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ただただ、幸せに…  作者: 緋月夜夏
ムニシヤ王国編
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第48話 下級竜(2)

屋台で毒消薬ポイズンポーションに加え、回復薬ライフポーション魔力薬スペルポーションも買う。

「10個ずつで頼む。」

「10個ずつか?全部で銀貨2枚でいいぞ。まいどあり!」

空間魔法にしまい、門へ向かう。


門を出て、下級竜ワイバーンがいるらしい『旧森人族領』へ向かう。

森人族は、簡単に言うとこの世界でのエルフの呼び方らしい。

森人族が正式な種族名らしいが、ほとんどの人はエルフと呼ぶらしい。

エルフは小山を1つの領として住むらしいのだが、昔、ここに龍種が住み着いたことで廃村のような様子になっているらしく、そこから下級竜が住み着いたらしい。

門から走って5分ほどでふもとに着いた。

ちなみに道中で会ったゴブリンやスライムは無視して走って来た。

上を見上げると、薄緑色のドラゴンが旋回して飛んでいる。

「じゃあ、早速狩るか!」

「はぁ…はぁ…あの…ご主人…様?少し休ませて…」

ルティが息も絶え絶えに言う。

「ご主人様…ステータスの…差を…考えてください…」

レイラの顔にも汗が浮かび、肩で息をしている。

「あっ…ごめん。」

「いえ…大丈夫です。」

レイラは深呼吸をしながら言った。

「ふぅ…と言うか…なんでわざわざ走ったの?転移魔法があったんじゃ…?」

「いや、それじゃつまらないだろ?」

「そ、そう…」


「下級竜って、ずっと飛んだままなのか?」

しばらく見ていたが一向に降りてくる気配がない。

「下級竜は夜中に数分だけ寝ているらしいわよ?」

「数分って…疲れたりしないのか?」

「まぁ、魔物ですしね。疲れとかは感じないんじゃないですか?」

「便利そうではあるが、なりたくはないな。」

「そうね。」

「じゃあ、とりあえず、打ち落とせばいいんだよな?」

「ええ。下級竜だがらレベル1の魔法でもバランスを崩して落ちて来ちゃうらしいわ。」

「わかった。色的に火属性が良さそうだな。…」

ちょうど俺たちの上に飛んで来たところに狙いを定める。

「いけっ、《ファイアボール》」

俺の狙い通りに上に飛んで来た下級竜の腹部に当たることができた。

そしてそのまま日は燃え広がって…

「…面倒だな、これ。」

「いや…普通レベル1の魔法で体の大半を消滅ってありえないから!しかも燃えたまま飛んでっちゃったし。」

「…これ俺に向いてないな…」

下級竜を撃ち落とすのはレイラとルティに任せることにした。

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