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末っ子は黒を好む?  作者: ねこぱんちw
少女冒険編
40/83

新年といえば?

あけましておめでとうございます。

今年もマイペースで更新していきます。

楽しんで読んでいただけたら幸いです。


静寂に包まれた王都。

新年の朝はとっても静かですね。


ネロです。

あけましておめでとうございます。

今年は色々と考えなければならないことが山積みです・・・

暗黒竜とかとかとか・・・

とりあえずお正月を満喫しましょう・・・


パンパン!

手を叩いてクローラを呼びます。

「クローラ!」

「マスター、お側に!」

段々、メイドじゃなくて忍者の類になってきているような・・・

でも、ツッコミを入れたら負けだわ・・・


「年末に頼んでおいた衣装は出来ているかしら?」

「はい、こちらに!」

いいわね、ツーカーなやり取りって素敵よ♪

では、早速着替えましょう。

クローラと2人掛りでやっと着替えたのはもちろん着物!

やっぱり元日本人としましては、お正月は着物といきたいものです。

着物に合わせて髪形も変更。

上に結い上げてすっきりとしましょう。


「マスター、よくお似合いです!」

黒地に真紅の薔薇をあしらった着物に身を包んだ私を褒め称えるクローラ・・・

うん、それは私の胸がストーンってことよね・・・

和服が似合う=悲しい胸(ペチャパイ)の図式・・・

これでも少しはあるんだから!

言ってて虚しくなってきたわ・・・


シンシアに見つからないようにそっと静かにクロエを呼びに行く私。

やっぱり双子としては、同じ衣装で新年のごあいさつといきたいものです。

ノックノック!

「クロエ、いいかしら?」

「はい、どうぞ。」

キョロキョロ周りを確認し、クローラと共にクロエの部屋へ。


「新年早々何かあったのですか?それとその不思議な衣装は何でしょうか?」

会話をしながらもクロエの視線は着物に釘付けです。

「新年なので、お揃いの衣装でみんなをびっくりさせようかと思って誘いに来たのです♪」


「是非やりましょう!すぐやりましょう!」

「クロエ、顔近い近い・・・」

グイグイ食いついてくるクロエ・・・

あれ、クロエってこんなキャラだったかしら?


クロエも乗り気なので、クローラと2人掛りでクロエの着付け。

「ネロちゃん、ちょっと胸が苦しいのですが・・」

「え?何?聞こえないわギュッギュッ!」

どうして同じ細胞から生まれたのにこんなに胸の大きさに差が・・・


考え事?をしながら帯を締めていたら・・・

「あの、ネロちゃん・・・その・・・苦しぃ・・・」

「あ・・・」

締め過ぎたみたいです・・・


「酷いわネロちゃん!プンスカプンスカ!」

「ごめんごめん、ちょっと締め過ぎちゃったのです。今度美味しい物をご馳走するから許して!」

ご立腹のクロエを宥める私がいました・・・

「クローラ、もち米を炊いておいてください。」

「かしこまりました。いってらっしゃいませ。」

無事?着付けが終わり、2人揃って食堂へ移動。

部屋から出てきた私たちを熱い視線で見つめるシア・・・

「お嬢様、美し過ぎます!シアはシアは・・・ハアハア・・・」

ハアハアと息遣いが荒いシア・・・

「ちょっと・・・シア、興奮し過ぎよ・・・」

私はドン引きでした・・・


「「あけましておめでとうございます!」」

「「「おめでとう!」」」

家族の視線は私たちの着物に集中!


「ほう、美しい服だな。それはどうしたのだ?」

ギラリン!

何やら物騒な擬音が聞こえたような・・・

母様、そんな獲物を狙う鷹のような目で見ないでください・・・

そのセリフの後には私の分は何処だ?うん?って続くんじゃ・・・

気がつかない振りをしましょ・・・

新年早々かなりの重圧(プレッシャー)でした・・・


新年最初の家族の団欒が終わったので、母上の視線から逃げるように黒い庭(ブラックガーデン)に移動。

黒鈴メイド隊の準備は出来たかしら?

「全員着替え終わったかしら?」

「「「にゃっ!!」」」

巫女衣装に着替えた黒鈴メイド隊改め、黒鈴巫女隊が勢ぞろいです♪


「それでは新年最初の餅つき大作戦(ミッション)開始です!」

「「「にゃっ!!」」」

臼・杵・もち米入りたらいを持ってカーマイン家の中庭に移動。

早速、餅つき開始です!

「クローラ、料理長に話を通してくるのでここをお願いね。」

「はい、かしこまりました。」


「料理長、餅つきを始めたので味付けお願いします!」

「了解ですお嬢さま!味付けはお任せください!」

うんうん、料理長が頼もしいです♪

お昼は家族揃ってお餅でした。

「お餅美味しい!色々な料理があるのね!もっともってきてちょうだい!料理長、これおかわりで!ネロ、つきたてそのままもも味見したいわ!」

今年もスイレン姉様は食欲旺盛です・・・


午後は、馬車に乗ってフィーナのところに新年のご挨拶。

「ネロ様、素晴らしいお召し物ですね♪」

クレアさんが着物をべた褒めです。

フィーナ、そんな物欲しそうな目をしなくても用意してありますから・・・

「フィーナを着替えさせます!クレア、クローラ、クロエ、手伝ってちょうだい!」

「はい!かしこまりました!」

「かしこまりました。」

「はい、フィーナいきますよ!」

「あの・・・ちょっと・・・あ~れ~・・・」

フィーナの抵抗虚しく着付け開始です!


4人掛りで着付けた結果・・・

「ひっく・・・ひっく・・・みんな酷いです・・・嫌って言ったのに無理矢理・・・もうお嫁にいけません・・・」

フィーナ、そんな大げさな・・・

「クレア、大きな姿見を持ってきて下さい!フィーナはいつまでも泣くのはよしなさい!」

「姿見お持ちしました。」

クレアがダッシュで姿見を持って来ました。

「フィーナ、よく似合ってますよ。自分で確認して御覧なさい。」

「本当ですか?」

恐る恐る姿見を覗き込むフィーナ・・・

そして・・・

「これが私・・・綺麗です・・・」

うっとりした顔で姿見を凝視していました。

フィーナ専用に作った白地に薄い桃色の花弁を浮かべた着物はとても良く似合っています♪

作った甲斐がありましたね。


「ネロちゃん、こんな綺麗な服をありがとう♪」

「いえいえ、フィーナ、とっても似合ってますよ。」

ぽっと頬を赤く染めるフィーナ。

とっても初々しいです♪


そんな空気を打ち破る人たちがいました・・・

バーーーンッ!!

ドアを外から全力で開けてフィーナの部屋に入ってくるKYな人たち・・・

「フィーナばっかりずるいわネロちゃん!私にもその服を作ってちょうだい!!!」

「ふん、さっきはよくも無視してくれたな!覚悟は出来ているんだろうな!もちろん私の分も用意しろ!」

母様、アリシア叔母様、また、フィーナの部屋を覗き見していたわけですか・・・


新年早々、無理難題を言ってくる2人・・・

今年もこの2人に振り回されそうです・・・

基本、週末更新です。

ご意見・ご感想・誤字報告お待ちしております。


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