編入生は闇の巫女!?
毎日花粉症が辛い作者です><
今週も更新の日がやってまいりました!
サクサクいきましょう!
寝落ちする前に・・・
春の足音がまだまだ遠い北の山脈。
そこにそびえる黒い神殿。
その中では、闇の者たちが蠢いていた。
「使徒たちよ、あの日より何年経った?」
「ヨンヒャクネンニゴザイマス!」
「アノヒノコトハワスレラレマセヌ・・・」
「ミコサマノメザメヲドレホドマチノゾンデイタコトデショウ!」
ウンウンと肯きあう三つの影。
「皆の者、我が力は未だ完全では無い、そこでしばし力を蓄えようと思うがどうか?」
「ミコサマ、ソレガヨロシイカト!」
「ナラバ、シントノイエニテスゴサレルノガイチバンカト!」
「スグニテハイヲイタシマス!ダレカアル!スグニオウトニイルシントにツナギヲツケヨ!」
「我が力を蓄えている間、瘴気集めも頼むぞ!それこそがあの方復活への早道と知れ!」
「ハハァ、タダチニ!」
「「「スベテハアノカタフッカツノタメニ!!」」」
使徒たちは慌しく行動を開始したのであった。
王都近郊まで使徒に送迎され、信徒と合流する闇巫女ソンブル。
「お初にお目にかかりますソンブル様。私はカルム・オンブル。そして妻のリヤンにございます。」
「うむ、大儀である。しばし、その方の家に厄介になるぞ。」
「ははぁ、どうぞご自宅だと思いお寛ぎください!」
馬車に移動し、今後の打ち合わせをする闇巫女であった。
「それで、我の扱いはどうなる?」
「はい、遠縁の娘を引き取って養女にしたことになっております。こちらではヴィス・オンブルとお名乗りください。それと、ご要望通り学園への編入手続きは完了しております。」
そんな会話をしながら馬車が向かったのは洋服店。
「まずは、これからの服を用意しませんと!」
「ソンブル様、さあ、参りましょう!」
「う・・うむ・・・そなた等、楽しそうだが何故だ?」
若干ジト目でオンブル夫妻を見つめる闇巫女。
「コホン、実は子宝に恵まれませんでしたので娘が出来たようで浮かれてしまいました・・・」
「程々で頼む・・・」
その後、着せ替え人形にさせられる闇巫女がいたとかいないとか・・・
「ふぁぁぁ、むにゃむにゃ・・・」
ネロです。
本日も眠いです・・・
「ネロちゃん、今日も眠そうね・・・」
「ネロ、また夜更かしですか?」
フィーナ、またって・・・
私、そんなに夜更かしキャラかしら?
学園生活は眠いと昔から決まっているのです!
私たちがガヤガヤやっていると、教室の扉を開けてルード・ベキア先生が入って来ました。
「全員席に着け!今日はお前たちに新しい仲間が加わる!入れ!」
先生の後ろから一人の少女が教室に入って来た。
黒い髪、黒い瞳、白い肌の少女。
第一印象は若干、不健康な感じ?
「自己紹介をしろ!」
「はい、編入して来たヴィス・オンブルです。これからよろしくお願いします!」
コソコソっと鑑定してみましょ。
名前:ソンブル
種族:竜亜人
性別:女
職業:闇巫女
二つ名:なし
スキルポイント:???
レベル:???
<スキル>
闇魔法5 魔力消費量軽減5 魔力増加5 格闘4 竜闘気4 威圧 話術4 竜言語 加護 ??? ??? ??? ??? ??? ??? ???
ゴチン!
机に突っ伏して頭をぶつける私がいました・・・
ちょっと、敵じゃないの!
どう見たって黒鱗の使徒の関係者じゃないの!
何で学園に?
まさか、私の正体ばれた!?
とりあえずNNNで監視対象に指定しましょ!
「ネロちゃん、大丈夫なの?凄い音がしたけど・・・」
「うん・・・大丈夫よ・・・」
クロエが心配しているけど、笑ってごまかしておきましょ・・・
今話したら大混乱になるし・・・
休み時間はヴィス・オンブル(仮)の質問コーナーになっていたとか・・・
「何処から来たの?」
「兄弟は何人?」
「好きな食べ物は?」
「趣味は?」
編入生ってそんなに珍しいかしら?
「うん・・・あの・・・その・・・だな・・・」
かなり困惑する彼女の姿が印象的でした・・・
彼女についてはNNNの警戒レベルは引き上げておいたので何かあれば連絡が来るはず・・・
授業も終わったことだし、とりあえず帰宅しましょ。
「姫様、事件ですにゃ!現在、黒鱗の使徒と騎士団が戦闘中ですにゃ!」
夕食が終わり、まったりしていた私を呼びに来るブチさん。
ふぅ、いきなりなのね・・・
「黒猫騎士団、出撃!隠密たちは周囲警戒!」
「「「にゃっ!!!」」」
お揃いの猫耳ローブを身に纏い、出撃です!
「お嬢様、ご武運を!」
シアも心配性ですね。
「騎士団の意地を見せるとき!突撃!」
盾を構え、黒鱗の使徒に突撃をする騎士たち。
しかし、それを舌を鞭のようにしならせ迎撃する黒鱗の使徒。
ローブの下から出来てた顔はカエルでした・・・
「ゲロゲーロ、ソンナモノデオレサマガタオセルモノカ!」
「連携して攻撃するんだ!」
「「「了解!」」」
4人で一斉に攻撃をかける騎士たち。
「バカメ!!」
しかし、その頭上を飛び越えるカエル顔の使徒。
カエルだけに跳躍には自身があるみたい・・・
すっかり翻弄されている騎士たち。
母様が見たら不甲斐無い!って怒鳴ることでしょう・・・
さて、私たちの出番ね!
「そこまでだ!夜を騒がす不届き者!この黒猫姫が相手になりましょう!」
「キタナクロネコヒメ!ナカマタチノカタキトラセテモラウゾ!」
私への敵意が凄いわね。
「黒猫騎士団、全機フォーメーション!」
「「「にゃっ!!!」」」
カエル顔の使徒を取り囲む私たち。
「ゲロゲーロ、ムダムダムダァ!」
跳躍して囲みを抜けようとするカエル顔の使徒。
「甘いのはどちらかしら?スパイダーウェブ&シャドウバインド!!」
拘束呪文連発です!
粘着性のある糸と影で縛り上げ、芋虫状態の使徒。
「シマッタ!ヌケダセナイ!」
「さあ、留め!Fire Of Purge!」
浄化の炎がカエル顔の使徒を黄金色に染め上げる・・・
その直後、紫色の炎が使徒を包み、私の浄化の炎をかき消されてしまった・・・
「ふははははっ!我が名はソンブル!闇巫女ソンブルである!黒猫姫よ、そなたの思い通りにはさせぬぞ!」
闇色のドレスを身に纏い、漆黒の髪を靡かせてその女性は現れた!
「これは我からの餞別、受け取るがよい!!!黒竜炎!!!!」
荒れ狂う黒い炎の竜が私たちに牙を剥きます!
「厄介な!フリーズブレス!!」
氷魔法で迎撃!
「ふふっ、思ったよりやるようで嬉しいぞ!だが、今宵はここまで!戻るぞ!」
「ハハァ!オボエテイロ、ツギコソケッチャクヲツケルゾ!」
使徒を連れ、姿を消す闇巫女。
私の浄化魔法が効果無しだなんて・・・
闇巫女に黒星を付けられた形の私たち、次は何か対策を練らなきゃ・・・
基本、週末更新です。
ご意見・ご感想・誤字報告等お待ちしております。




