エピローグ
【 もしも願いが二つ叶うなら… 】に長らくお付き合いいただき、誠にありがとうございました。
この作品を書いていた日々は色々な想いや記憶が甦り、涙が込み上げてくる日もありました。
悲しみに包まれ眠れない日もありました。
何度も書くのを辞めようと思いました。
それでも書き終えることができたのは心の中にいるあの人…読者様からのたくさんの応援メッセージ、感動的な手紙を下さった方々、そんな皆様のおかげです。
何度、励まされたか分かりません。
読者の皆様がいて下さったからこそ、この作品を最後まで書きあげることができたと言っても過言ではありません。
本当にありがとうございました。
皆さんは“ありがとう”の対義語を知っていますか?
“ありがとう”の対義語は“当たり前”
人は“ありがとう”が重なると“当たり前”に感じてしまうものです。
もしかしたら…明日にも、その“当たり前”は消えてしまうかもしれません。
だから、どんな時でも“ありがとう”という言葉は忘れないで下さい。
そして…“生きている”ということは当たり前ではありません。
“奇跡”なのです。
この作品をできるだけ多くの人に読んで頂けたらと思います。
そして、彼が心の底から願っていた“笑顔”がたくさん生まれることを私は心から願っています。
もしも…この作品を通して何か感じて頂けたなら、あなたの家族や友達、大切な人へ伝えて下さい。
“笑顔”の意味…。
当たり前のことが“奇跡”…。
ということを…。
最後の最後までメイクブラシを握り締め、夢を追い掛けていた彼…。
できることなら、彼が命を懸けて守もうとした“笑顔”…そして、こんなにも誰かの笑顔を願っている人がいたということだけでも、あなたの記憶の片隅に残しておいていただきたい。
これが私からのメッセージです。
そして…
“笑顔に勝るメイクなし”
“笑顔よりも美しくなれるメイクは、この世に存在しない”
これが彼からのメッセージです。
雪が降る日は“笑顔”を思い出して下さい。
きっと…皆様を笑顔へ変えるために空からかさが“雪”という魔法のパウダーを降らせているのだと思います。
まだ日本では馴染みのない“医療メイク”というものを1人でも多くの方に知っていきたいです。
現在、“医療メイク無償施術所”開設のため、準備の毎日を送っております。
これからも応援していただけたら幸いです。
最後に、もう一度お伝えさせて下さい。
【 もしも願いが二つ叶うなら… 】を最後までお読みいただき、誠にありがとうございました。
KANATA




