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あい

作者: 武田道子

あい


夏になるとすぐに秋を思う自分が悲しくなる 

その季節が、僕の最後の人生だと思ったことがあった

真っ青な空がいつから僕に痛みを思い出させるようになったのか

昨日はもうないことは知っているのに

なぜ昨日のことばかりが気になるのか


ある日人はあの空の向こうへ逝ってしまう

夏になると、真っ白な雲がまるで城のように高く盛り上がる

その神々しくまぶしい白い雲を見ていると

遠い秋が見えてくる

その向こうの白い冬が見えてくる

そして僕はまた昨日を思う

夏が涼しそうな光を空に放つ

昨日の愛は今日はもうない


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― 新着の感想 ―
[一言] ずっと遠くを見つめて、かと思えば後ろを振り向いて。 今をどうして見ていられないのか。 そう思うのに、私もこの詩みたいにそんな日々です。 道子さんにとっての夏、これからも追いかけさせてもらい…
2017/06/22 18:05 退会済み
管理
[良い点] センチメンタルなところ好きです! [一言] 僕も夏は苦手で、 夏になるたびにはやく 秋になれ!秋になれ! と思っています!(苦笑) それに夏にも様々な出会いや 切ない別れ、たくさんありま…
2017/06/22 13:51 退会済み
管理
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