表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
6/9

知らない天井っぽい

目が覚めたらベットで寝ていた。

どうやら誰かの家らしい。

とりあえずあのネタをやってみよう

「知らない天井だ...」

うん、怒られるからやめよう。

部屋の内装は見た感じ洋風だ。

サイドテーブルにはポケットに入れておいたはずの本が置いてあった。

窓の外を見てみると、

ヨーロッパを想わせる石造りの街が広がっている。

高さから見てどうやらこの部屋は2階にあるらしい。

ふと自分の体を見ると来ている服が違う、

誰かが濡れた服を着替えさせてくれたようだ。

まずは誰かいないか聞いてみよう。


「すみませーん、誰かいませんかー?」


返事がない、とりあえず部屋から出てみるか、

扉を開けて廊下に出ると俺は階段を探して歩き出した。

以外に広いな、家の間取りが分からない事もあって、

階段はすぐに見つけたが、その途中に十個近くの部屋があったのだ。


「まるで貴族の家だな」


「そりゃあ貴族の家だもの」


「うわっ!」


振り返ると20代前半に見える女性が立っていた。

透き通った金髪を後ろで束ね、いかにも貴族って感じの服を着ている。

「人が倒れているとレインから聞いたときは驚いたが、元気そうだね」


「えっと、あんたは?それにレインって誰?」


「ああ、レインって言うのは海辺で君を見つけて来た子だよ、私の妹だ」

助けてくれたのはレインちゃんって子か、後でお礼言わないとな


「それで私はレインの姉のマチルダ・シルフェスト、この街の領主をしている。よろしくね」


「領主ってガチで貴族様かよ」


「だからそう言っただろう、まあ立ち話もなんだし食事でもどうだい?お腹空いてるだろ」


「礼儀作法とか一切知らないけどいいのか?」


「まあいろいろと聞きたいこともあるし、構わないよ。正直私もめんどくさいしね」

貴族もそんな感じなんだな...

「食堂は一階にあるからついておいで」


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


出されたシチューと黒パン?でいいのか?を美味しくいただいた後

俺は事情を話した、

「じゃあ君は気がついたら無人島にいて、そこからイカダで海を渡って来たって事でいいのかな?」


「まあそういうことになるのかな、それよりここはどこなんだ?」


「ここはストルフィアの街だよ」


「ストルフィア・・・・、聞いたことないな。」

マチルダは心底意外そうな顔をして尋ねてきた

「この街を知らないなんて君は何者だい?それにその黒目黒髪、この大陸の人間じゃないよね」


「俺は松田 幸作、日本の出身だ」


「日本?聞いたことないね、一体どの辺にあるんだい?」


「さあな?気がついたらどっかの島に居たからどこにあるかまではわからないな」


「そうかい、そういうことならいいだろう」


「信じるのか?」


「ストルフィアの名前も知らない様な田舎者が嘘を言っても仕方ないだろう?」

そんな有名なのかこの町、


「信じてくれるのは嬉しいがこうもあっさりだと拍子抜けするな、それにここはそんなに有名なのか?」


「ああここは大陸の端で最大の貿易拠点だぞ」

マチルダは真剣な顔をしてこちらに向き直った。


「それで君、こーさくは何かできることはないかな?」


「いきなり名前で呼ぶのはいいとして、どういうことだ?」


「実はうちの領地は人手不足でね、ねこの手も借りたい状況なんだよ」


・・・・大丈夫なのか?この領主、そんなに部外者に話していいことじゃないだろ。

それに最大の貿易拠点じゃなかったのか?


「あ~、今大丈夫なのか?とか思っただろう」


「い、いや、そんなことはナイゾ?」


「明らかに発音がおかしいのよ...それに人手不足なのはこの前の嵐で王都から派遣された人員が船ごと沈んじゃってね、一緒の船で来るはずだった新しい造船技師もね」


「ここで役に立つかわからないけど、故郷では造船所で働いてたんで一通りの力仕事はできると思う、それに設計士志望だったから簡単な設計図ならかける」


幸作がそう口にするとマチルダの目が光った。


「本当か!本当に設計図が書けるのか!?」


「ちょ、ちょっと落ち着いてくださいよ!!」


「す、すまない取り乱してしまった。

しかしその若さで設計図までかけるとは意外だな、」


「その若さでってそんなに若いですか?俺」


「そりゃあそうさ!この大陸には万を超える造船技師がいるがその殆どは船を造るのが専門で設計図を書けない者が殆どだからな」


そんなもんなのか...まあ日本でも設計士になれる奴はは少なかったからな、かく言う俺も勉強中だったしそもそもそんなに新しく設計する必要はないからな。


「そしてその貴重な人材が嵐で設計図ごと失われたと思ったら、君が現れた、これは神の導きかもしれない。」


「いや、そんなに期待されても困るんだが...」


「こーさく、早速で悪いがちょっと見てほしい設計図があるんだ、

君の実力を見る試験もかねて見てくれないか?」


「わかったよ、俺の知識は偏ってるからわからないけど、とりあえずやってみるよ」


立ち止まってても仕方ない。

とりあえずやるだけやってみるか!!


短いと指摘があったので2話分まとめて投稿しました

スマホのメモ帳で執筆すると文字の大きさが違って書いた量が分からなくなるのか難点ですね。


誤字脱字報告など何でもいいので、感想待ってます!

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ