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ただただ、幸せに…  作者: 緋月夜夏
レビルム公国編
24/117

第23話 生活

夕食を食べ、部屋に戻る。

そこで問題が発生した。

「さて…どうやって寝るか。」

「どうやってって…普通に3人で寝ればいいんじゃない?」

「ああ、3人で寝るのはいいんだが…」

そう答え、ルティとレイラに向き直る。

レイラは俺が即答したのに少し驚いたようだ。

レイラは徐々に顔を赤らめているが、気にせずに質問する。

「2人って寝相いいか?」

「寝相?気にしたことないけど普通だと思うわ。」

「わ、私も、普通だと…思います。」

「そうか。それなら2人はいいとして…」

「あー、ご主人様は寝相が悪いの?」

ルティは察したらしく、申し訳なさそうに聞いてくる。

「ああ、朝起きると、たまにベッドから落ちてる。」

「それで、私達に聞いてきたんですか?」

「そういうことだ。」

「それなら私に任せて。考えがあるわ!」

ルティは自信満々といった表情で言う。

「どうするんだ?」

「んー、後のお楽しみね。」

そう言ってはぐらかされてしまった。

「それで、もう寝るの?」

「いや。もう少しやることがあるから。」

「私も手伝いますか?」

レイラが聞いてくるので、俺は左右に首を振る。

「大丈夫だよ。大したことじゃないから。ルティもね。2人は少し時間を潰しててくれる?」

「じゃあ、私はさっきの案をレイラに説明してるわ。」

「わかった。」

そう返事をすると、ルティはレイラを連れて部屋の隅に移動した。

それを確認し、ステータスを開く。

「ステータス」


_________________________


ヘルプ機能


名前:ミネギシ タケル(峯岸 武流)

年齢:15

職業:冒険者

Level:28(経験値 あと120でレベルアップ)

獲得経験値:1770

体力:145/145

魔力:40700/40700

物理攻撃:160

物理防御:310

魔力攻撃:12230

魔力防御:16360

魔法適正:火・水・風・土・光・闇・空間

ユニークスキル:創造

スキル:制限無効(level1)

魔法:火属性魔法(level2)

水属性魔法(level2)

風属性魔法(level2)

土属性魔法(level2)

光属性魔法(level2)

闇属性魔法(level2)

空間魔法(level1)

耐性:火属性耐性(中)

水属性耐性(中)

風属性耐性(中)

土属性耐性(中)

光属性耐性(中)

闇属性耐性(中)

毒耐性(小)

称号:ーーー


_________________________


(じゃあ、いつも通りつくっていくか。)

ヘルプに考えてもらうんだけどな。

(それで、昨日言ってたやつの中で5個選んで言ってくれ。)

「何か基準はありますか?」

(基準って?)

「つくるものを決める基準です。例えば、魔法関連や、肉体強化関連などです。」

(あー、それも全部任せていいか?)

「…わかりました。」

(最初の間に困ったような雰囲気があったんだが…ヘルプってもしかしてどこかに本体が存在してたりする?)

「…ノーコメントです。」

(まじか!?)

「それは置いておきましょう。」

(置いておくのか…)

結構驚いたんだが。

「私が5つおすすめするなら、1つ目は獲得経験値増加、2つ目が必要経験値減少です。レベルによって効果が上がります。獲得経験値は本来の経験値×レベルとし、必要経験値はユニークスキルなので、《制限無効》で、最終的には経験値が10くらいでレベルが上がるようにすれば良いのではないでしょうか。」

(昨日、言ってたやつだな。《創造》っと。)

「3つ目が完全耐性でしょうか。」

(どう言う効果なんだ?)

「あなたが考えた効果です。」

(あーそういえば、《制限無効》のスキルつくったときに言ってたな。ユニークスキルとか魔法を無効化できるのか?)

「後、スキルと物理攻撃もできるかもしれません。」

(ユニークスキルとスキルは別扱いなのか?まぁ、いいか。《創造》っと。今まで耐性を一つずつ作ってきた意味がないような気がするが…)

「《スキル統合》というスキルもあるので、余裕ができたら作ってみると良いかもしれません。」

(そんなスキルもあるのか。あと2つは?)

「4つ目は能力略取です。」

(すまん。略取ってどう言う意味だ?)

「略取は簡単に説明すると、相手の許可なく強制的に奪う、と言う意味です。倒した相手に触れると能力を奪える能力です。」

(うわっ、ひどいな。)

まだ知らない相手に同情した。

「あなたが第一ですので。」

(…そうか。ありがとな。《創造》)

「5つ目は眷属化なんてどうでしょうか?」

(ああ、いいな。それ。きっと眷属と経験値を共有できたりもできるよな。)

「はい。」

(じゃあ、《創造》っと。これでいいな。)


_________________________


ヘルプ機能


名前:ミネギシ タケル(峯岸 武流)

年齢:15

職業:冒険者

Level:28(経験値 あと120でレベルアップ)

獲得経験値:1770

体力:145/145

魔力:20350/40700

物理攻撃:160

物理防御:310

魔力攻撃:12230

魔力防御:16360

魔法適正:火・水・風・土・光・闇・空間

ユニークスキル:創造

獲得経験値増加

必要経験値減少

完全耐性

能力略取

スキル:制限無効(level1)

眷属化(level1)

魔法:火属性魔法(level2)

水属性魔法(level2)

風属性魔法(level2)

土属性魔法(level2)

光属性魔法(level2)

闇属性魔法(level2)

空間魔法(level1)

耐性:火属性耐性(中)

水属性耐性(中)

風属性耐性(中)

土属性耐性(中)

光属性耐性(中)

闇属性耐性(中)

毒耐性(小)

称号:ーーー


_________________________


「…ちゃんとできてますね。」

(?つくったんだから当然だろ?)

「内容のことです。例えばさっきあなたが《獲得経験値増加》と《必要経験値減少》をつくるまえに、私はレベルによって効果が上がると言いました。そのため、効果はレベルによって効果が上がるようになっています。ですが、もしあなたが経験値が増加する量が2倍くらいだと考えていたら、2倍から変動することはありません。」

(そういうことか。確かに経験値が増えるって考えたら2倍とか勝手に考えちゃうな。)

「能力略取も同様です。能力を奪えると考えた時に触れる以外で考えたなら、その通りになります。相手を食べて奪うと考えたら食べないと奪えません。」

(それは嫌だな。そうならないようにヘルプが誘導してくれたってことか。)

「騙すようなことをしてしまい申し訳ありません。」

(いや、便利になったんだから謝られても困るよ。)

「ありがとうございます。」

(こちらこそ、これからも頼むな。)

「はい。」


「2人とも、そろそろ寝るか?」

「ええ。」「は、はい。」

レイラの顔が心なしか赤い気がする。

「レイラ、どうかしたか?」

「い、いえ。大丈夫です!」

「そうか。」

(本人が言ってるなら大丈夫か。)

「それで、ルティ?どうするんだ?」

「ええ。まずはご主人様が真ん中に寝て。」

「…そうすると2人のことを蹴ったりするかもしれないぞ。」

「いいから。」

ルティにそう言われ、ベッドの真ん中に寝転がる。

すると2人は左右から俺の腕を掴んだ。

「ちょ、おい。」

「まだ動かないで。」

ルティはそう言うがはやいか脚も絡ませてきた。

レイラも脚を絡ませてくる。

「これなら寝返りとかうてないでしょ?」

「確かに寝返りはできないが…」

「嫌?」

改めてルティの顔を見ると少し赤くなっていた。

「うっ。」

恥ずかしくなって反対側を見るとレイラと目があった。

レイラはルティ以上に真っ赤になっている。

「れ、レイラも無理しなくていいんだぞ?」

「嫌…ですか?」

潤んだ目でそう言われ、俺は抵抗をやめた。

誤字・脱字がありましたら教えてくださると幸いです。

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