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タイミング

〜花咲視点〜



「はぁ〜すごい緊張した〜」


家に帰るなり私はそんなことを呟いた

それもそのはず、好きな男の子に助けられたうえに家まで隣だなんて…


さっき私を助けてくれた男の子、逢坂夏樹は私の「初恋」

の人なのだ。


夏樹とは、昔馴染みで私とよく遊んでくれていた。

私はというと、今の性格とはほど遠く暗くて、家に引きこもっていた。

そんな私に友達なんてできるはずもなかったんだけど、夏樹だけはいつも私のそばにいてくれた。

そして、引きこもっていた私を夏樹は外に連れ出してくれたのだ。

そう、私の世界を広げてくれるきっかけを作ったのが夏樹なのだ。

そんな夏樹を私はいつの間にか好きになっていた


私が転勤しちゃってから、結構経ったけどやっぱりかっこいいなぁ



夏樹の姿を見ることができて、とても嬉しいのだが私にはまだ少し不安になってしまうところがあった。


夏樹が私を忘れてしまっているかもしれない可能性だ


昔と違いすぎてもしかして私って気づいてないのかな…

そんな考えがずっと頭をよぎっている


でも、やっぱり気づいてほしい!!

そして、昔みたいに一緒にいたい!!


今度は諦めたくないという気持ちが私に湧きはじめた


ただ、「覚えてる?私昔一緒に遊んでた桜だよ」 「え?誰?」 とかなった場合、私のメンタルが確実に崩壊してしまうので、少し怖くなってしまう。


うぅ…どうしよう…こんなに悩むなら、助けてもらったときに言っとくべきだった

今更だが、あの時普通に聞けたんじゃないかと思う。勢いでいかなかったことを後悔してしまう


言うタイングを完全に逃してしまった私は、お風呂に入ってご飯も食べずに寝てしまった


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