魔法少女 休憩タイム
私、魔法少女のマホ!
ある日突然、コウモリの翼が生えたタコ脚の髭をはやした冒涜的なゆるキャラにであって人々を死滅させる魔法少女になっちゃった!
クラスの皆からは魔王って呼ばれてるよ!
「どっかに人の幸福か財布か石油王落ちてねぇかな」
「魔法少女がそんなこと言うのどうかと思う。なんでこんな奴選んじゃったんだろ」
「魔法『少女』っつっても高校生だからな私。そろそろ現実を直視する時期が来たのだよ」
「だからって欲望に塗れた物を探し求めるなよ」
「いーじゃん減るもんじゃないし」
「少なくとも他人の幸運と財布の中身は減るだろうよ。……人の不幸を願う魔法少女って何?」
「そこについて言及すんならこっちだって物申したい事はある」
「いうてみ?」
「お前のサイズだわ。たわけ」
「いや標準だろ。少なくとも見た目相応の」
「そうだなお前、神話生物に限りなく酷似してるもんな」
「ゆるいマスコットでも覇気は必要やと思う」
「存在するだけで世界が狂うんだけど。あと私、いつも思ってたぞ? 私が悪党と闘うよりお前がやった方が早いって。むしろ添えるだけで圧勝じゃん?」
「いやそれもう侵略じゃん?」
「分かってんじゃん。悪党もよく正気を保てたな」
「アイツらも神話生物なんじゃね?(名推理)」
「この町おわった」
「なんか笑える」