小さなエルフの大きな何かっぽい
前回までのあらすじ
事故死したはずの有馬幸作は気がつくと若返った姿で無人島にいた
島に漂着していた物資をかき集めなんとか島から脱出したと思った矢先、嵐に巻き込まれ気がつくと領主の館に。
そこで女領主のマチルダに生前?の知識を買われ船の改良を頼まれるのだがそれはなんと魔法で動く帆船だった!!
困り果てた幸作にマチルダは助手をつけるというが・・・
「それじゃあ助手(仮)を連れて来るから待っていてくれ」
「(仮)なのかよ」
「まあ君が知らない相手を気に入るかまだわからないしとりあえず連れて来る」
「そういうことならわかったよ」
「うんうん、物分かりが良くて助かるよ。それじゃ行ってくるね」
・・・・・・・・・30分後・・・・・・・・・・
「お待たせ、連れてきたよ」
「結構時間かかったな」
「いやぁ思ったより手間取っちゃってね」
「何でだよ、助手呼ぶのに手間取るって」
「それが行動パターンが全く読めない子でね、まあ紹介するよ」
やっとか・・・
「いいよー、入って来てー」
「はーい」
この声は女の子!?
幸作の思ったとおり入って来たのは少女であった。
緩くカーブのかかった金髪を肩まで伸ばして後ろで一つにまとめている。歳は15歳くらいだろうか
パッチりとした翡翠色の眼をもつまさに絶世の美少女だ
・・・そしていろいろ大きいな、何がとは言わないが。
「初めまして、領主様の命令で貴方の助手になりました。
ルクレール・アンネ・アプリティナと申します。
お気軽にルルって呼んでください」
「ルルよろしく、俺のことも幸作でいいよ」
「了解しました、コーサク」
なんか発音違う気がするけどまあいいか。
「自己紹介は終わったみたいだし私は行くよ、仕事が残ってるんでね。」
「おい、もう行くのか」
「とりあえずわからないことがあったらルクレールに聞きなさい」
幸作がルクレールの方を見るとルクレールは気合いの入った目でこちらを見つめ返してきた。
「助手として精一杯頑張ります! 代わりと言っては何ですがコーサクの世界の事を私に教えてください!」
「それは良いけど・・・」
「ホントですか!!」
「それよりも気になってるんだけどその耳ってもしかして?」
「エルフです、やっぱり珍しいですよね?」
「ああ、俺の世界には人間しかいなかったからな、正直不思議な感じだ」
「そうなんですか・・・」
「それに俺の世界じゃエルフって言うのは森に住んでてそこから滅多に出て来ないって言われてたからな」
「コーサクの世界にエルフは居ないんですよね?」
「ああ」
「じゃあどうしてエルフの事を知ってるんですか?」
「俺の国とは違う国の古い神話に出てくるんだよドラゴンなんかの魔物と一緒にね」
「そうでしたか」
・・・ラノベとかゲームとか言ってもわからないだろうしね。
「コーサク、それでは何から始めますか?」
そうだな・・・、
「それじゃあこの国の事を教えて貰っても良いかな」
「はい、それじゃあ資料取ってきますね!コーサクはまだどこに何があるかわからないでしょ」
「よろしくな」
・・・それじゃあ、お勉強の時間といきますか。
更新遅れてすみませんm(__)m
思いつくままいきあたりばったりで書いてるので全然書けませんでした。
反省して連続投稿とかの奇跡は期待しないでください(汗)
そしてザルツ号はしばらく出てきません、出すタイミングを完全に間違えました。