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末っ子は黒を好む?  作者: ねこぱんちw
黒と闇の輪舞編
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女は度胸!?

2月と言えばこの話をかかなきゃですよね!

時季物はお約束です♪

今回は短めのお話です。

2月、それは恋する女性にとって特別な季節。

そう、2月は恋する女性の戦いの季節なのだから!


ネロです。

2月は恋する女性にとっての一大イベント、バレンタインデーがあります!

アキュウド商会はそこに注目し、今年から新商品を発売決定です!

それはね・・・


「どうですアキュウドさん、初心者のアキュウドさんでも出来ちゃうでしょ?」

いつものアキュウド商会のキッチンにて、アキュウドさんに料理をしてもらっております。

「えぇ、これなら私でも出来ます!これ(・・)、絶対売れます!!!」

アキュウドさんも太鼓判♪

今回、私が開発したのはズバリ、”誰でも作れる手作りチョコセット”!!

これなら初心者でも手作りチョコが作れちゃう優れもの♪

市販品では味気ないと感じるけど、手作りはハードルが高い!と思っている女性の強い味方なのです!


「パッケージデザインはこれでいいかしら?」

「はい、OKです!量産して近日中に発売を開始します!」

ウキウキしているアキュウドさん、いい笑顔です!

そんな私たちのやり取りに興味無しのキュイジニエ。

アキュウドさんが作ったチョコをモグモグ食べています。

「うん・・・美味しい・・・おかわり・・」

「「・・・」」

キュイジニエ、今日は何しに来たのよ・・・

あなた、一応料理の神でしょ・・・


バレンタインデーフェアを展開し、既製品と一緒に誰でも作れる手作りチョコセットを販売することになりました。

今から売れ行きが楽しみ楽しみ♪

良い気分で帰宅すると・・・


「ネロ○も~ん、助けてーっ!!」

誰が猫型ロボットですか!

ルテア姉様が私を待ち構えていましたとさ・・・


先日、バカップル(仮)になったルテア姉様。

その最初のイベントがバレンタインデーになるわけで・・・

恋愛初心者のルテア姉様は私に助言を求めてきたと・・・

「母様に相談しなかったのですか?」

私が聞くと、ルテア姉様は遠い目をします・・・

アレ(・・)は正直参考にならない・・・」

母様、何を言った・・・


母様から言われた内容をポツリポツリと話すルテア姉様。

その内容は・・・

「バレンタイン?そんな物はだな、一欠けらのチョコがあればいい!こうやって口に含んでだな・・・」

ちょうど運悪く?通りかかった父様をむんずと掴み、自分の方に引き寄せ、ガバッと襲い掛かり、そのままディープキス・・・

そして自分の口に含んでいたチョコを父様の口の中に流し込んだと・・・

「これが大人のバレンタインデーと言う奴だ。簡単だろ?うん?」

当然これが普通だろ?と同意を求められて逃げてきたと・・・

それは参考になりませんね・・・


「だからもう、お前だけが頼りだ!!頼む!この通り!」

頭を下げてくるルテア姉様。

「わかりました、私でよければお手伝いします・・・」

こう言うしかないでしょ!?


「市販品はダメなんですか?」

「うむ、最初からそれだと手抜きっぽくてな、出来れば手作りチョコを贈りたいと思っている。何とかならんか?」

普通なら、猛特訓させるところなんですが、今ならアレ(・・)があるわけですよ!


もちろん取り出したのは・・・

「ジャッジャーーン!”誰でも作れる手作りチョコセット”!!!」

「おおぉぉぉっ!そんな物があるのか!?」

うんうん、私は世の恋する女性の味方ですよ!


早速、厨房に移動。

料理長に場所を借り、説明書(レシピ)の通りに調理させます。

真剣な表情のルテア姉様。

「出来た!!」

満面の笑みを浮かべ報告してくるルテア姉様。

うんうん、初挑戦のチョコ作りでしたが、大丈夫ですね。

「では、続いてラッピングになります。」

「おぉ、ラッピングは大事だな!」

「うん・・・美味しい・・・」

ここにいないはずの誰かの声が・・・


「スイレン姉様、何をなさっているんですか・・・」

恐る恐る聞いてみると・・・

「小腹が空いたからおやつを探しに来た。ちょうどいいところにチョコを見つけたから食べてた。」

「・・・」

胸を張ってどうだと言わんばかりのスイレン姉様・・・

その横で真っ白になっているルテア姉様・・・

気の毒過ぎて何て声をかけるべきかわからないわ・・・


「それじゃ・・・ごちそうさま・・・」

そそくさと逃げるように部屋に戻るスイレン姉様・・・

ちょっと・・・この状況どうするのよ!?


「ネロ・・・悪い夢を見ていた・・・私の作ったチョコが消えてしまう夢だ・・・、そうだ、きっと夢に違いない・・・」

ブツブツつぶやくルテア姉様・・・

「気をしっかり!アドルさんにチョコを渡すんでしょ!それともルテア姉様の想いはその程度だったのですか!」

ガバッと顔を上げるルテア姉様。

「そうだ・・・私は彼に美味しいチョコを作るんだ・・・」


再び手作りチョコに挑戦!

今度はスイレン姉様もいないし、大丈夫よね?

無事?ラッピングに成功!

さっきの事件はノーカウントで・・・


さて、私も父様と料理長とアキュウドさんとガルドおじ様と熊さんとチャンリンシャンに義理チョコ作らなきゃ。

後は、フィーナたちと食べる友チョコかしら?

チャカチャカと高速でチョコを作り出す私を見て、ため息をつくルテア姉様・・・


「ネロ・・・凄いな・・・私は・・・」

またネガティブモードですか?

「数をこなせば慣れますよ。これから料理も覚えればいいんです!」

「そうか・・・そうだな・・・今度、私に料理を教えてくれ・・・」

こうして、ルテア姉様の初めてのバレンタインデーイベントが終わりを迎えたのでした。


それでは皆様、ハッピーバレンタイン♪

基本、週末更新です。

ご意見・ご感想・誤字報告等お待ちしております。

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