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末っ子は黒を好む?  作者: ねこぱんちw
転生・幼年編
12/83

猫の手2 スイーツは危険!?

お盆休みを有給を使って1日延長♪

それでは番外編をお楽しみください♪

甘いものが欲しくなった人はごめんなさい。

クロエです。

ただいまスイーツ計画発動中です。


事の起こりは、妹からのケーキの催促でした・・・

遠心分離機の開発が難航しており、途方にくれいていた私。

しかし、あるとき閃きました!!

そうだ、うちにはあの子たちがいるじゃない!

黒鈴メイド隊を招集!!

メイドゴーレムのパワーで高速攪拌することにより、牛乳と生乳の分離に成功!

これで遠心分離機の問題をクリア!

無事、生クリームGETです♪

副産物としてバターもGET!

ケーキ作り計画が大きく前進しました♪


生クリームとバターは、引き続き黒鈴メイド隊に増産してもらい、保存は黒い庭(ブラックガーデン)の冷蔵保管庫を使用。

これで、鮮度もバッチリ♪

「クローラ、一旦戻ります。後を頼みますね。何かあったら連絡を!」

「ショウチシマシタ、マスター!」


それでは、スイーツの試作品作りをしてみましょう。

黒鈴メイド隊のアイン、ツヴァイ、ドライを伴い、カーマイン家に帰還。

「シア、厨房に向かいます!」

「畏まりました。」

私の部屋で待機していたシンシアを従え、厨房へ向かう私。


うん?袖が重い・・・

振り返るとスイレン姉様がいました・・・

「お腹空いた・・・」

何かを訴える眼差しを向けてくる姉様・・・

「ちょっとだけですよ、姉様・・・」

「いっぱいがいい・・・」

どれだけ食欲旺盛なのかしら?


厨房に到着し、料理長にご挨拶。

「こんにちは、料理長。今日も場所をお借りします。」

「畏まりました、お嬢様。」

ニコニコしている料理長。

また、どんな料理が飛び出すか期待しているのね。

前回、やり過ぎたかしら・・・


「それでは今日は2種類のスイーツを作ろうと思います。各自、お手伝いよろしくです!」

「「了解しました」」

即座に答える料理長とシンシア。

「「「にゃっ!」」」

黒鈴メイド隊も頼もしいです。

「わたし、食べる係・・・」

姉様、どれだけ食いしん坊なのですか?


まず1品目は、夏らしくアイスです♪


<牛乳アイス>(4人分)

生クリーム:100cc

砂糖またはグラニュー糖:40g

牛乳:300cc


攪拌するときに泡だて器と金属製のボールでやると、金属が削れて変色するらしいので、ガラス製のボールを製作し、使用します。

流石にプラスチック製品は流通してませんしね・・・


まずは、ボールに生クリームと砂糖を入れ、泡だて器で9分立てまで泡立てる。

先程のボールに牛乳を入れ、ザックリ混ぜてから冷蔵庫または氷室に入れる。

我が家は魔道式冷蔵庫があるのでそちらに入れます。

1時間毎にザックリ混ぜ、この作業を3~4回繰り返せば完成♪


アイスが完成する間に別の作業に入りましょ。


次なるスイーツは定番?のクレープです。

まずは、肝心のホイップクリームから。


<ホイップクリーム>

生クリーム:200cc

砂糖:大さじ3

塩:少々

氷水:適量


ボールに生クリームと砂糖・塩を加え、他の大きなボールに氷水を作り、生クリームが入ったボウルをその中に入れ、泡立てる。

速さが重要なので、黒鈴メイド隊を投入!攪拌作業はお任せです♪

生クリームが緩いうちは、生クリームが飛び散りやすいのでゆっくり優しく攪拌。

固くなってきたら強めで素早く攪拌し、一気にホイップにする。

角が完璧に立つようになったら完成!


うんうん、混ぜる作業はこの子たちがいるから助かります。


続いてクレープの生地作り。

<クレープ>(15cmのフライパンで10~12枚)

薄力粉:80g

砂糖:30g

塩:少々

卵:2個

牛乳:250ml

バター:10g


それでは生地を作っていきましょう。

ボールに卵を割り入れ、砂糖・塩を加えて混ぜる。そこに牛乳・溶かしバターも加え、されに混ぜる。

別のボールを用意し、薄力粉を入れ、先程混ぜていた物を少量ずつ加えながら、ときのばすように混ぜる。

フライパンに適量を流し、焼く。

今回は、先日開発したターンテーブル型ホットプレートを使用。

生地に色がついてきたら、竹串などで取っ掛かりを作りめくれやすくし、ひっくり返して裏面も軽く焼いたら完成!


後は、スライスした果物を用意しておいて、クレープ生地にお好みでトッピングすればクレープの完成♪


「シア、私は人数分の生地を焼くので、トッピングをお願い。料理長、お皿を人数分で!」

「「畏まりました。」」

料理長もシアもすぐに対応してくれるので助かります。

私たちをじーーっと見つめる姉様・・・

「姉様は、手洗いうがいを・・」

「ん・・・」

いそいそと手洗いうがいをする姉様・・・

食べる準備は万全みたいね・・・


人数分のクレープが完成したので、実食!

「それでは召し上がれです!」

「「「いただきます!!」」」

さて、みんなの反応は・・・

「「!!!」」

驚きの表情のシアと料理長。

うんうん、好評みたいね。

姉様は?

「このモチモチした生地の食感とクリームと果物の調和がたまらないわ!しかも、トッピングを変えればレパートリーはいくらでもあるんだなんて!何で今まで私はこのお菓子を知らなかったのかしら!?人生の損失だわ!!」

ものすごい饒舌でした・・・

普段、こんなにしゃべらないのに・・・


次のクレープを用意し、そこに先程のアイスをトッピングして渡してみと・・・


「何ですかこれは!?こんな料理もあるのですか!?」

「冷たくて蕩けます!美味し過ぎます、お嬢様!」

「あぁ、至高の味だわ!今日、この味に出会うために生まれてきたのよ!口いっぱいに広がるミルク味、そしてクリームとフルーツと温かいクレープとが交じり合い、一緒に食べることでさらなる味に進化するわ!!こんなこんなこんなお菓子があっただなんて!!しかも、トッピングを変えれば味は∞ですって!!!

まだまだ楽しめる!!!もっともっと次の味をもっと!!!そうだわクロエ、あなた私の専属になりなさい!!そして毎日私にスイーツを作ってちょうい!!!そうよ、それがいいわ!!」

上から料理長、シア、姉様。

だから、何でそんなに饒舌なのかしら姉様?

厨房を片付け、好評だったので、アキュウド商会に持って行くことにしました。


黒鈴メイド隊は目立つので後で召還することにし、シアを伴い、馬車でアキュウドう商会へ。

「シア、夕方に迎えに来て頂戴。」

「畏まりましたお嬢様。」

シアを家に帰し、私はお店に入って行きました。


「主任、おはようございます!」

「おはよう!アキュウドさんはいらっしゃる?私は研究室にいるから、後で来るように言っておいてください。」

受付嬢と挨拶し、早速自分の研究室へ移動する私。


調理器具と材料の用意をしていると、すぐにいつもの2人組がやって来ました。

「今日は来る予定ではありませんでしたよね?どうしました?」

「むむ!新しい料理か!?」

アキュウドさんとキュイジニエさんが仲良く揃って登場。


「新しい料理と言うか、約束していたお菓子が出来たので、2人に試食してもらってから天界に送ろうかと思いまして。」

「なるほど、了解です。」

「何、お菓子?それは何だ?すぐ出せ、今出せ!」


興奮状態のキュイジニエさんを放置し、先程家でやって来た手順で調理開始!

「召還、黒鈴メイド隊!アイン・ツヴァイ・ドライ!」

さあ、黒鈴メイド隊の力を見せるのよ!

「何ですかこの子たちは!?」

「ほう、料理助手か?」

私の指示で攪拌作業に入る3人?に釘付けでした。

「是非、譲って欲しいですね!」

「料理助手としても最適だな!私にも用意してもらいたい!」

黒鈴メイド隊は大人気です・・・

これって私がゴーレムを増産する流れかしら・・・

背中を冷たい汗が流れます・・・


その話題を華麗にスルーし、クレープを盛り付けていく私。

「それでは味見よろしくです!」

「「了解!!」」

いつもの事ながら早いです・・・


「こ、これは・・・」

「むぅ、甘い料理だと!?」

この反応はどうなのかしら?

「どうですか?」

「「もう1枚食べないとわからない!!」」

2人揃って同じ事を言ってきました・・・

仕方なく、再びクレープを焼く私・・・

トッピングを変え、クレープを渡します。

それを受け取り、無言で食べ尽くす2人・・・

「「もう1枚食べないとわからない!!」」

それが続くこと4回・・・


この2人ま・さ・か・・・

「味はどうですか?」

「「まだわからない!!」」

無言で2人を睨んでみると・・・


「コホン、実に美味しかった。この料理をうちで販売してもいいだろうか?」

「すぐ、レシピをちょうだい!」

ごまかしたわね・・・


「それで、このクレープは天界に送ってもいいのかしら?」

「「もちろんです!!」」

女神様と美雪の分が1枚ずつになってしまった・・・

今回は諦めてもらいましょ・・・

何かあったらあの2人に天罰が落ちるでしょうしね。


クレープ2人分をお供えする私。

「お待たせしました。スイーツのお届けです!」

「「待ってました!!」」

頭に響く、女神様と妹の声。


「あぁ、兄様、やっとスイーツが食べられるのですね!」

「楽しみにしていましたよ!」

あぁ、ごめんなさい・・・そんなに楽しみにされてもおかわりは無いのです・・・

そっと後ろの2人を振り返る私。

サッと視線をそらす2人組・・・

怒られるのは私じゃないからいいけどね・・・


「兄様、あのおかわりをいただきたいのですが・・・」

「クロエ、私にもお願いします。」

ホラキタ・・・

「すみません、諸事情により、もう材料が無いのです・・・」

「どうゆうことですか?」

女神様から凄みを感じます・・・

「実は・・・」

私は正直にしっかりと事実を報告しました。


「そうですか・・・、2人とも覚悟はよろしいですか?」

ニッコリと微笑む女神様からゴゴゴゴゴって音が聞こえるような気がするのは気のせいってことにしよう・・・

「「あの、その、これには深いわけが・・・」」

「見苦しいですよ!!」

女神様の変貌振りにおびえ出す2人組。

まあ、自業自得ですよね。


その後、女神様からのお説教を受けた2人組、近日中にクレープを天界に納めることで決着がついたみたい・・・

スイーツは身を滅ぼすってことかしらね・・・


迎えに来たシアと共に家に帰宅する私。

帰宅した私を待っていたのは・・・

「クロエ、スイーツと言うのはとても美味しいそうですね!」

「何か美味しいものがあるの!?」

「お腹空いた・・・」

上から順番に母様、長女、次女の姉様2人・・・

私のクレープ作りもまだ終っていないみたいです・・・


後日、母様が女王陛下にスイーツ自慢をしたため、お城でスイーツを作ることになったことは、また別の話・・・


スイーツ怖い・・・

次回は本編に戻ります。

更新は日曜日の予定です。

お楽しみに♪


『作者の独り言』

この小説は分類検索だと性転換だったのね・・・

初めて知りました。

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