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末っ子は黒を好む?  作者: ねこぱんちw
少女冒険編
19/83

猫の手4 続シンシアの憂鬱

疲れからか、風邪をひきました。

今週もお休みが無いので、分割更新になります。

メイドのシンシアです。

いつもお嬢様には驚かされますが、今回は今までで一番驚きました・・・


「シア、お茶の用意を!」

お嬢様がお茶をご所望、ただちにお茶の用意をしてお部屋へ向かうと、お嬢様がお2人に!?

これは、お嬢様成分2倍!?

一瞬だけウットリとした私がいました・・・


しかし、その後のお嬢様の口から出たセリフで絶望に叩き落されました・・・

「シア、今日からこの子がクロエよ。これからフォローお願いね♪それと、私の服は黒でお願いね。」


クロエお嬢様がネロお嬢様になり、新しくやってこられた方がクロエお嬢様になられた!?

私はパニックでございました・・・

しかも、クロエお嬢様のフォローを頼む!ですって・・・

お嬢様、シアはもう必要ないのでございますか!?

服が黒だけ!?そんな、私のお嬢様がそんな地味な装いだなんて耐えられません!!!


その後のお嬢様の説明はさらにさらに私を不安にさせました・・・

ご自分は家を空けるので、クロエお嬢様のフォローに専念して欲しいとのご命令・・・

私のお嬢様は、ネロ様だけです!!

家を空けるとおっしゃるのなら、シアをお連れください!!

「大丈夫よ、私にはこの子たち黒鈴メイド隊もいるし、それに筆頭メイドのクローラもいてくれるから手は足りてるのよ。」


お嬢様、そんなニセモノの猫耳よりシアの方がいいですよ!

尻尾もふさふさですよ!

クローラ!?あの球体間接の無表情メイドですか!?お嬢様のメイドは私が一番慣れております!!

必死のアピールをする私。

そんな私にお嬢様は、クロエ様の服と下着の用意を命じられました。


少し席を外し戻ってくると、お部屋には執事のグレイスン様のお姿が。

「シア、別に私はこの家を出て行かないのよ。それと、私がお仕事に出かけるときはいつも通りでお願いね。留守の間は、グレイスンがクロエのフォローをしてくれることになったわ。」


「ほ、本当でございますか!?」

私は狂喜乱舞し、その勢いでお嬢様に抱きつき、号泣しました。

お恥ずかしい限りです・・・


色々とトラブルがございましたが、お嬢様たちとの生活はとても充実しております。

お嬢様成分2倍で私はにやける顔をこらえるのに必死です。

しかし、ネロ様が黒以外の服を着てくださらないのが目下の悩み・・・

どうすればお嬢様に可愛らしい服を着ていただけるのでしょうか?

「お嬢様、ピンクの服をご用意しましたが?」

「シア、いらないから片付けて!」

しょんぼりする私がいました・・・

お嬢様のガードが固いです・・・


そうそう、もう一つ困ったことが、お屋敷で猫耳ゴーレムたちが大人気!

ご当主様がお嬢様に催促されたとか・・・

お嬢様もお仕事に連れて行くほどの可愛がりっぷり・・・

お嬢様、シアもお仕事のお手伝いなら出来ます!

そんなちびっ子たちよりシアにお任せください!

必死のアピールをする私。

しかし、私ではお嬢様のお役に立てませんでした・・・

牛乳の攪拌、あんな超高速攪拌なんてシアには出来ません・・・

遠心分離?今のがそうなのでございますか?

自信喪失で私の猫耳と尻尾も萎れておりました・・・


数日後、私にさらなる追い討ちをかける事件が発生しました・・・

そ・れ・は、あのちびっ子ゴーレム量産計画です!!!

お嬢様があちこち連れまわした結果、注文が殺到する事態に・・・

あぁ、このままでは私のメイドとしてのアイデンティティが崩壊していまします・・・


益々落ち込んでいく私をお嬢様が慰めてくださいました。

「シア、あの子たちとシアでは得意分野が違うのですから、そんなに悩まなくていいの。シアは、シアの出来ることを全力でやってちょうだい。これからもよろしくね。」

お嬢様のその一言が私の心を救ってくださいました。

シアは、一生お嬢様のメイドです!!


しかし、この時の私は知らなかったのです。本当の強敵の存在を・・・

後日、新型フレームに換装し、クローラが、パーフェクト猫耳メイドとして帰ってくることを・・・


私の戦いは続く、お嬢様の愛情を手に入れるその日まで・・・

基本、週末更新です。

誤字・脱字等ございましたらご連絡ください。

感想もお待ちしております。

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