第6話 初討伐
昨日投稿できず、すいませんでした。とても眠くて、描いている途中で寝てしまい、途中まで書いていたのが消えてしまいました。今回も少ないです。増やしていけるよう頑張ります。
街に向かって歩いていると6匹目のスライムを発見した。するとフェルは今まで通りに倒しに向かおうとした。
「フェル、ちょっといいか?」
「?どうしたの?」
「あのスライム、俺が倒して見たいんだが。」
「それはいいけど、大丈夫?」
「駄目だったらその時は頼む。」
(『頼む』ね。自分のことながら、なんだかんだでフェルのことを信じはじめてるのかね。)
「わかった!任せて!」
フェルをおいてスライムに向かって歩く。
(そういえば魔力量の半分の重量まで創り出せるんだったな。単位がグラムとかだったら倒せないんだが…)
「単位はキログラムです。こちらの世界での重量の単位は『ミノ』です。1グラムが10ミノにあたります。また、『キロ』に当たるものは存在しません。1キログラムは10000ミノにあたります。スキルを使用する際の単位はミノを使います。現時点で創り出す出せる重量は、500000ミノです。」
(なるほどな。じゃあ、大きい針みたいな形にして、本数は10本。重さは平等に50000ミノずつで。5メートルくらい上から落とせばいいか。)
《創造》
スライムは上から落ちてくるものに気づいた様子はない。スライムはいとも容易く貫かれて体を四散させた。それを確認してタケルは意識を手放した。
「タケル?大丈夫?」
目を覚ますと、目の前にフェルの顔があった。膝枕をされていることに気づき、顔が赤くなっていくのを感じた。
「っ!大丈夫だ。それよりスライムは倒せたか?」
膝枕から名残惜しくも離れて、尋ねる。スライムが飛び散ったのを見たが倒れる直前だったので、あまり自信がない。
「うん。スライムは倒せてたよ。けど…」
「けど、なんだ?」
「もう少し威力を落として欲しいかなって。魔石も砕けちゃったみたいでね…」
「それについては本当にすまん。」
「うんうん!大丈夫だよ。ほら、これ以上増えても運び辛いし…」
「そうか?ありがとな。」
「気にしないでいいよ。それにしても後どのくらいで街に着くの?」
「後少しだな。これなら夜までには着きそうだ。」
「よかった〜!流石に野宿は辛いし…」
「これからも一緒にいるなら野宿もすると思うが…どうするんだ?」
「戻るかってこと?」
「ああ。仲良い人くらいいたんだろ?」
(フェルはかなり顔立ちが整っている。そして魔法を使える。友達などもさぞ多いだろう。)
「え?あ、あー。まぁ、その、ね?」
「…そうか。」
(友達は居なかったみたいだな…)
「っと、そろそろ見えてきたぞ。」
「ほんとだ!ひとがたくさん並んでるね。」
「それだけ賑わってる街なんだな。俺たちも並ぶぞ。」
「どんなものがあるあるのかな?楽しみだね!」
「そうだな。」
そんな街の中の想像をしながらタケルたちは最後尾に並んだ。