処刑人
掲載日:2019/12/13
命の尊さを知る人よ
あなたは処刑人である自覚を持たなければならない
その手が血に濡れていることを知らなければならない
命に重さはないと人は言う
けれども、1億2千等分された命は軽すぎて、誰もその重さに気が付かない
黒く濁った、粘りついては、取れないはずの罪の色は
1500キロメートルまで薄れてしまって、誰もその色に気が付かない
誰しもが持っているはずの罪の責任は
誰かの罪へと顔を背けている
目を逸らしてはいけない
あなたのその指が、
スマホを撫でるその指が
エレベーターを呼ぶその指が
キーボードを叩くその指が
殺人機械へとつながるボタンに触れているのだ。
命の尊さを知る全ての人よ。
私たちは、処刑人である自覚と責任を持って生きなければならない。




