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4-2話

 憲兵から逃げ出したルカは、スノウが住む孤児院へと急いだ。途中、何度も振り返り、追いかけられていない事を確認する。

 

(捕まりたくない)

 

 その言葉を心で叫びながら、とにかく全力で逃げ続けた。


「ルカにぃ…… どうして憲兵さんについていかなかったの? お城でお仕事貰えるって言ってたよ?」


 孤児院に到着しスノウは不思議そうにルカへ問いかける。

 落ち着きを折り戻したルカは、スノウの頭を撫でた。


「俺は憲兵なんか信じていない。今までも憲兵が俺達の味方だった事なんて一度もないだろ? もし付いて行ったって、きっと碌な目には合わない筈だ。だからスノウ。今日の事や俺のスキルの事は俺達二人だけの秘密にしてくれ」


「なんで秘密なの? スキル能力者って凄い事だよ。孤児院の皆も知ったらきっと驚くよ」


「憲兵も言っていたけど、どうやらスキル能力者は帝国に無理やり連れて行かれるみたいだからな。出来るだけ秘密にしておきたいんだ」


「無理やり連れていかれるって…… ルカにぃが遠くに行くって事? うん、わかった。私は誰にも言わないよ」


 両手を胸の前で握り、ウンウンと頷きながら宣言している可愛らしいスノウを見つめ新たな思いを抱いていた。


(俺がスラム街から出る事になったら、誰が母さんや仲間達を守るんだよ? 神様が俺に力をくれたって言うのなら、俺は大切な人の為にこの力を使うんだ)


 ルカは自分にも母や仲間を守る力があった事を知り、決意強く拳を握る。

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