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末っ子は黒を好む?  作者: ねこぱんちw
黒と闇の輪舞編
58/83

ドワーフの里へ

すっかり春らしくなり、桜も満開♪

しかし、花粉症の私には厳しい現実が待っていました・・・

嬉しいような悲しいような今日この頃です・・・


ネロです。

もう、無理!

あぁ・・・つ~か~れ~た~

ピクピクッ

パタパタッ

先日、女神様(アリアさま)から教わった”擬態”スキルを使用して学園に通ったのだけど・・・

一言で言うとあれは拷問ね・・・

こう、全身をコルセットで締め付けているような感覚・・・

ギュウギュウに抑圧された猫耳と尻尾が飛び出るのを我慢するのに必死で、授業どころじゃなかったわね・・・


病み上がりで体調が悪いと言ってごまかす私がいました・・・

挙動不審な私を本気で心配してくれるフィーナ。

うん、あなただけが私の癒しよ。

ちょっとクロエ、笑い過ぎじゃないの!!

プンスカプンスカ!


現在、開放的気分で猫耳と尻尾を出してベッドに倒れこんでいるわけで・・・

はあ・・・この開放感、癖になりそう・・・

このままじゃ普通の人間生活は無理ね・・・

本気でどうしようかしら・・・

あぁ・・・もう何も考えたく無いわ・・・

ピクピクッ

パタパタッ


そんなとき、私の部屋をノックする音が!

コンコンコンッ!

「お嬢様、アキュウド商会よりお店の方に顔を出して欲しいとのことですがいかがなさいますか?」

そう言いながら入室してくるシア。

シア、入室の許可を出したかしら?

そして、私を一目見るなり・・・

「お嬢様、はしたないです!」

言わないでおくれ・・・

いいの、今が幸せなら・・・


ムクッとベッドから起き上がり身支度開始。

「シア、馬車の用意を!アキュウド商会に行きます。」

「はい、かしこまりました。」

がんばって擬態して、身支度完了!

さてさて、何の用時かしら?


「主任、おはようございます。」

「メイルーおはよう。」

受付嬢のメイルーたちに挨拶してから自分の研究室へ。

さて、アキュウドさんは来ているのかしら?

まさか呼び出しの理由は動物変身キャンディーの増産の件じゃないでしょうね・・・

しかし、私を待っていたのは鍛冶と大地の神であるカヌチ様でした・・・

「話はアリア様より聞いている。色々と難儀しているそうだな。」

「はい・・・もうどうしたらいいのかわかりません・・・普通の人間生活の危機です・・・」

どうやら心配して来てくれたみたい?


「そこで俺から提案がある!大地の試練を受けてみんか?」

大地の試練?

ナニソレ???

小首を傾げる私。

そんな私に親切に説明してくれるカヌチ様。

「理力・精霊力・野性の心、よくもまあこれだけの力を集めたものだな。この力を別の言葉に言い換えれば、世界・自然・動物だ。これらの力をまとめるのには大地の力(ガイアフォース)が必須だ。どうだ、手に入れたくなっただろ?」

何ですって!?

そんな便利な力があるだなんて!


大地の力(ガイアフォース):大地母神より授かる力。土壌変化・地質変化・鉱物融合・地形変動・成長促進の力を併せ持つ。


これは凄いわ。

まさに大地の力ね。

これなら他の力のまとめ役となってくれそうね。

「是非、大地の試練を受けさせてください!」

「わかった。ドワーフの里へは俺が連れて行こう。閉鎖的(へんくつ)な部分もあるのでな、余所者が行くと警戒される。週末、この店に集合でいいか?」

週末なら問題無しよね。

二つ返事でお願いしちゃいました。


カヌチ様の横で成り行きを見守っていたアキュウドさん。

「お話はまとまったようですね。では、動物変身キャンディーの増産をお願いします。いやぁ、貴族のご婦人方からの注文が凄くて凄くて、女王陛下からもご注文いただきました♪」

「・・・」

だから何で大人気商品になっているのよ・・・


「何でも夜の夫婦生活に必須と広めた方がいらっしゃるとか・・・」

「・・・」

誰よ!誰がそんなことに使ったのよ!


取り合えず次の週末にドワーフの里を目指すことになりました。

これでコルセット状態とさよなら出来るかしら!?

がんばれ私!

普通の生活を手に入れるそのために!


帰宅した私を待っていたのはイイ笑顔の母様でした・・・

「ネロ、あのキャンディー(・・・・・・・・)の追加を頼む。アリシアに自慢したら欲しいってうるさくてな・・・」

犯人がここにいました・・・

あのキャンディーはそんな目的で作ったんじゃないんですけど・・・



基本、週末更新です。

ご意見・ご感想・誤字報告等お待ちしております。

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