでくる伝令。

「ルクリア様、敵の増援です!各門にさらに追加戦力10000!」

「ちぃ・・・物量で押し潰すつもりか・・・」

ギリリと歯を噛み締めるルクリア。

「だが、例え敵の数が多くとも我等のやることは変わらん!目の前の敵を殲滅するだけだ!お前は王都の女王にこの件を報告!出来うる限りの支援を頼むと伝えろ!」

「承知しました!」

再び走って行く伝令を見送り、視線を敵へと向けるのであった。


その頃、北門の冒険者たちも邪鱗兵相手に苦戦していた。

「オラァ!ダブルトマホーーックブーーーメランッ!!!」

巨大な2つの斧を邪鱗兵の密集している場所に投擲。

旋回する巨大な斧が次々と邪鱗兵を殲滅していく。

しかし、すぐに開いた穴を塞ぐように邪鱗兵が集合し接近してくる。

「キリがねぇ!こいつら一体何体いやがるんだ!」

吼えるガルド。

「全部倒せばいいんだよっと!スラッシュリッパーッ!!!」

風を纏った双剣で接近してきた邪鱗兵を切り裂いていくルミネ。

「そろそろ下がりましょう!仕込みは完了です!」

そんな2人に後退の指示を出すスプリガン。

「さあ、新魔法のお披露目です!火地雷(フレアマイン)!!!」

スプリガンが地面に設置した火地雷(フレアマイン)が連鎖爆発し、密集して進行してきた邪鱗兵をまとめて消滅させる。

「どうですこの私の華麗な新魔法の威力!集団で押し寄せる敵にこれほど効果的な魔法はありませんよ!」

「「「ハイハイ・・・あぁすごいね・・・」」」

ドヤ顔のスプリガンを華麗に流す他の面々。

これさえなければいい奴なんだが・・・

冒険者たちの思いは一つでした・・・

そこへ出現するギルドマスターの精霊。

「ガルド、すぐに後退して!敵の増援10000が進行してきたわ!」

「10000!?まだ増えるって言うのか!?」

すでに体力も魔力もかなり消耗している冒険者たち。

余力を残している者がどれだけいることか・・・

「まずいね・・・あたしたちもそんなに長時間戦えない・・・」

「取り合えず、ギルドマスターと合流しよう!話はそれからだ!」

「「わかった!」」

焦る気持ちを抑え、ギルドマスターの下へと向かった。


「フン、コザカシイ虫ケラ共、思イノホカガンバルワ!ダガ、ソレモ何時マデ持ツカナ?魔鱗陣ニ魔力ガ満チルマデ後少シ、精々我ヲ楽シマセロ!」

そう言って更に鱗から邪鱗兵を作り出す暗黒竜(ガルシス)

物量で押し潰し、王都の人々の心を折る作戦である。


一方、王城では伝令より支援要請の報告を受けた女王が動き出そうとしていた。

「公爵家各家に連絡!各自、一番近い城壁へ向かい義務を果たせと伝えなさい!」

「「「御意!!!」」」

影たちに指示を出し、自らも出撃の用意をする女王。

「母様、私も参ります!」

「フィーナ、遊びではありませんよ!あなたは次代の女王として王城に避難している民たちを安心させる義務があるのです!」

強い口調でフィーナを拒絶する女王。

「だからこそ民たちのために暗黒竜(ガルシス)と戦わなければならないのです!それに、私にはこの子たちがいてくれます!」

「「「お任せくださいにゃ!!!」」」

姫の護衛は任せろとアピールする三獣士たち。

「わかりました。た・だ・し、私が避難しなさいと言ったら非難するように!」

「ありがとうございます、母様!」

「本当に誰に似たのかしら?こんなに頑固に育って・・・」

ため息混じりに呟く女王。

諦めてフィーナを連れ、馬車へと乗り込み西門を目指すのであった。


「魔法師団は魔力がまもなく無くなる、騎士たちの消耗も激しい、どうしたものか・・・」

ルクリアの表情にも焦りの色がありありと窺えた・・・

敵の第三陣が迫って来ているとの報告も受けている。

しかし、こちらにはすでに余力も無く、戦線を維持するだけで精一杯・・・

こんな時、あの人がいてくれたら・・・

「僕を呼びましたか?」

「え?」

振り返ると、そこには紫のローブを身に纏った人物の姿が!

「どうして!?どうしてここに!?」

突然の事態にパニック状態のルクリア。

そんなルクリアに、ニッコリ微笑むバーベナ。

「君が呼んでいる気がしたんだ♪それじゃあ反撃といきましょう!指揮は僕が引き受けます、あなたは前線へ!」

照れ隠しにガバッと引き寄せ強引に唇を奪うルクリア。

「「「キャーッ!!」」」

「「「あの噂は本当だったのか・・・」」」

周囲から視線が集中するがお構いなしでディープキスに移行・・・


「あぁ!あなたが側にいてくれるなら私は無敵だ!指揮を頼む!ルクリア・カーマイン出撃する!!全身強化(フルブースト)!!!!」

若干、頬を赤く染めながら敵へと視線を向けるルクリア。

そして全速力で最前線へと走って行った。

「さて、魔法師団のみんなは取り合えずこの魔法陣に入ってくれませんか?マナサークル!!」

「これは!?」

「この魔法陣は?」

突如出現した魔法陣に驚く魔法師団の面々。

「この魔法陣には魔力を回復させる効果があるんだ。まだまだ戦闘は続く、今のうちに回復を!」

「「「はい!」」」

魔法師団の面々がマナサークルに入ったのを確認し、うんうんとうなずくバーベナ。

「それでは彼女のために道を作りますかね。妻を支えるのも夫の役目ですからね!元王宮魔術師バーベナ・カーマイン参ります!邪なる者を焼き尽くす天の雷!ライトニングレイン!!!」

突如、上空に雷雲が発生し、雨のように雷が邪鱗兵の集団へと降り注ぐ。

瞬く間に数を減らしていく邪鱗兵たち。

「「「こ・・・これが元王宮魔術師の力・・・」」」

その光景に驚愕の表情を浮かべる魔法師団の面々。


その頃、女王たちと各公爵家当主たちは城壁へと到着。

反撃の準備に入っていた。

「陛下!こちらは危険です!王城にお戻りください!」

必死に止める守備隊隊長。

「何を言っているのです!命を賭けて戦っている者たちがいるのに王城に引き篭もっていられますか!今から彼等の支援を開始します!あなたたちも己の職務を全うしなさい!」

女王の威厳の前に跪く守備隊。

「「「仰せのままに女王陛下!!」」」

すぐに行動に移る守備隊の面々。

「陛下たちに敵を近づけるな!守備隊の力を示せ!!!」

「「「オオゥッ!!!」」」


「フィーナ、見ておきなさい。いずれあなたが受け継ぐ力を!白の当主スキル発動!白の癒し手!!!」

手を高々と上げ、当主スキルを発動する女王。


《世界の声》

白の当主スキルが発動しました!

騎士団・魔法師団・冒険者の傷が癒えていく!


「傷が癒えていく・・・」

「これは・・・」

「女王陛下の白の癒し手・・・」

「我等はまだ戦える、戦えるぞ!」

「「「女王陛下万歳!!!」」」

騎士団・魔法師団・冒険者の瞳に力が戻る。


《世界の声》

紫の当主スキル・緑の当主スキル・黄の当主スキルが発動しました!

魔力回復・自然治癒力上昇・体力&スタミナ回復が発動しました!


続けて全ての者たちを包み込む紫・緑・黄の光。

兵たちの士気も上がり、反撃の準備は完了です!

「フィーナ、これが王族であり、勇者の末裔である私たちの使命。しっかりと目に焼き付けておきなさい!」

「はい、母様!」

後ろを振り返り、三獣士に指示を出すフィーナ。

「お願い、あなたたちの力で皆さんを守ってください!」

「「「御意!!我等三獣士、姫様の望みのままに戦いますにゃ!!」」」

戦場の最前線へと舞い降りる三獣士たち。

そしてその秘められた力を解放していく・・・

「「「我等三獣士は一騎当千!覚悟するがいいにゃ!!!」」」

それぞれが必殺の一撃を放ち、邪鱗兵をなぎ払っていく!

「必殺!ドリルクラッシャーだにゃぁぁぁ!!!」

「くらえ!アクアスパイラルにゃぁぁぁ!!!」

「ファイヤァバーードストライクにゃぁぁぁ!!!」

三獣士の投入により、西門は一気に盛り返す!


「凄い!」

「これなら勝てる!」

「俺たちは負けない!」

「彼等に続けぇぇ!!!」

「「「「オオゥゥッ!!!!」」」

しかし、彼等がいかに善戦しようとも絶望的な数の差は埋まることは無かった・・・

「満チル・・・マモナク満チル・・・、モウスグ魔鱗陣ニ魔力ガ満チル!愚カナ王都ノ者共ニ本当ノ絶望ヲ教エテヤロウ!!」


基本、週末更新です。

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