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末っ子は黒を好む?  作者: ねこぱんちw
新たな物語編
64/83

猫の手15 お礼は伝説の武具!?

新章突入第1話は猫の手です♪

お楽しみください。

ネロです。

フィーナの誕生日が近付いています。

今年のプレゼントはちょっと手の込んだ一点ものにしようと画策しております。

ドワーフの里での宴会後、OHANASHIでグッタリしていたカヌチ様に再度ドワーフの里へ連れて行ってもらいゲートは開設済み♪

これでいつでもドワーフの里へと行けます。

そしてやって来ましたドワーフの里。

何しに来たかって?

それはね・・・


「よく来たな!今日はどうしたんだ?」

里の入り口で警備しているドワーフさんたちは、私を覚えていてくれたみたいです。

「ちょっとご相談がありまして、族長さんはいらっしゃいますか?」

「族長なら鍛冶場にいるはずだ、行ってみるといい!」

「わかりずらいから俺が案内しよう!ちょっと行って来る!」

顔パスで里に入れてくれて、そのうえ案内まで・・・

えーーっと・・・一応警備してるのよね?

大丈夫かしら・・・


案内されるまま族長さんのいる鍛冶場へ。

凄い熱気と響き渡る槌の音。

前回は見ることが出来なかったドワーフらしい鍛冶場の光景が展開しています♪

飛び散る火花がとっても綺麗です。

ただし、怒号が響いていなければ・・・

「おらぁ!もっと力入れて槌を振れ!」

「「おぅ!」」

キィィンッ!キィィィンッ!

何度も何度も槌が振り下ろされ、段々と剣へと姿を変えていく。

鍛冶の現場を生で見る機会なんて滅多にないから貴重な体験よね。


作業が終わり、私の存在に気がついたらしく声をかけてくるドワーフたち。

「いらっしゃい!」

「よく来たな!」

「嬢ちゃん来てたのか、声をかけてくれりゃあいいのに。」

集中して作業してるのにそれは無理でしょ・・・

「作業中なので遠慮しました。」

「気にするな、そんなことくらいでへまやる奴等はここにはいねぇ。そう言えば名乗ってなかったな俺が族長のアイゼンだ。」

一番高齢と思われるドワーフが名乗ります。

他のドワーフたちより一際太い腕、いかにも職人と言わんばかりのごつごつした手、長い髭、貫禄がありますね。

前回は自己紹介するより宴会でした・・・

ドワーフらしいといえばそうなんだけど、自己紹介は大事よ・・・


「実は、お願いがありまして・・・」

フィーナの誕生日プレゼントのためにドワーフ細工を教えて欲しいとお願いする私がいました。

「何だ、そんなことでいいのか?いくらでも教えてやる!それと、おい誰か女たちを呼んで来い!例の件だ!」

「了解!」

ドタドタと走って行くドワーフさん。

例の件???

首を傾げる私を置いて、話が進んでいきます・・・

ドワーフさんが数名のドワーフの女性を連れて来たと思ったら、何故かドワーフの女性たちに別室へと連行され、採寸される私と黒猫メイド隊・・・

「あの・・・これは一体?」

「いいのいいの、気にしないで♪」

「はい、猫ちゃんたちも測りましょうね!」

「にゃ?」

何が起こっているの?

誰か説明プリーズ!

「そう言えば大きくなれるのよね、大きくなってちょうだい!」

「はあ・・・」

言われるままに黒猫姫モードに変身。

さらに採寸されました・・・

だから誰か説明を・・・


「そう言えばお嬢ちゃんは変わった剣を持っていたな。見せてくれ!」

月華は刀だからドワーフには珍しいかもです。

「はい、これです。銘を月華といいます。」

「ふむ、斬る事に重点をおいた剣だな。それにしても美しいな、こんな作りの剣は初めてだ・・・」

食い入るように月華を見つめるアイゼンさん。

その瞳はキラキラしています、まるでおもちゃを見つけた子供みたいです。


私の願いはスルーされ、説明が無いままドワーフ細工の講習がスタート。

結局、説明してくる人は誰もいないみたいなので諦めてこちらに集中します。

それにしても練習素材がミスリルって・・・

「お嬢ちゃん本当に初めてか?かなり筋がいいな。」

「本当ですか?」

信じちゃいますよ?

今回製作するのは腕輪です。

細かな装飾と宝石をはめ込むタイプを作ろうと思っています。

宝石の研磨にも挑戦の予定。

物作りが段々と楽しくなってきた私です♪

そして完成したのがこちら♪


アイテム:守護の腕輪

グレード:ユニーク

効果:毒・麻痺・石化耐性を付与された腕輪。一度だけ致死ダメージを肩代わりする身代わりの効果を併せ持つ。


有無、中々の力作♪

フィーナは王族だし、一応安全のために色々付与してみました。

デザイン的には中央に薔薇の装飾をして回りは小さな花と蔦をイメージしリング状にしてみました。

ミスリル製だし見た目も豪華でいい感じでしょ。


「お嬢ちゃんは本当に筋がいいな。これからもちょくちょく来ないか?」

「申し訳ありませんが、そんなには来れませんね。」

アキュウド商会のお仕事もありますし、黒鱗の使徒との戦いもありますし・・・

「そうか、お嬢ちゃんが来ると他の奴らの刺激になるんだがなぁ・・・」

とっても残念そうな顔をするアイゼンさん。

腕輪作っただけですよ、そんな刺激になるようなことしたかしら?

「まあ、忙しいんじゃ仕方ねぇな、暇になったら顔出してくれ!」

「わかりました。色々お世話になりました。」


後日、アキュウド商会にカヌチ様がやって来ました。

「ネロ、アイゼンたちからお前さんに渡してくれと預かった!」

そう言って私の前に並べられたのは黄金色の武器と防具・・・

ズラリと並んだ装備の数々に圧倒される私・・・

え・・・これってもしかして・・・

鑑定鑑定・・・

「まさかオリハルコンですか!?」

驚く私。

そんな私にドヤ顔で説明するカヌチ様・・・

「そうだ、暗黒竜(あいつら)と戦うのにミスリル装備じゃ心もとないだろうって事になってな、ドワーフの里秘蔵のオリハルコンを引っ張り出してきたってわけだ。」

カヌチ様の話によると、里を救ってもらったお礼がドワーフ細工を教えるだけじゃ釣り合わないという話になり、私たち専用にオリハルコンの装備を作ることになったのだとか・・・

「装備への祝福は俺とフィオーレでやらせてもらった。久しぶりに満足がいく作品に仕上がったぞ!」

再びドヤ顔のカヌチ様。

それって自重しなかったって意味じゃ・・・

恐る恐る鑑定する私・・・


アイテム:黒猫姫の鎧(ノワールドレス)

グレード:アルティメット

効果:ブレストプレート・アーマースカート・ガントレット・グリーブ・ヘルムの全てを装備するとセット効果パラメーター2倍が発動。大地神の祝福の効果により毒・麻痺・石化・睡眠・魅了・混乱・瘴気耐性とHP・MPの自動回復を併せ持つ。


アイテム:天華(テンカ)

グレード:アルティメット

効果:大地神の祝福により、浄化の力を秘めた刀。黒鱗の使徒や暗黒竜に特化した武具。刀身より生み出される炎は瘴気を焼き尽くす。奥義”天華炎舞”が使用可能。天華炎舞、対象の上下に魔法陣を形成、魔法陣より黄金の炎の花弁が舞い踊り、対象を焼き尽くす。


アイテム:猫従士の鎧(ネコメイドドレス)

グレード:アルティメット

効果:ブレストプレート・アーマースカート・ガントレット・グリーブ・カチューシャヘルムの全てを装備するとセット効果により、同型装備を着用者が一定エリアにいる限り全パラメーターが2倍。大地神の祝福により移動力2倍・防御力2倍効果を併せ持つ。


アイテム:黒猫槌(ニャンコハンマー)

グレード:アルティメット

効果:大地神の祝福により、浄化の力を秘めた槌。黒鱗の使徒や暗黒竜に特化さいた武具。ハンマーより光り輝く肉球が発生し、肉球で対象を押し潰しそのまま浄化してしまう。ハンマーより発生した肉球を合体させて巨大な肉球にすることも出来る。


物凄い物を貰ってしまったわ・・・

この装備に負けないように特訓しなくちゃ!

カヌチ様とドワーフたちに大感謝です。

きっと暗黒竜を倒してみせます!そう心に誓う私でした。

それはそれとして、オリハルコン装備が手に入ったわけで・・・

クローラやシャッテン、それに隠密の装備は創造魔法で色々(・・)と自重しないで作れそうね♪

私の新しい野望が生まれたことは言うまでも無い・・・

基本、週末更新です。

ご意見・ご感想・誤字報告等お待ちしております。


<NEW CHARACTER>

アイゼン:ドワーフの里の族長。カヌチ様の鍛冶仲間にしてドワーフの里一番の鍛冶師。ネロたちに受けた恩を返すためオリハルコンの装備を内緒で作るお茶目なおじ様。優先順位は鍛冶>酒>その他

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