表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
7/56

第7話 私の好きなもの

好きなことをしよう

好きなことを仕事にしよう

好きなものに囲まれて暮らそう


 最近よく聞くけど、私の好きなもの、好きなことってなにかしら

チョコレートは好き

ケーキも好き

プリンも好き

アイスクリームも好き

あら、甘いものばっかりだわ

私甘いものが好きなのね

嫌いなものは

シイタケ

にんじん

納豆

食べられるけどおいしくないわ


 好きなものだけ食べてられれば幸せだけど、世の中そう甘くない。チョコレートだけでは病気になりそう。ちゃんと栄養のバランスを考えないといけないし、チョコレートだけだと飽きてしまいそう。

 それに、カレーは好きだけど、たいがいにんじんが入ってる。我慢して食べるわ。だから、好きなものだけっていうのは難しいと思うの。


 それに食べ物の好みって人それぞれよね。シイタケ大好きっていう人もいるもの。


 食べ物の好みはわかりやすいけど、それ以外に私が好きなことって何かしら。それが一番問題だわ。

 好きな勉強はなんですか?もう少ししたら科目を選ばなくちゃいけません。文学、経済、哲学、数学、物理、生物、たくさんあるけど私は何が好きなのかしら。何を勉強したいの?。高校で少しは勉強したからわかるものもあるけど、全然知らない分野もたくさんある。知らないんだから好きか嫌いかなんてわからないわよね。

 わからないけど選ばなくちゃいけないなんて、とても難しい。


 例えば、何種類かあるケーキのどれを選ぶか、いつも迷います。全部食べてみればどれがおいしいかわかるけど、食べないで一つ選ばなくちゃいけない。なかには私の好みじゃない味もあったりする。それに、その日によって食べたいものの好みって変わるもの。

 私の場合、見た目がキレイで好きなものを選んだり、直感でおいしそう!って感じたものを選びます。あたりのときもあるけど、ハズレのときもある。


 ケーキは次の日また違うの選べばいいから、そんなに悩む必要ないしおいしくなくても落ち込むほどじゃない。でも自分の進路を選ぶのは大問題よ。何を勉強するかによって、これからの人生が変わってくるかもしれないんだから、真剣にならなくちゃ。

 全部勉強してから選べればいいけれど、そんなこと無理でしょ。ガイダンスで説明聞いたり、自分で調べて情報集めたりして考える。そして最後は直感かな。これが良さそうっていう自分の直感を信じるしかないかもね。


 好きなものを選ぶって、覚悟がいることなのよ。でも、ちゃんと自分で考えて決めれば、後で「あれだけ考えて決めたこと」っていうふうに思えるから、迷ったり悩むことも大切よね。

 先生がどれを選んだら良いか教えてくれたら楽なのにな~。


 でもね、一生懸命考えて選んだつもりでも、やってみたら好きじゃなかったってこともありそう。そんなとき、どうしたらいいかしら。自分が選んだんだからと思って、我慢して勉強を続けるかもしれない。つまんないけどそのほうが楽かも。

 でも、もう一度選び直してもいいのかもしれないって思ったりする。わからないのに選んだんだから、やってみて違ってることってあっても不思議じゃないし、道は一つじゃないっていうでしょ。だったら、もう一度選び直して頑張ってみる。それって勇気がいることだけどね。


 いくら考えたって、どっちが正解かなんて、今はわからないわ。そのときになって自分の気持ちや将来のこと、周りのこととかいろいろ考えなくちゃいけないもの。それに、そのとき自分で正解だと思って決めたことでも、後でやっぱり違ってたかな、と後悔することもあるかもしれない。堂々巡りして考えすぎると何も決められないわね。ちゃんと考えることは大切だけど、考えすぎて頭の中でグルグルまわっててもしょうがない。


 好きなことをするって、自分勝手とは違うでしょ。大切なことだからちゃんと考えよう、っていうことだと思います。







評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ