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みんなの前で発表できました。

主人公 高山和志

その他 野田卓真

    坂島好子

1-E 5月の設定

 前回、陸上中にトイレに行きたくなった和志は、トイレに行き、部活に戻ろうとしたところ呪いにかけられる。そこで突然、ブーが現れ良いことしなきゃ治せない、あと25回良いことしろと言われ終了した。 

  

 

            みんなの前で発表できました

 

 あれから一週間、俺の肩にはいつもブーが乗っている。ブーに触れてることで呪いの効力は一時的に消えてるようだ。ここ一週間、ドジなことをした試しなしであった。そしてブーの言ってたことは本当で、家族には見えてて、友人には見えていなかった。(家族に見せた時、「こりゃあ、またかわいい人形をもってきたもんだねぇ」と言われた。ブーは、不機嫌だった。)

 今日は、男子学級委員長の長谷川が転校するのでお別れ会をしていたところだ。

 「和志、俺がいなくても頑張っていけよ!!」

 「お前がいなくてもちゃんとやっていけるよ。」

 長谷川は1人1人あいさつをして、丁度おれであいさつが終わった。長谷川は熱血な人間であった。

 黒板には、お楽しみ会のような派手な飾りなどつけていた。そんな物作る暇あれば勉強に力を入れろよ。

 そして、お別れ会をした後、終礼の時、長谷川が俺に話しかけてきた。学級委員長の長谷川が初めて先生の話してる最中にしゃべりかけてきた。(長谷川と俺は一緒の班で先生の話を聞いているときである。)

 「学級委員長はお前がなれよ。」

 なんという無茶ブリ。和志は当然NOと答えた。しかし、肩にいるブーがその話を聞いて

 「お~、丁度いい機会じゃないか。学級委員長になるってことは皆の困っていることとかいち早くわかるじゃないか。なったらいいと思うよ」

 ブーの言ってることは正しかった。確かに学級委員長になることをみんなは嫌っている。それならいいじゃないか、ということでなることになった。

ブー(なんていう単純な人間なんだ。簡単に利用できるよ。)

 早速終礼後、先生に提案すると、

 「いいよ。じゃあ明日からお前学級委員長な。それならいまからみんなの前で発表しろ」

 なんてこった、今発表するなんて・・・・。

 小学生のころ、作文を発表するだけで口先が震えてた自分にできるのか、不安でたまらなかった。

 しかし、やるしかない、と決心が固まった。

 「み、みんなぁ~、き、聞いてくぅれぇ~」

 がくがくだった、みんなの笑い声が響く。そして、思い切って言ってみる。

 「おれはぁ、今から学級委員長にぃ、なぁりぃま~す。」

 もう後戻りはできない。あたりはざわめく。

 「あいつに学級委員長が務まるのか?」

 「無理でしょw」

 「もうしゃべり方で笑える」

 責められ、ショックはデカかった。

 長谷川はそんなこというな、というがやめる様子はない。

 ブーは、小さなため息を済ませ、言った。

 「だめだ、君には学級委員長が務まりそうにない。この生徒たちが言うようにしゃべり方で笑える。もうあきらめたら?」

 皆が聞こえない限りの小声でつぶやく。

 「こんなところでさがれないよ。それこそ赤っ恥だ」

 まだあたりはざわめいている、そんなとき

 「皆は学級委員長になれるの?なれるからそんなこと言ってんのよね?」

 その言葉を言ったのは、女子学級委員長の坂崎好子だった。

 顔は、並みの女子よりはるかにかわいらしく、髪はショートで皆から親しまれているまさに、長谷川の次をいくしっかり者だ。

 坂崎が言った言葉に反論するものはいなく、あたりは一気に静まり返った。坂崎は笑みを浮かべ

 「じゃ、高山君でいいよね?」

 というと、皆は次々に拍手をし、何とかまとまった。

 放課後、坂崎にお礼を言いに行った。

 「さっきはありがとう。なんか俺、なったって自覚がないが、とにかく精いっぱい頑張るよ!やっぱり頼りないから迷惑かけると思うけどがんばってサポートする」

 本当に感謝の気持ちでいっぱいだ。坂崎はお得意の笑みを浮かべてこういった。

 「べつにいいの。だって皆やる気ないのに高山君だけ、立候補したじゃん。それだけですごいと思うんだ。なんか、見直した」

 見直したという発言は、嫌ではあったが、うれしかった。

 「明日からどうすればいいのかとか、色々教えてあげる、サポートするんじゃなくて『自分で行動する』を心がけなくちゃ。じゃ、また明日」

 坂崎は別れを告げると部活にいった。

 その後、長谷川が来て、お前は学級委員長にむいてるよ、とかいわれて励まされた。なんか長谷川がいなくなるって思うと悲しいな。

 さあ、明日から学級委員長として頑張るぞ!

つづく

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