“比翼の鳥” 私達夫婦は、よくそう言われます。
“比翼の鳥” 私達夫婦は、よくそう言われます。
傍から見たら? 私達夫婦はそう見えるのかな?
まあ、実際に仲が良いんだけどね!
・・・私と夫が何故、仲が良いのか?
それは、“子供が居ないからだと思う!”
私達夫婦は、“不妊治療も数年に渡ってしてきた結果!”
私が44歳の時に不妊治療をやめる事にした。
医師が言うには、“私の方に問題があるらしい。”
数年間の不妊治療をやってみて、私は夫に対して本当に申し訳ないと
心から想い、私は旦那にこう切り出した。
『・・・もう、別れようか?』
『なんで、そうなるんだよ!』
『だって! 妊娠しないのは、“私が原因なのよ!” もし貴方が子供が
真剣に欲しいと思うなら? 他の女性と一緒になってもいいのよ。』
『“俺は君との間にデキる子供が欲しんだよ、他の女性の子じゃない!”』
『でもいつかこう思うわ! “あの時、別れていれば”とね。』
『思わないよ! 俺は君がいいんだ!』
『“私は貴方の子供が欲しかった!”』
『それは俺もよく分かってる! 一番辛いのは君だと俺は知ってるから。』
『・・・あ、ありがと、う。』
『大丈夫! 俺が君の傍に居るから、もう俺達の子供は諦めよう!』
『・・・ううん、』
・・・あれから3年!
私達夫婦は、不妊治療を諦めてからの方が更に仲良くなったと思う!
もともと夫とは仲が良かったが、子供を諦めてからの方が“ふたりの絆”
が更に深まったなと感じている!
辛い治療も二人で乗り越えてきたからだろう。
私はつくづく夫が好きなんだと思い知らされた!
確かに“子供は欲しかったが、今は私の隣には最愛の夫が居る。”
二人で居る時間が今はかけがえのないもになっていた。
だから近所でも? “有名なおしどり夫婦になっていたんだと思う!”
『高井さん夫婦は、本当に仲が良いんですねぇ~』
『いやいや? そんな事はないですよ。』
『ワタシなんて! 旦那と二人で手を繋いでデートなんて、結婚してから
一度もないんですよ。』
『ウチもよ! 旦那は休みだと家でゴロゴロしてばっかりで、デート
なんて考えた事もなかったわ。』
『千沙さんが羨ましい!』
『“自慢の夫なんで。”』
『おやおや? それは、お惚気ですか?』
『・・・あぁ、はい!』
『あらあら? “ごちそうさまです!”』
『じゃあ、デート楽しんで来てね!』
【行ってきまーす!】
・
・
・
【本当に羨ましいわねぇ~】
今は、“二人の時間を大事にしたい!”
家族は二人っきりなんだし、私は夫の為に今してあげられる事を
してあげたい!
夫の体の事も考えて、コレストロール控えめな食事を心がけたり、
時間があれば、二人で散歩もする。
運動も夫と早起きして、朝からウォーキング。
夫の健康の為にジムに行ったり、接骨院に行ったり、
美味しいデザートを食べに行ったり、二人だけの時間を楽しんでいる。
これからも、“おしどり夫婦”で二人で楽しんでいこうね。
最後まで読んでいただいてありがとうございます。