出撃!新生黒猫騎士団!
4月からお仕事増産のため、休日出勤が決定した作者です。
更新ペースは落とさないようがんばります。
作業BGM”動物戦隊ジュウオウジャー”本能覚醒でお届けします。
「同調チェック開始!」
「了解!同調チェック開始します!」
「出力安定!オールグリーン!」
ここは黒い庭にある錬金工房。
現在、新型動力機関”NH”と”MH”の連動テスト中である。
え?学園はどうしたかって?
それはね・・・
ネロです。
黒鱗の使徒対策が急務だと判断した私は、母様に直談判しました。
「母様、いまこそ黒猫騎士団の強化が必要なときです!どうか学園を休む許可をください!」
「話は聞いている。NNNに犠牲者を出したそうだな。事態は一刻を争うようだ、許可しよう。た・だ・し一週間だ!それ以上は認めん!」
むぅ・・・一週間ですか・・・
まあ、許可が出ただけマシでしょうか?
病欠と一筆書いてもらい、学園にはクロエに持っていってもらいましょう。
それでは張り切って?黒い庭に篭りましょ。
まずは紫炎対策。
あれがある限り通常の浄化が効果がありません。
私一人の攻撃では出力不足で遮られます。
ならどうするか・・・
答えは簡単です。
技の出力そのものを上げるのです!
黒猫騎士団の動力炉を変更、それにより特殊フィールドを作り上げ、こちらの力を底上げすることにしました。
新型動力機関”NH”13機とMH”5機をそれぞれ製作。
同調テストを繰り返し、相乗効果を確認しているわけです。
え?”NH”とか”MH”じゃわからない?
正式名称”NH”と”MH”。
黒猫騎士団&シャッテンに搭載予定のNHは王都にいる猫たちの数だけ力を二乗倍する新型動力機関である。また、システム同調することで広域特殊フィールドを発生させる。
隠密&クローラに搭載予定の”MH”は”NH”の力を増幅する能力を持つ。更に倍って感じです。
これにより私の浄化の炎は増幅されるので紫炎にも打ち負けない予定です。
続いて着手するのは武装ですね。
私の愛刀は全開の戦闘で壊れたので新しく作り直し・・・
次は壊れない頑丈な武器にしなきゃ・・・
創造魔法で理力&光属性の融合を開始!
イメージするのは光の盾。
聖十字盾:邪悪を打ち払う光の盾。邪悪な者を焼き払うホーリーフレア、邪悪な者を拘束するホーリークロス、あらゆる状態異常(毒・麻痺・石化・呪い)や怪我を癒すホーリーヒールの3つの能力を持つ。
月華:聖属性特化の新たな刀。その刀身は雪のような白く淡い光を放つ。”NH”及び”MH”とダイレクトリンクし、聖属性の戦闘力を数倍に上げる事が出来る。
私の武装はこんなものかしら?
刀に盾の変則装備だけど別にいいわよね?
後は隠密と黒猫騎士団の装備の新調を・・・
「ビーッビーッビーッ!」
そんな時に限って鳴り響く警報・・・
空気を読んで欲しいわね・・・
「シャッテン、何事?」
「姫様、NNNより入電ですにゃ!黒鱗の使徒が出現!騎士団が市街で戦闘中ですにゃ!」
この忙しい時に・・・
「シャッテン、初陣だけどいける?」
「もちろんですにゃ!あいつらに倍返しにゃ!」
それでは全員出撃といきましょう!
「総員戦闘用意!黒猫騎士団出撃する!クローラは実験を継続!」
「かしこまりました!」
「「「了解!」」」
「「「にゃっ!!!」」」
「了解ですにゃ!」
全員お揃いの猫耳ローブを身に纏い夜の王都に出撃です!
騎士団は無事かしら?
家々の屋根をひた走り現場へと急行しました。
現場ではトカゲ顔の黒鱗の使徒との戦闘が継続中。
騎士たちはがんばっていました。
「お前たち、いつもいつも女の子や猫たちに頼るつもりか!騎士の力みせてみろ!」
「騎士団の底力みせてやる!」
「俺たちだってこの王都を守ってるんだ!」
「このトカゲ野郎、騎士を舐めるなよ!」
「あの猫の弔い合戦だ!!」
「チィィィッ!タカガキシゴトキガシツコインダヨォ!コレデモクラエェ!」
尻尾から棘を飛ばし騎士たちを攻撃する黒鱗の使徒。
ガキンガキンッ!
攻撃を盾で受け止める騎士たち。
「そんなわかりやすい攻撃食らうわけないだろぉが!」
「攻撃がワンパターンなんだよ!」
「コザカシイニンゲンドモガ!オレヲホンキニサセタナ!」
騎士たちはとっても善戦しています。
騎士たちに何があったのかしら・・・
ここで横槍を入れるのは空気が読めない人よね・・・
しかし、騎士団のがんばりもここまででした・・・
トカゲ顔の黒い使徒に異変が!
脇腹の辺りからメリメリッと音がしたと思ったらそこから腕が生えて来ました・・・
続いて首には襟巻きが・・・
何、あのビックリ生物は・・・
エリマキトカゲってあんなだったかしら?
四本腕になった黒鱗の使徒はその圧倒的な力を解放します。
「来るぞ!隊列を組め!」
「油断するな!」
「倒すぞ!」
突撃する騎士たち・・・
「サッキマデトイッショダトオモウナ!クラエェ!!」
四本の腕が鞭のように変化し、騎士たちを強襲!
盾ごと吹き飛ばされる騎士たち・・・
「ぐぅぅっ・・・」
「まだだぁ!騎士は引かん!」
「立て!騎士の力を示すときだ!!」
「まだだ・・・まだやれる!」
それでも立ち上がる騎士たち。
「バカメ、ネテイレバラクニシネタモノヲ!」
そんな騎士たちに急接近し、襟巻きを高速回転させて切りかかる使徒。
「ぐぁぁ・・・」
「騎士は・・・騎士は・・・負けん・・・」
「俺たちが・・・守るんだ・・・」
ここまでね、騎士たちを死なせるわけにはいかないわ!
「黒猫騎士団!騎士を救出せよ!」
「「「にゃっ!!」」」
「「「了解!!」」」
屋根から舞い降りる私たち。
「そこまでよ!夜を騒がす不届き者!この黒猫姫が相手になります!!」
使徒の前に立ち塞がる私。
新武装の試し切りといきましょう!
「キタナ!トンデヒニイルナツノムシ!クロネコヒメ、キョウガキサマノサイゴダ!!」
四本の腕を鞭のように撓らせて私を攻撃してくる使徒。
四方からの同時攻撃!
ビュンビュンッ!唸りを上げる使徒の腕!
慌てず騒がず見切り発動!
「よっ!ほっ!何処を狙っているのかしら?」
「チィィィッ!チョコマカト!」
最小の動きで攻撃を交わし、使徒の注意を私に向けます。
その間に黒猫騎士団が騎士たちを回収。
迅速な救助活動です♪
「姫様、騎士の避難完了です!」
それでは反撃といきましょう!
「ムダムダムダァッ!オマエノチカラハオレタチニハキカネェンダヨ!」
お馬鹿さんなのかしら?
いつまでも同じままでいるはずないでしょ・・・
「シャッテン!」
「姫様、お呼びにより参上しましたにゃ!」
ニョキッと私の影から現れるシャッテン。
執事から忍者にクラスチェンジ!?
「それでは僭越ながらいかせてもらいますにゃ!」
執事服に片眼鏡をかけたシャッテンが自慢の爪を伸ばします。シャッキーン!
「アノカタノカゴヲヤブレルモンカァ!」
その自信が命取りよ!
「隙間センサー!見つけたにゃ!!」
「説明しよう!隙間センサーとは、シャッテンに装備された片眼鏡型特殊装備である。猫の狭いところを見つけて入り込む習性を元に、あらゆる隙間を見つけだすことが出来るのである!」
「姫様、誰に説明してるのにゃ?さあ、一気に畳み掛けるのにゃ!」
ちょっとナレーションぽくやってみたかったのよ・・・
「シャッテンクローですにゃ!」
黒鱗の使徒がいる空間の隙間に爪を差込、上下に引き裂くシャッテン!
「バ・・・バカナ、ナゼアノカタノチカラガヤブラレルノダ!?」
そんなのシャッテンクローに空間を切る力があるからに決まっているでしょ!
黒鱗の使徒ってみんな脳筋なのかしら?
棒立ちの使徒を見逃す手はありませんよね!
「聖十字盾!!!ホーリークロス!!」
光り輝く盾を装備し、その能力を発動させます。
「ナンダコノヒカリハ!?ウゴケン!」
光の十字架に拘束される使徒。
「これで終わりよ!月華!」
新たな愛刀を手に使徒へと迫る私。
「邪なる者よ!無垢なる闇へと返れ!月華葬列!!」
刃より生じる雪のような淡い光が使徒を包み、使徒の体を美しい華へと変える。
その華は弾ける様に散り、美しい花弁を散らしながら消えていく・・・
邪悪で醜いトカゲも光の華になって散っていけば美しいわね。
「任務完了!総員撤収!!」
「「「了解!」」」
「「「にゃっ!!」」」
お仕事が終ったので研究に戻りましょ!
「ふぅ・・・結局、また助けられたな・・・」
「今日こそは俺たちで何とかしようと思ったんだが・・・」
「まだまだ修行が足りんな・・・」
騎士の方々のため息まじりの声が聞こえて気がしたわ。
黒い庭へと帰還し、錬金工房へ。
「クローラ、実験の方はどうかしら?」
「マスター、お疲れ様です。実験の方は無事に終了いたしました。こちらが計測データになります。」
うんうん、実験は成功ね♪
それならやることは一つ!
「黒猫騎士団は順次動力機関を入れ替えます。4体交代で入れ替えるので準備してちょうだい!」
「「「にゃっ!!」」」
動力帰還の入れ替えに黒猫騎士団と隠密の新武装開発・・・
やることはいっぱいなのよ!
今日も猫の手を借りて私は生きていく。
大切な人たちを守るために・・・
数日後の夜。
「またして黒鱗の使徒出現ですにゃ!」
「シャッテン、”MH”の具合はどう?」
動作確認しなきゃね。
「問題なしですにゃ!エネルギー満タン、いつでもいけますにゃ!」
あら、頼もしい!
「黒猫騎士団出撃!さあ、新しい力のお披露目よ!!」
「「「にゃっ!!!」」」
「「「了解!!」」」
「かしこまりました!」
「はいですにゃ!」
今日も王都の夜を疾走する私たちの姿がありましたとさ♪
基本、週末更新です。
ご意見・ご感想・誤字報告等お待ちしております。




