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箱庭少女育成計画  作者: 眠る人
いおり
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1 もえ ①

初投稿です。

思いついて、設定考えて、書き出してみて…

オリジナリティってどうやって作るんだろうと悩みます。

最終話までのプロットはありますので、気長にお付き合いください。

 僕は今、畑で野菜を作るために作業をしている。


 ザクッ、ザクッと一定のリズムで農具を振るう。


 夏に向けて種を植えるため、土を耕しながら何を育てようか、何の種があるか、と考えながらクワを振り下ろしていた。

 季節は春だが強い日差しもあり、汗ばむような陽気だ。そろそろ休憩するかと汗を拭っていると、元気で、よく通る声が遠くから響く。


『ご主人様!もえってなーに?』


 農作業をしていた僕に駆け寄り、勢いよく飛びつきながら、目の前の少女は唐突にそう尋ねてきた。


「こらこら、いきなり飛びついてきたら危ないよ?」

 僕に抱きついてきた彼女はイオリ。

 その彼女を地面におろしながら嗜める。


「立派なレディが飛びついてきちゃいけません。」


『だって!ご主人さまに教えてほしかったんだもん。』

 イオリは少しむくれながらそう言い返す。


「ここには色んな道具があるから、イオリが怪我をしないか心配なんだよ。立派なレディなんだから、人に心配させるような事をしちゃいけないよ?わかるかい?」

『はーい。』


 あまり判っていない様子のイオリを見て、僕は内心やれやれと思いながら、彼女に聞いてみた。


「それで、なんだっけ?もえって何かだったかな?」

『うん!かわいいお洋服を着た女の子がたたかってたら、まわりの男の人がもえーっていってたの!なんのことなのかな?』

「イオリはまた僕の深夜アニメコレクションを勝手に見ていたんだね。それはまぁ、いいか。」


 あのアニメに変なシーンなかったよな?と考えつつ、僕は彼女の疑問に答える事にした。


「萌ねぇ、難しい質問だなぁ。」

『むずかしいの?』

「そうだね、本来使われていた意味と、イオリが聞きたい意味とじゃ全く別のモノになってるからね。」

『んー?』


「本来は草木等の新芽が芽吹くっていう意味で使われてたんだけど、ある時期からかわいい女の子キャラとか、ドジっ子属性とかがあるキャラにも使われるようになってね・・・』

『ごしゅじんさま?』


「あるアニメの主人公の名前がモエで、それが語源だとも言われているけど、そんなのはどうでもよくて、全人類共通で本来持っている感情の一つだと思うんだよ僕は!」

『よくわかんない。』


「例えば・・・例えば、そう!子犬とか、子猫とか!そういう庇護欲をかき立てられる存在を見た時!他にも・・・」

 暫く僕は一人で暴走気味に話続けてしまった。


「だと思うんだけど、イオリはどう思う?」

『よくわかんない!』

 かなりむくれた表情をしながら、怒り気味に答えたイオリを見て、僕はハッとする。

 何を幼女相手に熱く語っているんだ僕は。


「またやっちゃった。ごめんね、イオリ。」

『ごしゅじんさまがなにいってるのか、よくわかんない!』


「ごめんね。熱くなっちゃったよ。許してくれないかな?」

『しらない!ごしゅじんさまのばかー!』


 そう怒りながら、彼女は家の中に走っていってしまった。


「これは不味いな。また僕のコレクションに悪戯でもされたら、不味い。」


 僕の中での最悪の事態が起こる前に何とかしなければと思い、イオリを追いかける事にした。

誤字脱字、内容被り等ありましたらコメント宜しくお願いします。

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