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ちなみに、泊まっていた部屋はホテルのような部屋の作りで………っという感じだ
シロは俺の隣の部屋だ
「うおーい。俺だ。あけてくれー。」
ドアをノックしつつ、中に入る
「せめて確認しろ。」
「確認したジャン。あと、無用心だぞ。」
「………まぁ。良いや。入れ。」
部屋の中の内装は俺の部屋と変わらない内装だが、一箇所だけ違う点があった
机の上に置かれた、武器
「おま………。銃………か?それ。」
「AKS47。知らない奴はいないだろうな。」
「そうじゃなくて、なんで銃があるんだ?」
「武装スキル………らしい。」
スキルか………そういえばシロのスキルは武装だったな
もしかして、銃や武器をいくらでも作れるってわけか?
「すげえな。そのスキル。くれ!」
「やらん。って、言いたいところなんだが、ちょっとこれを見てくれ。」
そう言って差し出されたのは、スキルブックを差し出される
そこにはスキルの欄には、スキルポイントを消費して、スキルを手に入れる………っと、書かれていた
「多分だが、スキルポイントを消費して、新しいスキルを手に入れるものだと思う。」
「ああ、そういうためのスキルポイントか………。」
俺自身のスキルブックは部屋に置いてきてしまっているし、シロのを見せてもらうことにした
肩と肩がぶつかるほどの近さで隣り合い、二人でベットに座って読む
「………。襲わないでね?」
「殺したいけどな?」
「ごめんなさい。」
まじめにやろう
自分の命がかかっているのだから
「まず、俺がさっきの間に調べたのはこれだ。」
そういって指をさしてしめしたのは、スキルポイントの欄
「まず、スキルポイントをタッチすると、なにに使うのか?という疑問詞が出てくる。この場合、俺が最初から持っているスキルの武装だな。それか、新しいスキルを習得するか?となる。」
「ふむ、新しいスキルか?」
「ああ、ざっと見た感じ、さすが異世界のスキル。変なのから役に立ちそうなものまで様々だ。」
本のページをめくると、底には新たなスキルを手に入れる。を選択した先の事が書かれていた
スキルも、かなり沢山あるようだ
「んで、これが気になってる。」
「スキル………コピー?」
スキルコピー ポイント20ポイント
自分以外の人のスキルをコピーできる。
但し、相手の許可がないと使用不可能
「ふむ、よくあるスキル強奪ではなく、コピー。そして相手の許可が必要………か。」
「あぁ、まだお前のしか見てないが、俺のスキル欄にアイテムボックスは無かった。それが欲しい。」
「別にいいけど?なら、その武装スキルもれえる?」
「まぁ、良いか。」
「なら、本とって来るわ。」
そう言って俺は一度部屋を出た