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⑹『矛盾帝国』

⑹『矛盾帝国』



矛盾する、矛盾する、確かにその現象は矛盾するのが、矛盾帝国だとしたら、我々は矛盾帝国を忘却できるだろうか、いや、できまい。飽くまでも、その現象を俯瞰しながら、対象を精査するも、文字に記するだけである。



その矛盾を、何と呼べば良い、分からないな、元々が、分からないものだから。だからと言って、放置してはいけないし、自然に任せて、変容するのを待とう。バベルの塔だか何だか知らないが、それ以外のものとして、矛盾帝国は存在するのだ。



良いだろう、良いだろう、それはそれで、自分はそれを認めるしかない。でえあるからして、認めるしかかないのは、矛盾帝国のことだ。様々に、色、形を変えて、帝国が変容してきたように、矛盾帝国も、変容するだろうから。

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