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末っ子は黒を好む?  作者: ねこぱんちw
転生・幼年編
3/83

すくすく育成中♪

ブックマークしてくださった方々がいてビックリしました。

これからも楽しんでいただけるようがんばります。

クロエです。3歳になりました。

お散歩も自力で出来るようになり、行動範囲が広がりました。

自分の家の中がこんなに広いとは思いませんでしたが・・・


朝、それは戦いです!

今日も朝から起こしに来るシンシア。

その手にはピンクのフリルスカートが・・・

「さあ、お嬢様、お着替えの時間ですよ」無表情で淡々と話しかけてきます。

ベッドから飛び降り、悲鳴を上げながら逃げる私がいました。

「シア、イヤーーーーッ!ピンクはイヤーーッ!」逃げる私、追いかけるメイド!

すっかり朝の風物詩です・・・

だってねぇ・・・

前世はTHE日本人の私。日本人は慎み深い種族です。それに元男の子としてはピンクだけはありえません!!

どうして大人はピンクのフリフリを着せたがるのでしょう・・・

とっても迷惑です・・・


数分後、しっかり捕まり、お着替えされたことは言うまでもありません・・・

「シアきあぃ、プンプン!」ほっぺを膨らませて抗議です!

私を見つめるシンシアの視線はいつもよりにこやかな気がします。

尻尾もフリフリ揺れていました・・・

私は怒ってるのよ!プンプン!

絶対、大人になったら自分の好きな服だけを着ると心に誓いました・・・


「では、お嬢様、参りましょう」シンシアに連れられて食堂へ。

子供用椅子に座り、朝食です。

主食はパン・・・

日本人の私には辛いです・・・

おかずを食べるとご飯が欲しくなるのが日本人。

あぁお米が食べたい・・・

この世界、食材は地球と一緒みたいです。

もう少し大きくなったら厨房に侵入して料理もしてみたいと考えています。

でも、貴族の子供は料理はさせてもらえないかも!?


朝食が終り、お勉強の時間。

家庭教師の先生と一緒に文字の書き取りです。

本当はいくらでも上手に書けますが、変な注目は浴びたくないので、幼児のふりをします。

「この子は天才だ!」とか言われたら嫌ですから・・・


授業が終り、先生にお別れのご挨拶。

「しぇんしぇーさようなりゃー」にこやかな笑顔付です。

先生はクスクス笑いながら「はい、さようなら」って言ってくれます。

玄関まで先生をお見送りし、その足で父様のお部屋へ。


「とーしゃま、ごはん!」お昼ご飯のお誘いです。

父様は何かに一生懸命になるとご飯も食べないので、こうやって無理にでも食べさせます。

母様に頼まれているので、しっかりお仕事しなきゃ!

「わかったよ、クロエ」クスクス笑いながら部屋から出てくる父様。

研究大好きな父様も末っ子には勝てないのです!

二人、手をつないで食堂へ。

そんな私たちを微笑ましそうに見つめるシンシアがいました。


「きょうもしぇんしぇーにほめられちゃの!」父様に今日の授業の報告をする私。

小さい子供に見えてる?

子供っぽい演技って難しいです・・・

うんうん肯きながら「良かったね」と言って来る父様。

和やかな家族団欒です。


昼食が終り、父様に抱っこされて父様のお部屋へ。

父様から魔法のお話を聞きます。

「いいかいクロエ、誰も彼もみんな、魔法属性を持って生まれて来るんだよ。」

父様の話によると、魔法属性は生まれたときに既に決まっているみたい。

一般的な人は属性が1つ、才能がある人だと属性が3つになるみたい。

属性は全部で6つ。地・水・火・風・光・闇の6属性らしい。

詳しいことは、5歳になったときに教会で洗礼を受けるときに解るみたい。

そのときが楽しみ楽しみ♪

父様のお話を聞いていたら段々と頭がコックリコックリ・・・


「シンシア、頼む!」「はい、旦那さま」二人はツーカーです。

私を抱っこして部屋に連れて行くシンシア。

お昼寝の時間です。

子供は寝るのがお仕事。

夕方まで一眠りです。


夕方、姉様たちが帰って来ました。

「ただいま、クロエ」「おかえりなしゃいねーしゃま」

そう言って抱っこして来るスイレン姉様。

抱っこして優しく頭を撫でてくれます。


そんな私を引っ手繰るように取り上げるルテア姉様。

「クロエ、剣の稽古するぞ!」「姉様大人気ない・・・」

スイレン姉様の抗議をスルーしてお庭に連れ出すルテア姉様。

きっと脳筋です・・・


「さあ、何処からでも打って来い!」吼えるルテア姉様。

何処のスポコン物ですか・・・

左右にヨタヨタと揺れながら木刀を振るう私・・・

まだ、体のバランスががが・・・

「いやぁー!」叫びだけは一人前!?

そんなやり取りをため息をつきながら見守るスイレン姉様。

うん、私もそっちに行きたいです・・・


汗をかいたのでみんなでお風呂。

女性とお風呂に入るのは抵抗があるのだけど・・・

赤ん坊だから諦めました・・・

されるがままに洗われる私・・・

悟りを開きそうです・・・


お風呂から出てお着替え。

シンシアが待ち構えていました・・・

シンシア、楽しんでませんか?


みんなで食堂へ。

そして、母様帰宅。


全身真っ赤なスーツアーマーの母様。

背中には大剣(グレートソード)とマント。

いつも思うけど、派手よね・・・

あんな重装鎧を着て駆けずり回る母様・・・

絶対脳筋に違いないです・・・

ちなみに腹筋はシックスパックでした・・・

「戻ったぞ!」「おかえりなさい」「おかえりなしゃーい」

帰宅のご挨拶。


お風呂から戻って来た、母様も揃い、家族揃って夕食です。

母様に抱っこされ、あれこれ食べさせられる私・・・

「クロエ、あーん!」羞恥プレイですか・・・

試練の夕食も終り、お腹がいっぱいになったのでお眠です・・・


こうして1日が過ぎていきます。

早く大人になりたいです・・・

危なく途中で消えるところでした・・・

消えたら立ち直れません・・・

気をつけなきゃ・・・

それではまた次回w

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