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末っ子は黒を好む?  作者: ねこぱんちw
黒と闇の輪舞編
49/83

黒と闇

花粉症始まりました・・・

また、辛い季節の始まりです・・・

さて、更新がんばりましょう。

暗い暗い闇の中。

闇に浮かび上がるは自分のみ。

うん・・・ここは何処かしら?


ネロです。

ただいま不思議空間に浮遊中・・・

何処も彼処も真っ暗暗い暗い・・・

誰か説明プリーズ!

途方にくれる私。

そんな時、何処からともなく響き渡る足音・・・

誰かいるの!?

「誰かいませんか?」

私の声が空間に反響していきます。

カツンカツンカツン・・・

誰かがやって来る気配・・・

そして・・・

私の眼前にやって来たソレ(・・)は闇そのものでした・・・


優雅にお辞儀をしてくるその人物らしきもの。

差し出されたその手には漆黒の鱗がびっしりと・・・

私がその手を取るのを躊躇っていると・・・

「もうすぐ会いに来ます。その時は○○しあいましょう♪」

「え!?何!?何て言ったの!?待って・・・ちょっと待って!!」

手を突き出す私・・・

その手は誰かに捕まれました・・・


そして、目が覚めました・・・

見詰め合う2人・・・

「・・・」

「お嬢様大丈夫でございますか?」

どうやら夢だったみたいです・・・

寝ぼけていた私の手を掴んだのはシアでした・・・


そして、いつもの声が響き渡ります・・・

《世界の声》スキル『予知夢』を獲得しました!


何やら物騒なスキルを獲得しました・・・

確認確認・・・


予知夢:最も確率の高い未来を夢に見る。


わぉ・・・誰かに会う事決定ですか、そうですか・・・

それにしても、あれは誰だったのかしら・・・


私が新しいスキルに途方にくれている頃、北の山奥にある神殿では悪の笑いが木霊していた。

「グギャギャギャギャ!ヨクヤッタ!ヨクゾマコクジンヲセイコウサセタ!ホメテツカワス!」

「ハハァ、アリガタキシアワセ!」

跪く一つの影。

「コレデワレラノショウリハカクジツダ!」

「アトハジャマナドワーフドモダケダナ!アチラハジュンチョウナノデアロウナ?」

「ワレラノジャマヲスルモノタチノケンデホウコクガゴザイマス!」

「ユルス!モウシテミヨ!」

「ナニモノカ!?」

先を促され報告に入る使徒。

「アノヨ、オトリヤクヲシテイタアニタチヨリサイゴノネンワガアリマシタ。ワレラノジャマヲシタモノ、ソノナヲクロネコヒメト・・・」

「ネコノオウノケンゾクカ!?」

「ソノナオボエテオコウ!」

「ワレラノジャマヲシタコトカナラズコウカイサセテヤロウ!」


「アノゥ・・・トコロデ、マコクジンニハドノヨウナコウカガアルデショウカ?」

恐る恐る聞く使徒。

「サイキンノシトハソノヨウナコトモシラヌノカ・・・」

「ナゲカワシイカギリダ・・・」

「ナラバキクガヨイ、マコクジンニハニンゲンドモノアラユルフノカンジョウヲキュウシュウシ、ショウキニカエルチカラガアル!」

「ソノショウキヲヤミノヒツギニソソギコミワレラガミコヲフッカツサセルコトガワレラノツトメ!」

「アノカタフッカツニハヤミノミコノフッカツガカギトナルノダ!」

「ナンジニハヒキツヅキオウトニテキョウフヲフリマイテモラウ!」

「ソレコソガワレラノミコフッカツニツナガルノダ!」


「オマカセクダサイ!デハ、カゲトカゲノタマゴヲイタダケマスデショウカ!」

「ホゥ、カゲトカゲカイイダロウ、ヤッテミルガヨイ!」

「キッポウヲマッテオルゾ!」

「「「スベテハアノカタフッカツノタメニ!!!」」」

そして、神殿からは全ての気配が消えていった・・・


数日後の王都。

何処からともなく現れた黒いトカゲにより、王都の市民が襲われるという奇妙な事件が起こっていた・・・

通報を受け、騎士たちが現場に駆けつけると黒いトカゲたちは何処にもおらず、誤報では!?と疑う者さえいたとか・・・

しかし、黒いトカゲが関係する通報は後を立たず、騎士たちは夜も王都を駆けずり回っていた・・・

「アルド、場所はここのはずだがトカゲは?」

「ルテア、残念ながら何もいない。逃げられたようだ。取り合えず怪我人を保護しよう!」

もちろんこの2人も借り出されていた。


そんな2人の様子を見つめるものたちがいた。

誰かって?

それはもちろん我等がNNNニャーニャーネットワークのメンバーである。

「録画したかにゃ?」

「OKにゃ!あいつら影に消えたのにゃ!すぐに姫様に報告にゃ!」

「それにしてもあの2人、中々進展しないのにゃ・・・」

「そっちは気長に待つのにゃ・・・」

半分デバガメだったことは内緒である・・・


今日の予定も終わり、あとは寝るだけだった私。

ベッドに入ったところで、窓を叩く猫たち・・・

「姫様!大変にゃー!」

「事件ですにゃー!」

うん、寝れるわけが無い・・・

ため息一つついて起きることにしました・・・

睡眠不足は乙女の敵なんですからね!!


「それで、何がわかったのかしら?」

「これを見て欲しいにゃ!」

私が開発した猫でも使える記録媒体”記録玉”をさっと取り出す猫たち。

そこに映し出されたのは・・・

「ルテア、クリームが頬についているよ。」

「え!?何処?」

「ここだよ、ほら取れた!」

「アドル・・・あうぅ・・・」

何かしらこの甘酸っぱい映像は・・・

何時の間に撮影したのか、ルテア姉様のデート風景が録画されていたわ・・・


「間違えたにゃ、こっちにゃ!これは赤獅子様への報告用にゃ!」

ちょっとちょっと!何を普通に姉様たちを監視してるのよ!

大体、赤獅子って母様のことでしょ・・・

NNNニャーニャーネットワークの私物化は止めて欲しいです!


「ふむ、最近話題のトカゲは影を移動するのね。これじゃ、騎士団が駆けつけても捕まらないわけね・・・」

「見たときはびっくりしたにゃ!」

「騎士たちは影まで見てなかったにゃ!」

普通の生物は影移動なんてしませんから・・・

これはいよいよ黒鱗の使徒絡みね・・・

さてさて、影の中に潜む相手をどうやって引っ張り出すか・・・


「お嬢様、強い光はどうでしょう?」

シアが提案してくるけど、それって効果はあるけどご近所迷惑にならないかしら?

影を吹き飛ばすほどの光ってそれだけで大問題のような・・・

これは久しぶりに新魔法開発しないとダメかしら?

イメージよ!イメージするのよ!

生物だけを絡め取るイメージを!


シャドウネット:闇魔法。闇や影に潜む相手を感知し、魔法の網で包み込み引っ張り出す。


イメージしたのは投網。これなら一網打尽で捕まえられます!

あとは事件を待つだけ♪


NNNニャーニャーネットワーク各員に王都の騎士団の動きを見張らせ、随時連絡をしてくるように指示を出します。

さあ、噂のトカゲ狩りといきましょ♪


「姫様、騎士たち動き出しましたにゃ!」

NNN(うち)の連絡網は優秀です♪

「総員、認識阻害ローブ着用!!」

「「「にゃっ!!!」」」

いつもの猫耳ローブを身に纏い、夜の王都へ出撃です!

こんな騒がしい夜は今日で終わりよ!


NNNニャーニャーネットワークからの連絡を受け、スラム街へと移動する私たち。

「姫様、あいつが怪しいにゃ!」

隊員たちが指し示す方向に、黒いローブの人物が・・・

「サア、カゲトカゲドモヨアバレテクルガイイ!オウトニキョウフトコンランヲバラマクノダ!」

うん、間違いなく関係者(はんにん)ね・・・

それじゃ、影に潜る前に確保しましょ!

「行かせるか!シャドウネット!!!」

「ナニィッ!?」

黒いローブの人物の目の前で新魔法発動!

魔法の網でトカゲたちをキャッチ!

逃がしたりしませんよ!


「キタナクロネコヒメ、アニジャタチノカタキトラセテモラウ!」

ローブをかなぐり捨てて私に突進してくるヤモリ顔の黒鱗の使徒。

「それはこちらのセリフ!夜を騒がす不届き者!黒猫姫の名にかけて成敗する!!」

当方に迎撃の用意あり!

愛刀を抜いて応戦です!

「ソノクビモラッタァ!!!」

両手の鋭利な刃物のような爪で攻撃してくる使徒。

それを二刀を用いて受け流していく私。

段々カンフー映画のようなスピードになってきたわ・・・

「シャァーーッ!シャッシャッ!!!」

突きの連打をしてくる黒鱗の使徒。

だから何処の流派の拳士よ・・・

さながら○斗百○拳・・・

それを見切り、受け流す私。

キンキンキンキンッ!

爪と刀が擦れ合い、金属音?を響かせます。

「その程度の攻撃、私を傷つけることも出来ないわ!!」

「ナニォゥ、コレデモカ!!」

両手の突きの合間に尻尾攻撃まで織り交ぜてくる黒鱗の使徒。


見切り持ちの私にはスローに見えますから。

そんな攻撃当たりませんよ!

尻尾攻撃を逆手に取り、尻尾を切り落とします!

ボトリ・・・

切断された尻尾が地面に落下。

「グゥゥッ・・・ヤッテクレタナ・・・、ダガキサマダケハ・・キサマダケハミチヅレニシテヤル!!」

それでも戦意を失わず私に突撃してくる黒鱗の使徒。

しかし、うちの隠密たちに鎖で絡め取られ拘束され、私の元へたどり着くことは無かった。

卑怯?私、騎士じゃありませんから。

「成敗!Fire Of Purge!!」

浄化の炎で焼き払います!

「グギャギャギャァァッ・・・オレハココデシヌ・・ダガ、サイゴニカツノ・・ハワレワレ・ダ・・・」

黄金の炎に包まれ消滅する黒鱗の使徒。

ついでにやっかいなトカゲたちも浄化しましょ♪

こうして、王都を騒がせたトカゲ事件は幕を閉じたのであった。


同時刻、北の神殿。

その最深部に安置されていた棺に異変が起きていた。

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴッ!

横にスライドしていく闇の棺の蓋。

「コレハ、マサカ!?」

「ヤミノヒツギニショウキガミチタノカ!?」

「ツイニメザメラレタカ、ワレラガミコヨ!!」

3つの影が見守る中、闇の棺より一人の少女が姿を現す。

闇色の髪、透けるような白い肌、紫暗の瞳、そして何より目を引くのは少女の手足であろう。

その手足にはびっしりと黒い鱗に覆われていた。

「皆の者、大儀である!我は闇巫女ソンブルなり!!此度こそ、世界の全てを我等の手に!!」

少女は高らかに宣言する。

「「「ハハァッ」」」

跪く三つの影。

「ミコサマ、ドウカワレラヲオミチビキクダサイ!!」

「コノヒヲズットマッテオリマシタ!」

「アノカタフッカツノタメオチカラヲオカシクダサイ!」

そんな三つの影を見つめる少女。

「共にあの方復活のため、力を合わせようぞ!!!」

「「「ハハァッ!!!」」」


この時、私は自分の生涯の宿敵(ライバル)が目を覚ましたことを知りませんでした・・・


基本、週末更新です。

ご意見・ご感想・誤字報告等お待ちしております。


<NEW CHARACTER>

闇巫女ソンブル:暗黒竜に仕える巫女。過去の戦いにおいて傷を負い、闇の棺で眠りについていた。様々な特殊能力を持つ。

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