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ただただ、幸せに…  作者: 緋月夜夏
ムニシヤ王国編
93/117

第92話 竜集め(2)

私にしては少し長めです。

内容が早く進んでいくのは難しく、所々おかしいとは思いますが、指摘していただけると嬉しいです。

まずは《土壌変化》で池の形を作っておく。

半球状で、周りを少し盛り上げる。

(これってこのまま水を溜めていいのか?)

「いえ、このままの状態ですと、水が地面に染み込んでいきます。染み込まなくなるまで水を作るよりは、《創造》で器のようなものを作る方が良いかと思います。」

(それだと見た目が悪くないか?)

「地中に作れば良いのでは?」

(それなら見た目は土のままか。)

ヘルプに言われた通り半球状の穴に合うように更に下に器を作っていく。

ヘルプに手伝ってもらい、ひとまずはミスリルで作っておく。

器ができたことによって、少しではあるが地面が盛り上がる。

特に問題はないのでこのままでいいだろう。

(これって…戦闘でも……いや、止めよう。)

「…その考えは覚えておいて損はないかと。」

(…そう…だな。)


(結構魔力使ったか?)

ミスリルも決して軽くはない。

この池は直径でいえば500mほどもある。

庭に山や池がある時点でもおかしいのだが、家の裏は全て使ってしまった。

(一応ステータスも見ておくか。最近見てなかったしな。)

夜は《創造》を使うだけでステータスは見ていなかった。

(《ステータス》)


_________________________


ヘルプ機能


名前:ミネギシ タケル(峯岸 武流)

年齢:15

職業:冒険者

Level:118762653037(経験値 あと10)

獲得経験値:1185828181120

体力:593813265185/593813265185

魔力:11876147553700/11876265303700

物理攻撃:593813265185

物理防御:11876265303700

魔力攻撃:3562879591110

魔力防御:4750506121480

魔法適正:火・水・風・土・光・闇・付与・空間・転移

ユニークスキル:創造

        獲得経験値増加

        必要経験値減少

        完全耐性

        能力略取

        詠唱破棄

        爆発

        反射

        魔力操作

        転写

        俯瞰

        呪術

        変化

        限界突破

        蘇生

        拡大

スキル:制限無効(level3)

    眷属化(level2)

    並列思考(levelー)

    追撃(level5)

    大鎌術(level5)

    槍術(level5)

    杖術(level5)

    双剣術(level5)

    棒術(level5)

    剣術(level5)

    弓術(level5)

    威嚇(level1)

    威圧(level3)

    雄叫び(level1)

    重力操作(level1)

    土壌変化(level2)

    従魔契約(level5)

    使役(level1)

    計量(levelー)

    計算(levelー)

    比較(levelー)

    念動(level1)

魔法:火属性魔法(level5)

   水属性魔法(level5)

   風属性魔法(level5)

   土属性魔法(level5)

   光属性魔法(level5)

   闇属性魔法(level5)

   付与魔法(level1)

   分離魔法(level5)

   空間魔法(level5)

   転移魔法(level5)

   生活魔法(level2)

   回復魔法(level2)

耐性:火属性耐性(絶)

   水属性耐性(絶)

   風属性耐性(絶)

   土属性耐性(絶)

   光属性耐性(絶)

   闇属性耐性(絶)

   毒耐性(小)

   即死耐性(絶)

称号:ーーー

加護:死神の祝福


_________________________


(数値のせいで大したことなかったな。)

今更気にしても仕方がない。


家の左右は、家の正面から見て左側には練習場があるがそれ以外は手をつけたいない。

(他に何か作るとしてもまた今度だな。)

従魔をできるだけ早く集めたい。

ヘルプに火竜かりゅうなどがいる場所を教えてもらい、転移する。


まずやって来たのは火竜のいるメルニア火山だ。

ここは名前の通りメルニア王国の近くにあり、煙を上げ続けているようだ。

火口付近には、赤色の下級竜が飛んでいる。

間違いなく火竜だろう。

風竜と比べると、風竜の尻尾がまっすぐなどに対し、火竜の尻尾はゴツゴツしている。

あとは、少し牙が長いような気もする。

あとは色の違いくらいなもので、違いは見当たらない。

ヘルプによると、ここの火竜の群れの長は普通の火竜だ。

婆さん下級竜のような回復竜ではなかった。

ヘルプの指示が伝わってくる。

「《威圧》を、使えばあなたのステータスならばすぐに済みます。」

長と《従魔契約》をすると他の火竜も降りてくる。

群れの火竜達とも《従魔契約》をする。

長はメスが多いようだ。

群れの長ごとに名前をつけるようにする。

(火は…ファイヤー?赤はレッドだったよな?)

「今度こそ《ポチ》はどうでしょうか?」

(今回は犬じゃないからな?)

ウルも狼なので犬ではないが。

結局、『コウ』という名前に決まった。

因みに、この名前は『紅』から取った。

他の従魔とも仲良くするように伝え、《拡大》と《転移魔法》を使って庭に転移させる。

ついでに他に炎蛙フレイムフロッグ熱猫ヒートキャットもいたので《従魔契約》する。

因みに、炎蛙は、マグマに浮かんでいたり、近くに張り付いたりしていて、熱猫は炎蛙を狙っていたのか、マグマをじっと見ていた。



次にやって来たのは、水竜すいりゅうが住んでいるらしいタレヘラ湖。

レビルム公国の西の方角にある湖だ。

水竜らしきものが水面からこちらを見上げている。

水色で、鰐の様な長い口と胴体を持ち、鰐であれば足が生えている場所からはそれの代わりというかの様に大きなヒレの様なものが付いている。

とりあえず《威圧》をすると、ほとんどの水竜は動きを止めたが、一体だけはこちらに向かって来た。

ウォーターボールを放って来たので、同じくウォーターボールで返す。

俺の放った方が、水竜のものを飲み込み、水竜に向かっていった。

水竜にあたる直前で《魔力操作》を使いウォーターボールを外すとその水竜も大人しくなった。

やはりこの水竜が群れの長らしい。

「今度こそ《ポチ》ですよ!」

(どの下級竜にも《ポチ》なんてつけないぞ。)

結局は《スイ》という名前に決まった。

水は流石にどうなんだ、ということで片仮名に変えた。

他に湖にいた魔物は、流貝フロウシェルと普通の魚がすんでいるだけだった。

流貝は2枚の貝の隙間から何本もの触手を出し、魚の尻尾のようにして泳いでいた。

説明後、火竜達と同じ様に転移させ、俺も次の目的地に向かう。



次にやって来たのはエクゾ沼。

レビルム公国から見てタレヘラ湖よりも更に西にある沼だ。

ここに土竜どりゅうがいるらしいが、水竜の時の様に水面から顔を出したりはしていない。

ヘルプの《索敵》で居場所はわかるが…

(顔を出してもらわないとどうしようもないな…何か使えるものあったか?)

「《変化へんげ》はどうでしょう?」

(それは…出来れば使いたくはないな…)

せっかく作ったのに勿体無いが。

「でしたら…《爆発》で一度倒してから《蘇生》を使ってはどうでしょう?」

(従魔にするのにそれはどうなんだ?)

少なくとも俺だったら自分を殺す様な奴の従魔にはなりたくない。

「でしたら…《転移魔法》を使って土竜を目の前に転移させるのはどうでしょう。」

(それでいい。というか、それを先に言うべきだろ。)

「土竜は泥の中へ向かっていく習性があるので、一度に転移させた時は即座に《従魔契約》をする必要があるので忙しくなります。」

(そのくらいなら疲れないし大丈夫だ。)

ヘルプが沼の中にいる土竜とその他の魔物の居場所を教えてくれる。

《拡大》と《転移魔法》を使い、目の前の地面に落とす。

(気持ち悪い…)

土竜達が絡み合っている。

《威圧》を使うが、ほとんどの土竜は絡み合ったままだ。

土竜の体に付いた泥に向かっていると言うことだろうか。

《拡大》と《従魔契約》を使うと何故か簡単に完了してしまった。

理由を聞くと、従った方が泥に早く入れると思ったから、だそうだ。

蛇の様な体に土竜もぐらの様な手が付いている。

足は付いていなかった。

「…《ポチ》は…」

(そろそろ諦めろよ。)

「では、《モグ》はどうでしょう?」

(確実にモグラから取ったよな。まぁ、それでいいか。)

ヘルプの意見も採用するのもいいだろう。

ポチよりはマシだし。

土竜の群れの長の名前は《モグ》に決定した。

ついでにヘルプに言われてミミズも大量にいたため《使役》を使った。

《使役》は《従魔契約》とは違い知性は生まれないようだ。

ミミズは畑や山に放しておいた。



次はノカシエ山へ転移する。

ムニシヤ王国の東側に位置している鉱山だ。

光竜こうりゅう闇竜あんりゅうは、ほぼどこでも生息できるうえ、群れを作らないので、ノカシエ山に光竜がいたのは偶然だ。

因みに両方メスのようだ。

ノカシエ山を選んだのは、1番近かったからではなく、その隣のノマシエ山に闇竜がいるからだ。

光竜と闇竜が共に生活することはほとんどなく、隣同士の山にいたのはかなり珍しいようだ。

光竜は、食事中だったらしく、俺が現れると驚いていたが、すぐに頭を下げてきた。

「あなた、先程コウは使ってしまいましたよ?」

(光で《コウ》だったな…火竜は《セキ》とかにすればよかったか…)

「こちらを《コウ》にして、火竜を《クレナイ》にするのはどうでしょう。」

(とりあえず聞いてみるか。)

すると火竜の長からは、別にいい、とのこと。

出来ればもう変えるのはやめてほしいと言われた。

《コウ》に頭を下げた理由を聞くと、力量くらい分かるそうだ。

火竜達は《スイ》とか《威圧》使っても向かってきたような…

本能にも差があることを知った。



次は闇竜のいるノマシエ山。

闇竜は洞窟の中にいるようだ。

洞窟の中を進む途中、錫蜘蛛チンスパイダー鉛虫リードワームがいたので《従魔契約》しておく。

錫蜘蛛は錫の糸を吐くらしく、薄い服だと服を切り、人体も切ってしまうらしい。

鉛虫は土を食べて鉱石を出す魔物で、ヘルプ曰く人前に現れるのはかなり珍しいらしい。

錫蜘蛛と鉛虫を《従魔契約》しながら進むと、闇竜が寝ていた。

大声で起こすと寝起きが悪いのか暴れ出した。

《威圧》を使うが、暴れたままだ。

闇属性魔法のダークバインドを使うと大人しくなった。

《従魔契約》をすると恒例の名前付けが始まる。

(闇竜だし、《アン》でいいよな?)

「次こそ《ポチ》はどうでしょう!?」

(勢いよく言っても駄目だ。真面目に考えろ。)

「…《タロウ》はどうでしょう。」

(こいつはメスじゃないのか?)

「…あえて訓読みで《ヤミ》はどうでしょう?」

(まぁ、《タロウ》よりはマシだけど…)

「ではじゃんけんで決めましょう。最初はグー、じゃんけん…」

闇竜の名前は《ヤミ》に決定した。

(落ち着いて考えれば、ヘルプは俺の心が読めるんだから勝ち目なくないか…?)

「今更は狡いのではないでしょうか。」

(まぁ、俺も気づかなかったしな…)

闇竜と共に庭へ転移した。

下級竜達はヒロイン(になるかも)です。

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