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11-2話

 スノウがドアから出ていった事を見送った後、振り返ってみると眼の前には武器を携えたファミリの構成員、三十名以上が待ち構えていた。

 その先頭には真っ黒なスーツを着込んだローランが立っている。


「よく来たな。ガキ共、死ぬ覚悟は出来ているのか? ルスカファミリーに歯向かった事を後悔させてやる」


「そんな事は知らねぇよ。てめぇらが何をやったのか分かっているのか?」


「ふんっ!! やはり餓鬼だな、今の状況も全然分かっていない。こっちは三十人以上もいるんだぞ。この圧倒的な戦力差が解らないのか? 今からお前達を動けなくした後、さっき外に逃げた女を捕まえて、お前の目の前で犯してやるから楽しみしとけ。ふはははー」


「このゲス野郎がぁぁぁ!! お前の目はあの糞女とそっくりだな。お前だけは絶対に殺す」


「たった二人のガキが何粋がってやがる。おい全員でかかれ!! さっさと手足を折って動かなくしてやれ」


 ローランの合図に武器を持った男達が一斉にルカ達に襲いかかった。


「レオン、わかっているな!! 手加減なんかしなくていいぞ。コイツラ全員、スキル全力でブチのめす!!」


「あぁ、お前に言われなくてもさっきからブチ切れ過ぎておかしくなりそうな位だぜ。俺はこんなにブチ切れたのは久しぶりだ」


 レオンはそう言うと、スキル【怒り《バイオレット》】を発動させた後、自分の足元に向けて光り輝く拳を叩きつけた。

 倉庫の中は雨でも保管する荷物が濡れない様に床板を作り高さを確保している。

 レオンがその床板をスキルで殴りつけると床板が木っ端微塵に破裂し、破片が勢い良く周囲に飛散した。

 破片は襲いかかってくる多くの男達の顔や目に突き刺さる。

 目を潰された男達は何も出来ないまま倒され転げ回りまじめた。


「ぐわぁぁぁ。目がぁぁ。目がぁぁ!!」


 先頭を走る男が転倒した事で後続の男達も巻き込まれ、他の男達も次々と転倒していく。


「レオン、今がチャンスだ。敵が混乱している内に叩き潰すぞ」


「おう。任せとけ」

 

 ルカがそう叫ぶと、レオンと並んでその混乱の中心部へと自ら飛び込んでいく。ルカ達の戦力は二人だけなので、律儀に一対一で戦っていては体力が持たない。

 

 ルカは【不変アンチェンジ】を使用し、頭に向けて振り下ろされた剣を素手で受け止める。

 相手の男はまさか素手で剣を止められるとは想像していなかったようで驚いた表情を浮かべてた。

 

 驚いた相手の事など無視し、スキルの効果で鉄と同様に固められた拳で男の顔面を殴りつけた。

 男は巨大な鉄のハンマーで殴られたのと同等のダメージを負い、一撃で地に伏せる。

 

 ルカの側ではレオンの無双が続く。

 レオンのスキル【怒り《バイオレット》】は怒りの度合いで攻撃力を増加させるスキルであった。

 自分の感情で強さが変わると言う特殊なスキルで、怒りが頂点に達するとその破壊力は素手で家をも壊す程だ。

 今は最大に近い攻撃力を具現化しており、素手で剣を殴りつけただけで剣の方が粉々に砕けると言う信じられない現象が起きていた。

 剣を砕かれ、そのままの流れでレオンの攻撃を生身で受けた兵隊は一撃で骨が粉砕されていく、そのまま戦闘不能となりその場に倒れ込む結果しか生まれない。


 一切の攻撃を受け付けないルカと立ち塞がる全てを破壊して行くレオン。二人が進んだ後には動けなくなった者がまるで絨毯の模様の様に敷き詰められていた。

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