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心の垣根

作者: MeatOgawa

 なぁ、眼を開けて真っ直ぐ世界を見てみたらどうだい

垣根の上をフラフラ歩くんじゃなくてさ

君が頑固な奴だってのは知ってるさ

 でも君が良かれと思ってやってる事は、自分を傷付けてるだけかもしれないんだよ

 ダイヤのクイーンに拘るのはやめといたほうが良いさ

 ハートのクイーンの方が良い時だってあるもんさ

 ダイヤよりハートの方が強いんだ、そっちの方が良いに決まってるだろ

 俺が答えるとお前は肩を竦めたな、そういう事じゃないんだよと言いたげに

 人間配られたカードで勝負するしかないって言うけど、僕から見て君のカードはそんなに悪くないと思うさ

 でも君はそれじゃ足りないって思うんだろ、知ってるさ

 俺も若くないし、若くなるなんて出来ないって知ってるよ

 飢えと渇きのせいかな、落ち着ける場所が欲しいけど、俺が帰る場所は何処なんだろうな

 自由で良いな、自由なのは気楽だろうな

 そんな風に言う奴もいるけど、世界っていうデカイ檻の中でちっぽけな俺が一人で歩いてる気分だよ

 足元からシンシンと寒さが響いてくるよ、冬のせいかな

 でも雪は降ってないな、だからって晴れてるわけでもない

 今が昼なのか夜なのかもよく分からない

 最後に心の底から笑ったのはいつだろう、感情なんて邪魔だって思ってたけど、本当に無くなったらそれはどう言う気分なんだろうな

 なぁ、俺は垣根の上をどっちつかずでフラフラ歩くんじゃなくて

地に足をつけて心を開いたほうが良いのかな

 その先は土砂降りかも知れないけど虹がかかるって信じるようにして

 俺は誰かに本気で向き合ったり、見てもらった方が良いのかな

 君は誰かに本気で向き合ったり、見てもらった方が良いさ

 だってまだ間に合うんだからさ

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