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冒険者による風土記  作者: 疾風のナイト
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第1章 ~炎の剣士~

地方都市のトリンで活躍する女性冒険者のフレア。

困っている人達を助けるため、彼女は今日も炎の太刀を振るう。

 緑豊かな山を背に広がるトリンの市街地。ここでは石畳の道路網に沿う形により、商店や家屋等のいくつもの建物が並んでいる。

 まさしく石の街と表現できる市街地にて、一際大きな建物が建っている。この建物の名前は冒険者ギルド、文字どおり冒険者が集う場所であった。

 冒険者ギルド内。ここには何人かの冒険者達が滞在していた。これから依頼を受けようとする者、報酬を受け取ろうとする者、人によって様々である。

 そうした中、1人の冒険者が足を踏み入れる。軽装の防具に身を包み、背中には身の丈ほどの太刀を背負った女性剣士であった。

 この女性剣士の名前はフレア。この地域でも腕の立つ冒険者であり、炎の剣士の異名で知られていた。

 そして、フレアはその異名が示すとおり、雪のように白い肌、炎のような赤髪、ルビーのような赤い瞳が印象的な容姿をしていた。


「こんにちは~」

「フレアさん、こんにちは」


 にこやかな表情で受付の女性に挨拶をするフレア。対する相手側も微笑んで返事をする。


「何か新しい依頼とかある?」

「ええ。こんなものがありますが……」


 そう答えた後、フレアに依頼票を提示する受付の女性。その内容はモンスター退治で報酬は金貨1枚であった。


「なになに……?サウザント川に出現するモンスター退治、相手は人喰い植物5体、それと正体不明のモンスターが1体ね」

「申し訳ありません。フレアさんの腕ならば、もっと良い依頼を案内したいんですが……」


 依頼票の内容を丹念に読み込んでいるフレア、すまなさそうにしている受付の女性。

 フレアに提示したモンスター退治の依頼。依頼の難易度に比べて、報酬額が少ないのである。腕利きの冒険者であれば、引き受けることはないだろう。


「でも、サウザント川ってトリン市の貴重な水源よね」

「確かにそうですが……しかし……」

「良いわよ。私が受けてあげる」

「えっ、良いんですか!?」

「ええ、困った時はお互い様よ。それに」

「それに?」

「私はこのトリン市が大好きだから!」


 受付の女性からの問いに対して、満面の笑みと共に答えるフレア。彼女の屈託のない笑みは見る人に元気を与えるものであった。

 その後、受付で依頼の手続きを済ませるフレア。こうして、サウザント川を舞台にした彼女の戦いが始まるのであった。



 様々な店舗が並んでいるトリン市の商店街。その一角に年季の入った石造りの建物が建っている。店舗の名前はゴゾウ薬局、この街でも名の知れた薬屋である。

ゴゾウ薬局の中に足を踏み入れるフレア。それと同時に風邪薬、痛み止め、胃腸薬等……店内に陳列された様々な種類の薬が来店者を出迎える。


「いらっしゃい。おや、フレアちゃん」

「こんにちは、おじさん」


 店の奥から出てきた店主の男と挨拶を交わすフレア。話し方は店主と客と言うよりもご近所さんに近い。


「いつもの薬草を3つ、お願い」

「あいよ」


 フレアからの注文を受けて店のカウンター内から薬草を準備する店主。そして、手慣れた様子で薬草を包装する。


「はい。銀貨10枚だよ」

「銀貨10枚ね」


 感謝の言葉と共に銀貨10枚を支払うフレア。それと同時に彼女は店主から包装された薬草を受け取る。


「フレアちゃんはこれから仕事?」

「ええ、サウザント川でモンスター退治に行ってくるわ」

「仕事熱心だねぇ……最近の冒険者ギルドはどう?」

「うん、若手の冒険者達は都市部の方に移っていて手が足りてない感じかな」


 少し寂しげな表情で冒険者ギルドの近況を語るフレア。彼女の住むトリン市の冒険者ギルドでは、都市部と比べて依頼達成の報酬額が少ない。

 このため、腕利きの若手冒険者はこぞって都市部の方に移住している。その結果、未解決の依頼が増加する一方、地元冒険者達の負担も増加していた。


「あんまり無理しないでね」

「ありがとう。それじゃ、また来るね」


 気にかけてくれる店主に対し、感謝の言葉を述べるフレア。その後、彼女は店を後にするのであった。



 トリン市内を流れているサウザント川。山岳地帯を起源としており、平野部から海まで繋がっている大型河川であるこのため、川の近くの住民にとっては重要な水源となっている。

 しかし、その一方で大雨や嵐の時期には増水して氾濫を起こす危険性も抱えている。河川の改修計画が立案されているが、未だに実現の目処は立っていない。

 サウザント川の下流地域。大型河川の最終地点とも呼べる場所であり、リホン海と呼ばれる海が広がっている。

 そうしたサウザント川の下流地域の手前に立っているフレア。上流から流れてきた土砂や養分等が堆積しているためか、大小無数の木々や草花が成長しており、一種の雑木林の状態となっている。


「……」


 無言でサウザント川の下流地域を眺めているフレア。今回の依頼はここに潜むモンスターの討伐である。

 今度は自身の手元に眼をやるフレア。その手には黒い鉢巻が握られている。それと同時に彼女の脳裏に過去の記憶が再生される。

 フレアの目の前に立っている若い男。どこかへと出立しようとする男を彼女は見送ろうとしている。

 別れ際、若い男はフレアにある物を手渡す。餞別の品として彼が手渡した物、それは透明な玉がついた耳飾り、そして黒地の鉢巻であった。

 静かに改装を終えるフレア。今、彼女は玉のついた耳飾りを身につけていた。この玉は魔石と呼ばれる物質を加工した代物であり、魔除けとしての効能を有していた。

 そして、黒地の鉢巻を頭に巻くフレア。冒険者として依頼に取り組む際、鉢巻を巻くのが彼女の習慣となっていた。


「さて、いきますか」


 頭に鉢巻を巻いた後、雑木林の中に足を踏み入れていくフレア。危険を顧みることなく、歩み続ける彼女の姿は実に凛とした。



 サウザント川下流地域を歩き続けているフレア。このまま何事もないかのように思われた時であった。


「っ!?」


 突然、周囲から邪気を感じたため、背中から太刀を引き抜くフレア。それと同時に彼女の耳飾りの玉も光を発する。まるで危険を知らせているかのようだ。

 すると次の瞬間、近くの茂みの中から何者かが現れる。それは手足が伸びた植物とも呼ぶべきモンスターであった。

モンスターの名前は人喰い植物。文字どおり植物の外見と特質を持ちながらも、肉食で人を襲うことのある怪物である。

 しかも、フレアの前に現れた人喰い植物は1体だけではなかった。全部合わせて5体のモンスター達がいた。


「5体の人喰い植物、今回の依頼のターゲットね」


 身の丈ほどある太刀を構えつつ、今回の依頼内容を再チェックするフレア。5体の人喰い植物、冒険者ギルドで見た依頼票と一致する。


「!!」

「~~!」

「~!~!」

「!」

「!!!!」


 一方、フレアの姿を見た途端、身体の一部を口に変える人喰い植物達。この野蛮で巨大な口こそ、このモンスターが人喰い植物達と呼ばれる理由である。


「やああああああああっ!!」


 すると次の瞬間、風のように走り出すフレア。人喰い植物達との距離を一気に詰めた後、勢いに乗った形で斬りかかる。


「!?」

「っ!!」


 気がつけば、2体の人喰い植物の頭部が切り落とされていた。それと同時に首のない胴体は倒れ込んでしまう。

 慌てて残った人喰い植物達はフレアに反撃しようとするが、既に彼女の姿は離れた場所に立っていた。


「次で一気に決めてみせるわ!」


 人喰い植物達との距離をとり直した後、愛用の太刀を構え直しているフレア。それと同時に柄を握る手の力も強まる。

 S-HARD。それがフレアの愛用する太刀名である。腕利きの鍛冶職人に鍛えてもらった代物であり、遥か東方の技術の取り入れられていると言う。それ故、斬撃力は並大抵の刀剣の比ではない。


「いくわよぉっ!!」


 再度、人喰い植物達に向かって突撃を仕掛けるフレア。対するモンスター達はただただ狼狽するだけである。

 今回の人喰い植物を始めとして、植物の特質を持ったモンスター達は動きが鈍い傾向にある。その点を狙ったのである。

 ギリギリまで相手との距離を詰めた後、フレアはS-HARDを真横一文字に振るう。気がつけば、3体の人喰い植物の身体は上半身と下半身に分離していた。そう、一太刀で3体のモンスター達を同時に真っ二つにしたのである。

 人喰い植物達を瞬く間に仕留めたフレア。しかし、彼女の表情は柔らぐことなく、依然として緊張を含んだままである。

 何故なら、今回の依頼には人喰い植物だけではく、正体不明のモンスター討伐も含まれている。これを倒さなければ、全てが終わったとは言えない。

 すると、フレアの耳元には何かの足音らしきものが聞こえてくる。歩調は速く、それでいて荒々しい。地面を駆けているかのようだ。


「っ!」


 良からぬ気配を察知したため、急いで今いる場所から離れるフレア。それと同時に彼女の耳飾りもまた、先程よりも強い感応を示している。

 その時であった。先程までフレアがいた場所に何者かが殺到する。急襲を仕掛けてきたのである。何を逃れることができた彼女は相手の正体をチェックする。

 フレアに不意打ちを仕掛けてきた者の正体、それは猪を彷彿とさせる姿をした怪物であった。この怪物の名前は車イノシシ、姿形こそ猪に似るが、体格は何倍も大きく、特に牙が著しく発達していた。


「あれが正体不明のモンスターね」


 この場に現れた車イノシシを見るなり、目の前の怪物こそが依頼票に記された相手だと判断するフレア。

 本来、車イノシシは本物の猪と同様、山間部に生息するモンスターである。しかし、稀に人の集落に現れることがあった。


「ボフッ!ボフッ!!」


 荒々しく鼻息を立てた後、フレアに再度の突撃を仕掛けてくる車イノシシ。その勢いは激しいものがあり、まるで戦場を駆ける戦車である。


「わわっ!」


 怒濤のように迫ってくる車イノシシを前にして、その場から急いで離脱するフレア。さらに彼女は素早くモンスターの背後に回り込む。


「(車イノシシには生半可な攻撃は通用しない。狙うなら強烈な一撃を見舞うしかない)」


 荒ぶる車イノシシと対峙する中、冷静に状況を分析するフレア。同時に彼女はS-HARDの柄を握る力を強める。

 そうこうしていると、またもや突進を仕掛けてくる車イノシシ。一方、フレアは軽やかな動きで相手の攻撃を避け、再び背後に回り込んでみせる。彼女の身のこなしはまるで相手の動きを読んでいるかのようだ。

 確かに車イノシシの突撃は速く、それでいて破壊力もある。ただ、一方で動きが直線的であるため、事前に行動パターンを読みやすい。

しかし、単に攻撃を読んだだけで倒せるほど、車イノシシは甘い相手ではない。戦闘不能になるほどの強烈な攻撃を撃ち込む必要があった。


「ボフ!!ボフ!!」

「……」


 なかなか攻撃を当てることができないためか、苛立ちを募らせている車イノシシ。一方、フレアは無言のままD-HARDを構えている。それと同時に彼女の太刀に嵌め込まれた魔石に紅色の光が宿る。


「ボフッ!!!」

「ッ!」


 ついに業を煮やしたのか、全速力で突撃する車イノシシ。その速度は今までの比ではない。対するフレアはルビーの瞳を見開き、相手のことを真正面から見据えている。

 そして、車イノシシが直前まで迫ってきた瞬間、最小限の動きで攻撃を避け、S-HARDを高々と掲げるフレア。太刀の魔石が眩い光を発したかと思えば、その身に灼熱の炎が宿る。

そして、フレアの眼前には今、無防備な車イノシシの首元が晒されている。まさしく決定打を与えるには絶好の機会だ。


「闘炎斬!!」


 車イノシシの首元に狙いを定めた上、S-HARDを振り下ろすフレア。次の瞬間、凶暴なモンスターの頭部が寸断される。本来、その場で鮮血が噴出するはずであるが、太刀に宿る炎が一気にそれを鎮めるのであった。


 人喰い植物に続いて車イノシシを倒すことに成功したフレア。しかし、これで依頼が完了した訳ではない。モンスター達を倒した証拠を集めなければ、依頼を達成したとは言えなかった。

 早速、モンスター討伐の後処理を開始するフレア。まず、彼女は人喰い植物達の所に赴くと太腿部分に装備したナイフを取り出す。

 その後、ナイフで人喰い植物の葉を切り落とすと、それらを収納袋に入れていくフレア。さらに彼女はモンスター達の亡骸を切開して魔石も回収する。

 人喰い植物の処理を終えて、今度は車イノシシの処理に移るフレア。ナイフで巨大な牙を切り落として収納袋に入れる。同時に魔石も回収していく。

 手際良くモンスターの素材と魔石の回収を済ませるフレア。彼女の腕はまるで腕利きの肉屋の職人を彷彿とさせるものであった。



 冒険者ギルドの検査室。ここでは依頼を達成した冒険者が回収した素材等の査定が行われている。

 この検査室には今、依頼を終えたフレアと厳めしい男が立ち合っていた。この男はトリン市の冒険者ギルドのギルドマスターであった。


「マスター、こちらが集めてきた素材と報告書です」

「うむ」


 フレアから素材や魔石の入った収納袋と報告書を受け取るギルドマスター。彼は報告書に軽く目を通した後、今回の依頼で回収された素材等の検査に移る。


「人喰い植物の葉、車イノシシの牙、どれも良い状態だ」

「ありがとうございます」


 ギルドマスターから太鼓判を押されて、嬉しそうな表情をしているフレア。厳しい仕事であるが、やってきて良かったという気持ちになる。


「ただ、報告書がな」

「うっ……」

「まあ、冒険者の書類はこんなもんだ!気にするな!」

「はい」


 報告書については駄目だしを受けたものの、ギルドマスターに励まされて元気を取り戻すフレア。


「今回の依頼の報酬だ」


 そう言った後、依頼の報酬をフレアに手渡すギルドマスター。彼女がチェックすると手元には金貨1枚、さらに銀貨が10枚あった。


「マスター、これは!?」

「良いって良いって、お前さんにはいつも世話になりっぱなしだ。このくらいはさせてくれ」


 多すぎる分を返そうとするフレアに対して、にこやかな笑みで言ってのけるギルドマスター。


「分かりました。ありがとうございます」


 そう言って、素直にギルドマスターから銀貨を受け取るフレア。これ以上、断ることは失礼に当たると考えたからであった。



 トリン市の一角にあるコマス食堂。料理の値段は安く量も多いため、冒険者にとっては有り難い食堂である。

 コマス食堂のカウンター。ここではランチを食べに来たフレアが注文の料理を待っていた。

 ほどなくして、料理の盛られた皿を手にした男がフレアの前に現れる。気前のよさそうな恰幅の良い男、彼はコマス食堂の料理人兼店長であった。


「あいよ。今日のランチセットだ」


 そう言った後、フレアに料理を並べる店長。今日のランチはチキンソテー、スープとサラダにパンであった。いずれも料理も地元の食材が使用されている。


「それじゃ、いただきます!」


 早速、ランチをいただくことにするフレア。チキンソテーを口に含んだ途端、柔らかな肉の感触と熱々の肉汁が広がる。


「う~ん、美味しい」

「ははっ、嬉しいね」

「今日も繁盛していますね」

「ああ、おかげさまでな」


 会話を交えながら食堂の様子を眺めているフレアと店長。店内では冒険者は勿論のこと、トリン市の人達が楽しそうに食事をしている。


「またいつでも、食堂に来いよ。歓迎するぞ」

「ありがとうございます。その時はお願いします」


 温かみに溢れる店長の言葉を受けて、嬉しそうな表情で返事をしてみせるフレア。

 フレアがまだ初心者冒険者であった頃、このコマス食堂で働くことで報酬を得ていた。そう、彼女にとっては思い入れのある店であった。

 やがて、店長は調理場へと戻っていく。一方のフレアは食事を再開し、本日のランチを心ゆくまで味わうのであった。

皆さんお疲れ様です。疾風のナイトです。

今回、「冒険者による風土記」を読んでいただき、誠にありがとうございます。

実は本来、別作品を創作・投稿する予定でしたが、私の中でアイディアが浮かんだので今回の作品を投稿する運びとなりました。


さて、本作ですが、実は私の住んでいる鳥取県(特に鳥取市)を題材にしています。

私の住んでいる鳥取県では、年を追うごとに少子高齢化・過疎化が進行している状況です。

実家の鳥取県で生活する中、「自分が鳥取にできることはないだろうか?」と思うことが度々ありました。そして、まずは具体的な行動が必要だと考えて、今回の作品を創作することにしました。

そのため、今回の作品が純粋な小説としては、動機が少々不純であると言わざるを得ないかもしれません。もしよろしければ、作品にお付き合いいただければ幸いです。


以下、元ネタになります


>トリン市

言わずもがな鳥取市が名前の由来です。今後、物語はトリン市を舞台に進めていく予定です。同時に物語を通じて、鳥取市を色々と紹介できればと考えています。


>ゴゾウ薬局

鳥取市内にある五臓園ビルがモデルになっています。建物自体が西洋風の建築であり、ファンタジーのネタに最適だと思い、参考としました。ちなみに五臓園ビルの中には薬局が入っています。


>サウザント川

こちらは鳥取市内を流れる一級河川の千代川が元ネタとなっています。河川敷が整備されているため、よくウォーキングに利用しています。その際、よく色々な昆虫や動物を見かけることがあります。

今でこそ整備が進んでおり、気軽に立ち寄れますが、「昔は草木も伸び放題だったのでは?」と思ったことから、今回の雑木林を考案しました。

千代川は鳥取市でも重要な河川であるため、今後、物語に度々登場することになると思います。


また、細かい元ネタはX(旧ツイッター)でも紹介していきたいと思います。

最後になりますが、個人的な思惑があるとはいえ、やはり小説は楽しんでいただいてこその者です。

読んでくださっている皆さんが楽しんでいただけるよう、私も努力を重ねていきたいと思います。

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